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西新井大師風鈴祭りが開催中!全国から集められた風鈴の涼感溢れる響き

更新日:2021/7/27 obaq
西新井大師風鈴祭りが開催中!全国から集められた風鈴の涼感溢れる響き

東京都足立区の夏の風物詩として定着する「西新井大師風鈴祭り」

日本は四季に恵まれていますが、夏の猛暑を苦手にしている人は少なくないことでしょう。エアコンの効いた部屋にいると出づらくなるものですが、自然の風を感じることによって涼を求めることもできます。風鈴の繊細な音は暑さを和らげてくれることでしょう。東京都足立区に堂宇を構える西新井大師では、1999年から盛夏に「西新井大師風鈴祭り」が開催され、足立区の夏の風物詩として定着しています。2021年の実施期間は7月23日~8月1日です。

西新井大師の大本堂

西新井大師の大本堂に掲示される「西新井大師風鈴祭り」の案内ボード

西新井大師は真言宗豊山派の寺院です。弘法大師空海が関東巡錫の道すがらの826年に、本尊の十一面観音を奉納したことに始まると伝わります。

西新井大師の山門

西新井大師の大本堂の西に建つ弘法大師立像

西新井大師の大本堂前でシンフォニーを演奏しているかのような数百の風鈴

毎年、初詣時期には大勢の人々が参詣に訪れる大本堂前に、夏季には風鈴を展示するテントが設置されます。コの字を描くテントには、数百の風鈴が吊るされています。境内を吹き抜ける風に合わせて、全ての風鈴が個性的な音色を響かせます。材質や形状によって風鈴の響きは異なりますが、一斉に鳴るとシンフォニーを演奏しているかのようです。境内の隅々にまで涼感を漂わせたサウンドが広がります。

初詣時期の大本堂

大本堂前に設置された風鈴を展示するテント

大本堂前に設置された風鈴を展示するテント

大本堂前に設置された風鈴を展示するテント

風鈴を展示するテント

風鈴を展示するテント

風鈴を展示するテント

日本の伝統を感じることができる陶器の風鈴

テント内には全国各地からの風鈴が集められ、種類の多さに驚かされます。陶器や工芸ガラスなどの素材を使ったものがずらりと並び、陶器市か工芸ガラスの見本市のようです。陶器を用いた風鈴には、各々の地域の伝統的な表現が活かされており一年中、室内インテリアとして飾ることもできそうです。

茨城県の笠間焼風鈴

愛知県の瀬戸風鈴

愛知県の常滑焼風鈴

岐阜県の美濃焼風鈴

滋賀県の信楽焼風鈴

兵庫県の出石焼風鈴

岡山県の備前焼風鈴

佐賀県の伊万里焼風鈴

佐賀県の有田焼風鈴

長崎県の波佐見焼風鈴

音色にも透明感が感じられる工芸ガラスの風鈴

陶器の風鈴には日本古来の伝統を感じることができますが、工芸ガラスを利用すると響く音色にも透明感が感じられるかもしれません。

北海道のぎやまん風鈴

青森県の津軽びいどろ風鈴

群馬県の藤岡ガラス風鈴

埼玉県の奥武蔵ガラス風鈴

石川県の能登島ガラス風鈴

広島県の太田川風鈴

山口県の萩ガラス風鈴

香川ガラス風鈴

ユニークなデザインの風鈴

陶器や工芸ガラスばかりでなく、意外なものを素材に使った風鈴も数多く見かけられます。ユニークなデザインの風鈴を眺めながらテントの中を歩いていると、コレクションをしたくなる人も少なくないことでしょう。

青森県の花笠ねぶた風鈴

岩手県の南部風鈴

秋田県の御殿毬風鈴

静岡県の竹千筋風鈴

富山県の高岡青銅風鈴

福井県の越前和紙風水母風鈴

和歌山県の備長炭風鈴

島根県のしまねっこ風鈴

熊本県のくまもん風鈴

沖縄県のサンゴ風鈴

東京都足立区の西新井大師では1999年から盛夏に「西新井大師風鈴祭り」が開催されています。大本堂前に風鈴を展示するテントが設置され、全国各地から集められた数百種類の風鈴が個性的な音色を響かせます。バラエティー豊富な風鈴を眺めているとコレクションをしたくなる人も少なくないことでしょう。

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
2010年より旅行系のフリーライターとして各種メディアで記事の執筆を行っております。「おまつり」には各々の地域の歴史や伝統、文化が凝縮しています。関東地方で開催されている「おまつり」を中心に、その魅力を紹介して参ります。

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