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神輿なしではお祭りじゃない!お神輿の魅力を満喫できる祭り【2019年版】

2019/5/5
2020/6/6
神輿なしではお祭りじゃない!お神輿の魅力を満喫できる祭り【2019年版】

No 神輿、No Summer!

空前絶後の大型連休もいよいよ終わり。
憂鬱な5月病、、、ではなく暑いアツイお祭りのシーズンが始まります!
5月を誰よりも心待ちにしているのは、そう「神輿 Lover」です。

今年もより多くの方々(特に今までお神輿に全く興味のなかった方)にお神輿を楽しんでもらいたい。という想いからお神輿の魅力と5月〜6月の筆者オススメのお祭りをご紹介。
令和最初の夏はお神輿で盛り上がりましょう!

 そもそもお神輿って何?!

神輿(みこし/しんよ)とは、お祭りの祭に神社の神様が氏子地域内を回る為にお乗りになる「輿」のこと。
神様はそのお神輿に乗って自分の管理している地域を回り災厄や穢れを吸収して清めていきます。

お神輿の発祥の地とされているのは大分県宇佐市に鎮座する「宇佐神宮」です。宇佐神宮は全国に4万社ある「八幡社」の総本宮です。
宇佐神宮に祀られている八幡大神(はちまんおおかみ)は奈良の東大寺の大仏鋳造の深く関わっており(詳しくはこちら)、完成後には宇佐神宮から東大寺まで拝する為訪れています。
その際に八幡大神を乗せたのが紫の輿(こし)に乗って東大寺を訪れたと言われており、その輿が現在のお神輿の起源と言われています。

お神輿を担いで回ることを「神輿渡御」または「神幸祭」と言います。
お祭りの当日に神社で神体や依り代などを神輿に移し、神社を出発。<宮出し>
その後、各氏子町会を順々に渡って行き、<町内渡御>
最後にまた神社に帰ってきます。<宮入>

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ちなみにお祭りを訪れると良く行列の先頭に赤く高い鼻のお面に一本下駄を履いた天狗様が歩いているのを見かけると思います。この天狗様は「猿田彦(サルタヒコ)」と呼ばれる神様です。
何故、お祭りの先頭に天狗が登場するのか?猿田彦は日本書紀に登場する神様で、天皇のご先祖様達が初めて天界から日本に降り立つ際に彼らの道案内をしたと言われています。
その為、今でも多くのお祭りの神幸祭でも神様を乗せたお神輿の先頭を猿田彦が務めています。

お祭りを知ると、日本の歴史も知ることが出来ます!
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魅力は担ぎ手たちの熱気

神輿の重さは小さいものでも数百キロ。大きな神社の神輿になると1トンを超えるものも!!

鳥越神社のお神輿
都内最重量と言われる鳥越神社のお神輿は4tと言われています。

そんな重たいものを担ぐためには沢山の担ぎ手が必要。
大きなお祭りでは1つの神輿に1000人以上が集まることもあります。
そんな数の担ぎ手たちが掛け声合わせて神輿を担ぎ上げる姿は本当に壮観!

見ている側も思わず一緒に声を出したくなります。

三社祭を待ちわびるひと
出番を待ちわびる担ぎ手の方々(三社祭 2016年5月)

クライマックスは宮入

各町会を回って最後に神社に帰ってくる<宮入>。
この宮入が神輿渡御の一番のクライマックスです。
宮入が完了するとその年のお祭りは終了。。。
ずっと担いでいたい担ぎ手たちの興奮は神社の前で最高潮になります!

宮入の完了を告げる拍子木の音がなると担ぎ手・観客の中からため息が出ます。
最後に全員で締めの3本締めをする際には感極まって泣いている人もいるほどです。

宮入の瞬間
神社に戻っていくお神輿(三崎稲荷神社 2018年5月)

神輿を見るときのルールは2つ!

1)観客も一緒に盛り上ろう!

お神輿は担ぎ手たちだけで楽しむものではなく、見ている人たちも一緒に盛り上がって良いのです。
神輿が来たら担ぎ手達の掛け声に合わせて手拍子や掛け声で盛り上げましょう♪
見ている人たちが盛り上がると担ぎ手の方々のテンションも上がっていき、LIVEの様な一体感が出てきます。

2)担ぎ手・地元の人ファースト!

良い写真を撮ろうと夢中で神輿にドンドン近く人がいますが、これはとても危険!
突然神輿が突っ込んでくることや担ぎ手の方とのトラブルに繋がる場合も。。
あくまでお祭りは地元の人たちの為に行われるものですので、地元・担ぎ手ファーストでトラブルの無い様に観戦しましょう。

百聞は一見に如かず、お神輿を見に行こう!

神輿の魅力は文字でも写真でもyoutubeでも伝わりきらないLIVE感です。
これを機に神輿に少しでも興味が湧いた方にオススメなお祭り3選がこちら。

1)神田神社 神田祭(5/9〜5/15)

「天下祭」とも言われるお祭りで、2年に1度の本祭が今年2019年に開催されます!
5月11日(土)と12日(日)の2日間で108の町会から200基のお神輿が町中を練り歩きます。
神田明神では5月12日(日)の朝から晩まで続々と各町会のお神輿が<宮入>してきます。

また、秋葉原では大通りがこの日だけは車ではなく数十のお神輿が道路を埋め尽くします。
大手町・日本橋・秋葉原と東京の中心とも言える地域がこの期間はお祭りムードで盛り上がります。

ちなみに今年もお祭りの開催に合わせて龍角散の特別CMが放送されています。


公式HP:https://www.kandamyoujin.or.jp/kandamatsuri/
開催日:2019年5月11日(土)・5月12日(日)
開催場所:神田神社
アクセス:〒101-0021 東京都千代田区外神田2-16-2

JR中央線 御茶ノ水駅 徒歩5分

2)三社祭(5/17〜5/19)

言わずとしれた神輿の祭典。2日間浅草では町中からお囃子と担ぎ手の掛け声が聞こえます。
日本中の祭り好きが集まる最高の2日間。
最大の見せ場は日曜朝6時から始まる「宮出し」。江戸っ子たちの年に1度の最大の楽しみ。
このお祭りにきたらあなたも神輿を担ぎたくなる!!

着物に着替え、人力車に乗りながらの神輿鑑賞はインスタ映え?!笑

三社祭

公式HP:http://www.sanjasama.jp/
開催日:2019年5月17日(金)~5月18日(日)
開催場所:浅草神社
アクセス:〒111-0032 東京都台東区浅草2-3-1
地下鉄/東京メトロ銀座線浅草駅から徒歩7分

3)鳥越祭(6/8〜6/9)

都内最重量と噂される本社神輿。
宮入の際には、神輿に沢山の提灯を付けます。高張提灯に先導されながら夜の街を進んでいきます。
その幻想的な様子から「鳥越の夜祭り」とも言われています。
担ぎ手たちの熱気の入った掛け声と神輿に取り付けられた鈴の綺麗な音のハーモニーはもはや芸術的。

鳥越祭

公式HP:http://www.city.taito.lg.jp/index/event/kanko/torikoematsuri.html
開催日:2019年6月8日(土)~6月9日(日)
開催場所:鳥越神社
アクセス:〒111-0054 東京都台東区鳥越2−4−1
都営地下鉄浅草線 蔵前駅 徒歩6分

4)水戸黄門まつり(8/3〜8/4)

日本最大級の市民神輿が今年登場?!
毎年8月第1週に開催される茨城県最大の市民まつり「水戸黄門まつり」。2019年には59回目を数えるこのお祭りでは
今年からお祭りのテーマを「魅せる」「体験」に一新し、企画内容を大きく変更するとのこと。
その目玉として注目されているのが、目下制作中のお神輿です。通常の大人神輿の倍のサイズ(台輪が5尺)を誇る
日本一の大神輿が今年の水戸黄門まつりでは見ることが出来るそう。

製作の様子も定期的に更新されています。製作過程の写真を見るだけでもその大きさに驚かされます。
製作の様子はこちら:http://www.suijinren.com/

公式HP:http://www.city.taito.lg.jp/index/event/kanko/torikoematsuri.html
開催日:2019年8月3日(土)~8月4日(日)
開催場所:茨城県水戸市
アクセス:JR水戸駅 周辺

いかがでしたでしょうか。この記事を機会にお神輿に少しでも関心を持っていただければ幸いです♪

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