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巨大な山車が町内を練り歩く!近江八幡の「左義長まつり」をレポート

2019/4/1
2020/8/29
巨大な山車が町内を練り歩く!近江八幡の「左義長まつり」をレポート

水郷めぐりが国内外の観光客から人気の滋賀県近江八幡にて、毎年3月に開催されているのが「左義長まつり」です。このお祭りはたくさんの出店が出るだけでなく、とても大きな山車(だし)が町内を歩き、見ごたえバツグンです。

 

今回は滋賀県に直接おもむき、そんな左義長まつりを間近で見てきました。

1:あの織田信長も楽しんだ由緒正しき祭り

 

 

JR「近江八幡駅」より近江鉄道バスに乗り、開催場所である「日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)」の近くへ。左義長まつり開催中は交通規制のため「ウォーリーズ学園前」がもっとも近いバス停となります。

 

 

日牟禮八幡宮前。第13代成務天皇の時代にその起源を持つ神社であり、この左義長まつり、そして毎年4月に行われる「八幡まつり」の舞台として全国的に知られています。

 

 

左義長まつりはもともと古代漢王朝の時代に興ったものが起源とされているのですが、日本国内においても戦国時代後期よりこの近江八幡をはじめ日本各地で行われるようになったとされています。この近江の左義長まつりにおいて大きな関わりを持っていたと言われている人物が、戦国武将として知られる織田信長。派手好きであった信長は安土城下で行われていたこの祭りに対し、自ら積極的に参加をしたと言われています。

 

 

境内には様々な出店が勢ぞろい。

 

 

食べ物だけでなく、パチンコ台やスマートボール、射的といった懐かしさが感じられるものも。

 

 

これは左義長まつり名物の「竹羊羹」。

日持ちはしないため、買ったその日か翌日に食べることをおすすめされました。

 

 

広場には今回の主役である山車がズラリ。

関西圏において山車と言えば大阪の「だんじり祭り」や京都の「祇園祭」が有名ですが、こちらのものもカラフルでド迫力です。

このお祭りでは近江八幡の各区域を代表した山車が13台登場します。

 

2:ド迫力の山車練り歩き

 

 

14時ごろに左義長まつりのメインイベントのひとつである「左義長渡御出発」が開始。たくさんの男衆に支えられ、一台ずつ神社を出ていきます。

 

 

近江八幡の街を練り歩く、色どり豊かな山車の群れ。

 

「チョウヤレ、チョウヤレ」という掛け声とともに、勇ましく練り歩いていきます。

 

 

途中、山車が傾くなど危ない場面も少なからずありましたが、そこは助けあいと支えあいでカバー。

 

 

山車の担ぎ手は若い男性だけではなく、女性や子供たちも。

 

 

個性的なメイクで着飾った担ぎ手も。

 

 

風に舞う飾り(赤紙)。

ところどころで電柱に引っかかったり、地面に落ちたりしています。

 

 

熱気のためか、先ほどまでの曇り空も晴れてきました。

 

 

途中で何度か十分程度の休憩を挟みながら進んでいきます。やはり担ぎ手の体力の消耗はすさまじいようですね。休憩の際は、同行していた人間が食べ物や飲み物を提供し、サポートするという形になっているようです。

 

 

左義長まつり仕様のとびだし坊や。

 

 

建物ギリギリのところを進んでいくという、見てる側からはハラハラな場面も。

 

 

十字路でダイナミックな方向転換を決める山車。

担ぎ手たちの体力と連携が強く求められます。

 

 

こうして、3時間以上かけて十三台の山車は町内をめぐり歩き、神社へと戻っていきます。

 

3:近江八幡の奇祭を間近で楽しもう

 

この他にも左義長まつりでは、山車同士のケンカや火祭りなど、様々なイベントが二日間にわたって行われます。その光景はいずれも迫力満点で、関西のみならず他地方からも毎年多くの方が訪れるほどです。

 

お祭り好きであれば、左義長まつりをチェックしておいて損はないでしょう。

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