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新居浜太鼓祭り「神事としての価値」を高める、大足智姫神社の巫女さんにインタビュー

新居浜BuzzSpot!
2022/10/14
2024/3/7
新居浜太鼓祭り「神事としての価値」を高める、大足智姫神社の巫女さんにインタビュー

神事としての価値を高めるために

大足智姫※1とその息子である應神天皇※2を祭神として祀る大足智姫神社(おおたらちひめじんじゃ)。氏子の太鼓台である松神子太鼓台と又野太鼓台は同じ祭神を祀る八旛神社での奉納行事に古くから客員太鼓として参加してきました。そんな大足智姫神社ですが、2010年頃に長らく不在だった神主が就任したことで神事を執り行えるようになり、毎年10月17日に行われる多喜浜駅前かきくらべの後に神社祭を開催したり新たに御神輿を建造するなど、太鼓祭りの「神事としての価値」を高めるため様々な取り組みを行っています。中でも2年ほど前から巫女の神事参加とその活動伝承に力を入れているそうで、今回はその稽古の様子を取材してきました。

※1 大足智姫=神功皇后(じんぐうこうごう)=息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)
※2 應神天皇(おうじんてんのう)=誉田別命(ほんだわけのみこと)

巫女さんにインタビュー

浦安の舞練習風景

ーはじめまして。巫女として大足智姫神社に仕えることになったきっかけを教えてください。

大足智姫神社のお世話をしている職場の先輩に声をかけていただいたのが活動のきっかけです。私自身、大人になってから仕事以外に趣味や特技もなく、何かライフワークが欲しいと考えていたところだったので二つ返事でOKしました。生まれも育ちも新居浜ですが、地元に太鼓台がない環境で育ったので、こうして地域の伝統行事に関わっていけるのを大変嬉しく思っています。

豊栄の舞 練習風景

ー素敵な衣装ですね。やはり身に纏うと気分は変わりますか?

とても清らかな気持ちになります。女の子なら一度は白衣と緋袴に憧れたことがあると思うのですが、それが叶ったという喜びもあります。最近では各地の神社を巡るのが好きになったりするなど、自分の価値観の変化も感じていますね。

浦安の舞は扇舞と鈴舞で構成されています

ー活動の中で苦労されたことはありますか?

舞いの稽古ですね。先生がいなかったので最初は動画サイトを見て振り付けを覚えるところから始めたのですが、なかなかものにできず苦労しました。今は舞だけでなく道具の使い方や所作など、少しずつできることを増やそうと頑張っています。もちろん大変なことだけでなく、昨年参加した神事では見にきていた小さい女の子たちが「どうやったらなれるの?」と尋ねてきてくれました。「伝統行事ってこうして繋がっていくのかな?」と嬉しくなりましたよ。

鉾鈴の音が美しいです

ー今年は3年ぶりに新居浜太鼓祭りが開催されますが、その意気込みを聞かせてください。

太鼓台とともに渡御して神事を行うのは初めてなので緊張もありますが、巫女の立場から少しでも大足智姫神社祭、新居浜太鼓祭りを盛り上げられるように頑張ります。舞いはもちろん、密かに練習している姫太鼓も披露できればと考えています。まだまだ至らぬところも多くあると思いますが、応援よろしくお願いします!

秋祭りの予定

3年ぶりの開催となる新居浜太鼓祭り。大足智姫神社では例年よりも規模を拡大して神事を執り行う予定です。10月16日の氏見せ、17日の渡御の道中、多喜浜駅などで舞いが披露されます。行列には巫女さんに憧れる稚児さんも参加します。また今年は太鼓台による神輿渡しも行われるとのこと。詳細は大足智姫神社のInstagramおよびTwitterアカウントをご覧ください。10月16,17,18日は新居浜で会いましょう!

大足智姫神社【公式】 Instagramはこちら

大足智姫神社【公式】巫女 Twitterはこちら

17日はお餅も配られます

今年の多喜浜駅前かきくらべはYouTubeで生配信!

2022年10月17日(月)午後4時半から、新居浜太鼓祭り「多喜浜駅前かきくらべ」がYouTubeで生配信されます!当日は勇壮なかきくらべの様子をぜひリアルタイムでご覧ください!

新居浜太鼓祭り 特設ページはこちら

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