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大立山まつり「奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり」踊りに太鼓に時代行列!奈良グルメも ほぐほぐ!

更新日:2020/2/1 佐々木 美佳
大立山まつり「奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり」踊りに太鼓に時代行列!奈良グルメも ほぐほぐ!

◆奈良時代から1300年の歴史!世界遺産「平城宮跡」

平城宮(へいじょうきゅう)」は奈良時代の政治の中心で、天皇の住まいや官公庁が集まる場所。甲子園球場30個分もの巨大な敷地があり、朱雀門はその入口です。
平城宮跡マップを見ると「朱雀門の前だけで、こんなに広いの?!」と驚愕。

そんな朱雀門ひろばを中心に「奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり」(ほぐほぐまつり)は行われます。

「ほぐほぐ」という言葉の意味は奈良観光公式サイトWEBより抜粋によると
『万葉集に「あしひきの 山の木末の ほよ取りて かざしつらくは 千年寿くとそ」という大伴家持の一首があります。ヤドリギを髪に挿して千年続く命を祈ったこの歌は、天平時代に宴席で詠まれました。長寿を祝うことばの響きと意味に出合い、祭りに集まる皆さんにもそうあってもらいたいと思ったのがこの名前の由来です。』と書かれています。

白い礼服と礼冠を着用した女帝・称徳天皇が朱雀門から入場。実際、お正月に天皇も朱雀門へいらっしゃったという場所です。

また、もうひとつのお祭りの名前「大立山まつり」の「立山(たてやま)」とは人形(ひとがた)を身代わりとして厄を落とす奈良の風習からきています。

2020年は「御代替り」や「桃太郎」の立山が公開され、平城宮の両側には四天王の大立山が設置されています。

オープニングは吉川八幡神社 宮司 音楽監修「天地雅楽」による演奏。
フュージョン系のプロによるライブを観に来たような音源に圧倒されます。

朱雀門でのオープニング演奏が終わると、朱雀門ひろば中央に設置された「ひろばステージ」にて奈良県の伝統芸能が行われます。

ステージの両側には奈良グルメのテントが立ち並び、暖かいテントの中で食事をいただけます。

また「平城宮いざない館」や「天平みはらし館」などではお坊さんの講和や絵画の展示、奈良の歴史のVRシアターなど様々なイベントが同時進行で行われてます。

◆鬼も踊る!子供の獅子舞も!奈良県の伝統行事

奈良県各地のさまざまな伝統行事がひろば中央のステージで行われます。
その中でも特色あふれる舞台をご紹介いたします。


天理市無形文化財「紅しで踊り 天理市 毎年9月23日
大和神社で行われる五穀豊穣を祈る雨ごいの踊りです。もとは白色の幣(しで)を使っていましたが女性が踊るため紅色に染められたといわれています。


大和すくね相撲甚句 桜井市
相撲発祥の地・桜井市らしい演目「相撲甚句(すもうじんく)」。
「甚句」とは相撲の巡業の際に披露される民謡。」で、詩は七五調の囃子歌になっており、途中に「ほい」「どすこい、どすこい」と合いの手が入ります。


鬼火の祭典 吉野町 毎年2月1日~3日(鬼火の祭典)3日(節分会)
金峯山寺の節分は「福は内、鬼も内」と唱え、鬼の調伏式では全国から追いやられた鬼を迎え入れ、良い鬼に改心させます。
ほぐほぐまつりでは「鬼おどり」を披露。この続きは「吉野山in鬼フェス」へ。宿にも鬼が現れます!


へぐり時代祭り 平群町 毎年4月最終週の祝日
平群町に関わりのある歴史人物偉人たちが町内を練り歩く「時代行列」。春のお祭りでは300名以上の行列になり、歴史上の人物に扮した参加者も募集しています。
ほぐほぐまつりでは朱雀門を出発して、朱雀門ひろばを一周します。


広陵金明太鼓
大太鼓、中太鼓、桶太鼓、締太鼓等による迫力と笑顔あふれる演奏。古代からの魂レベルに訴えかける太鼓の音を体感できます。


なもで踊り 安堵町 飽波神社 毎年10月第4土曜日
なもで踊りは風流踊りが元であるという太鼓踊りの一つで、約100年ぶりに復活させた雨ごいの踊りです。


バサラ祭り 奈良市
公式サイトより抜粋
『バサラ(婆裟羅)とは、本来、鎌倉、室町時代に流行した風潮で、音楽や舞楽などで、わざと拍子をはずし、自由に、目立つように演じること。南北朝時代には、人の目を驚かす派手な衣装、粋なふるまいが、動乱期の美意識、価値観を端的にあらわし、当時の流行語にもなったといわれています。「バサラ祭り」は、 そのパワーとエネルギーを現代によみがえらせる古都・ 奈良の新しい夏祭りです。』


ちびっ子桧垣本座 大淀町
公式サイトによると『猿楽というのは、奈良時代に中国から伝来した「散楽」が発展したもの』。
ほぐほぐ祭りでは結婚式などお祝いの席で歌われる有名な「高砂」が披露されました。


菅野の獅子舞 御杖村
緑と赤の二頭の獅子舞のあと、ちびっこ獅子舞が肩車されて、扇や刀の舞をして盛り上げます。

◆珍しいジビエ鍋など奈良グルメを ほぐほぐ!

全国的に有名な天理ラーメンをはじめ、ご当地の特産品を使った鍋やジビエグルメ、食べ歩きにもぴったりな斑鳩名物「竜田揚げ」、神野山名物「シシ肉まん」、スイーツは「天河プリン」、生駒市「黒豆雑穀ぜんざい」、イチゴ「あすかルビー」「古都華」の販売とおいしい名物がたくさん用意されています。


献上飛鳥鍋 コラーゲンたっぷりの牛乳鍋です。


高取町 翁鍋 やさしい甘味の翁餅がおいしい。先着200名にお茶のプレゼント。

◆奈良のゆるキャラ、いくつ知ってる?

朱雀門ひろばには奈良県のゆるキャラが次々に登場。
プロバスケットチームの鹿のキャラ「シカッチェ」、葛城市「蓮花ちゃん」、橿原市「さららちゃん」や、台車に載って自力で動けないキャラも見かけました。

ゆるキャラはステージにも参加。
平城宮リレーマラソンの表彰式には「せんとくん」も登場。

ほぐほぐまつりでありがたいなと感じたのは、JR奈良駅と近鉄大和西大寺駅から無料の送迎バスが15分間隔くらいで出ていること。
また広い会場ですが大きな建物もたくさんあるため、トイレの心配は全くなし。
綺麗なトイレで混雑も全くありませんでした。

休憩所や建物の中での展示物やものづくり体験などもあり、雨でも大丈夫。
子供向けに有料の屋台やセグウェイの体験乗車もあり、家族連れでも一日中楽しめます。

天平装束の体験もできるのも奈良ならでは。
レンタル着物はあっても、天平装束を着られる機会はなかなかありません。
会場では何人かの若い女の子が着ていて屋台の列に並んでいるのも見かけました。

楽しいお祭りもいよいよクライマックス。
奈良の和尚様たちも朱雀門へ参進。宮中行事の御斎会(ごさいえ)を再現され、刀が返上されます。

華やかなフィナーレの音楽が「天地雅楽」によって奏でられ、散華が行われます。

◆平城宮から若草山焼きの遠景も楽しもう

毎年1月第四土曜に行われる「若草山焼き」は平城宮跡からも見られ、遠景の撮影スポットでもあります。
今回は無料バスで奈良駅に向かい、奈良公園から撮影
非常に珍しい新作の花火も打ちあがりました。

若草山焼き「奈良礼賛大花火」幽霊も喜ぶ花火?!

平城宮ではほかに、春「平城宮天平祭・春」、夏「天平たなばた祭り」、秋「みつきうまし祭り」も開催されます。

「ほぐほぐまつり」は、はじめての奈良に触れる、奈良初心者にやさしいお祭りでした。

大立山まつり「奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり」
TEL:0742-27-8974 奈良県冬季誘客イベント「大立山まつり」実行委員会
https://hoguhogunara.jp/

※写真は2020年に撮影。年度によって内容は変動の可能性がございます。

佐々木 美佳
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
毎日「京都散歩の旅」なカメラマン。
舞台、雅な文化、民俗風習、旅が好き。
instagram @kyoto.photographer
https://earth-traveler.com/

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