Now Loading...

三社祭のフィナーレを飾る3基の本社神輿渡御!浅草の町を練り歩き、宮入で最高潮に

更新日:2023/5/26 高橋 佑馬
三社祭のフィナーレを飾る3基の本社神輿渡御!浅草の町を練り歩き、宮入で最高潮に

4年ぶり通常開催

言わずと知れた東京は浅草のお祭り「三社祭」。毎年5月第三土曜日を基点とした金土日の三日間で開催される下町のお祭りです。今年は5月19日から21日の三日間で、実に4年ぶりに通常規模での開催となりました!

三社祭

最終日の5月21日は、三社祭のフィナーレを飾る3基の本社神輿が繰り出す日。浅草の各町を3基が練り歩き、夕刻には浅草神社への宮入が行われクライマックスを迎えます。また3基以外にも、各町会のお神輿がそれぞれの町内を練り歩き、浅草中が盛り上がる日です。それでは今年の三社祭の様子をお伝えしましょう!

3基の本社神輿が練り歩く

浅草神社の例大祭として開催されている三社祭。その歴史は鎌倉時代まで遡り、1312年(正和元年)に行われた「舟祭」が起源と言われています。「三社」という神社の名称はお隣の浅草寺の創建に関わった3人を祀っていることに由来し、三社祭で出る3基の本社神輿には、一之宮に土師真中知(はぢのまなかち)、二之宮に檜前浜成(ひのくまのはまなり)、三之宮に檜前竹成(ひのくまのたけなり)とその3人の御神霊が移され浅草の町を練り歩きます。

三社祭浅草神社の拝殿には、三社祭に合わせ多くの方が参拝しようと並んでいる。

浅草神社の境内には、本社神輿の今年の渡御ルートが掲示されていました!また都度アナウンスで、3基のお神輿がどこの町会を渡御中か教えてくれているのもありがたいです。

三社祭

浅草神社を出て周りの町を歩いてみると、早速お神輿に遭遇しました。こちらは浅草神社の西部を渡御する一之宮のお神輿です!ちょうど千束通り商店街の渡御へ向け、準備をしているご様子。

三社祭

一本締めで勢いよく担ぎ上げられました!掛け声に活気があります。

三社祭

商店街を浅草寺方面へと進んでいく一之宮。お神輿を揺らしながら前へと向かい、すごい盛り上がりです!

三社祭

お次は二之宮に出会いました。二之宮は浅草寺の仲見世をはじめ、浅草神社の南部を担当します。こちらは名物の”どぜう鍋”を提供する老舗、駒形どぜうさんとの共演です!

三社祭

江戸通りへと繰り出す二之宮のお神輿。大通りへ堂々と進んでいけるのも、お神輿渡御の魅力の一つですね!

三社祭

賑やかに渡御していきますよ!

三社祭

二之宮は続いて江戸通りから一本東側へ入り、隅田川沿いの細道へ。大きなお神輿が狭い道を通っていく迫力ある場面ですが、女性の皆様が担ぎ盛り上げていました!

三社祭

日も傾き始めた18時頃になり、今度は雷門通りへ。

三社祭

この通りは名所の雷門の目の前と言うこともあり、観光客もお神輿を一目見ようと集まっていました。

三社祭

雷門の前では、町会の引き継ぎが。この後には最後の町内渡御を行い、仲見世商店街を抜け浅草神社への宮入となります!

宮入でクライマックス

夕刻は18時半を過ぎると、三社祭はクライマックスへと向かっていきます。この時刻に浅草寺境内へと現れたのは三之宮のお神輿。浅草神社への宮入がはじまります!

三社祭

鳥居をくぐって行きました。宮入です!

三社祭

宮入を終えたお神輿は、境内の神輿蔵へと帰っていきます。この時間にはすっかり日も暮れてきていました。

三社祭

続いて宮入を行うのは、二之宮。二之宮のお神輿は、雷門をくぐり仲見世商店街を通って浅草神社を目指します。

三社祭

各町会の高張提灯がお神輿の前を先導し、雰囲気がありますね。

三社祭

行列の後方から、お神輿がやってきました!

三社祭

波のように左右上下に大きく揺れながら、威勢良く進んでいきます!

三社祭

この迫力、たまらないですね!

三社祭

仲見世商店街を抜けたお神輿行列は、浅草寺の正面へ。まずは高張提灯がやってきました。

三社祭

そのまま浅草神社へと進んでいきます。

三社祭

お神輿も登場です。周りの観光客からも歓声が上がります!

三社祭

境内いっぱいに揺れ動きながら、浅草神社を目指すお神輿。

三社祭

さあ、宮入です!

三社祭

三社祭

鳥居をくぐり、二之宮も無事宮入となりました!

三社祭

最後に宮入を行うのは、一之宮。一之宮のお神輿は、浅草寺裏からの入場となります。

三社祭

一之宮のお神輿行列には真っ赤な顔の猿田彦姿が。お神輿を先導していきます。

三社祭

そして一之宮のお神輿が姿を現しました!

三社祭

これはものすごい迫力!雪崩を打って、浅草寺境内へと突っ込んでいきます。

三社祭

お神輿を担ぐ熱気とパワーを目の当たりにして、沿道の皆様からも盛り上げる声が上がります!

三社祭

浅草寺の社殿前でも揉み合う一之宮。最後まで熱量が高まっていきますね!

三社祭

ついに一之宮も宮入となりました!朝6時半に宮出が行われた本社神輿3基ですが、無事全てが宮入を終えることができました。

三社祭

町会神輿も盛り上げる

三社祭の中日である前日の20日には連合渡御で約100基ものお神輿が集いましたが、最終日もそれぞれの町に町会神輿が登場しているんです!雷門通りでも、このようにお神輿が連なる姿を見ることができましたよ。

三社祭

雷門とお神輿の共演の場面も。絵になりますね。

三社祭

雷門から東へ目線を移せば、東京スカイツリーへと向かっていくお神輿にも出会えます。

三社祭

浅草には複数の商店街がありますが、アーケード商店街の中でもお神輿と遭遇できるんですよ!

三社祭

三社祭

浅草の各名所の前も賑わせます。こちらは電気ブランで有名な神谷バーさんの前を行くお神輿です。

三社祭

観光客の集まる伝法院通にも繰り出していました。

三社祭

居酒屋の立ち並ぶ六区通りにもお神輿の姿が。

三社祭

萩本欽一さんとお神輿が並ぶシーンもありました。

三社祭

交差点を急カーブさせようと、拍子木を鳴らしお神輿が応えます!

三社祭

そして向かうはホッピー通り。両脇の居酒屋からお神輿の登場に合わせて歓声や拍手が飛び交います!

三社祭

三社祭

ホッピー通りは女性だけで担いでいくようです。これはものすごい活気!

三社祭

巫女舞や太鼓の披露も

本社神輿が渡御している間の浅草神社境内では、様々な催し物も行われています。神楽殿では子どもたちによる巫女舞が披露されていました!

三社祭

三社祭

浦安舞をはじめ、複数の舞を披露。たくさんの方が足を止めて舞を見ていました。

三社祭

太鼓の演奏も行われるんです!地元浅草を拠点に活動する、日本太鼓道場さんによる演奏でした。

三社祭

毎年5月に開催されている三社祭!初夏の浅草に、ぜひお祭りの熱気とパワーを感じに来てみてください!

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
1991年生まれ。仙台出身、埼玉育ちの祭り好きです!東北、関東のお祭りがメインですが、全世界おもしろいお祭りがあったら駆けつけます!お祭りのレポートは現地の臨場感を大切に写真・動画を活用し紹介。各地のグルメ情報もお伝えします!

オマツリジャパン オフィシャルSNS

あわせて読みたい記事