「佐野厄よけ大師」の文字と「春日岡山」の朱色の印が重ねられる御朱印
全国各地の神社や寺院では参詣の記念に御朱印を頂くことができます。朱印帳に訪れた神社や寺院の御朱印が並ぶと、貴重な思い出となり写真とは趣の異なる味わいが滲み出てくるものでしょう。栃木県佐野市に建立されている佐野厄除大師の御朱印には、紙面の中央に「佐野厄よけ大師」の文字と、山号の「春日岡山」の朱色の印が重ねられます。
佐野厄除大師では本堂の正面南に御朱印受付所が設けられています。
本堂の正面の北面はお守り所です。数メートルの窓口に、豊富な種類のお守りがずらりと並びます。
お守り所の他にも境内には自動販売機が設置されており、授与品の頒布が近代化されています。
国内屈指の初詣スポット
佐野厄除大師は、944年に 藤原秀郷が創建したと伝わります。天台宗の寺院で、寺号は春日岡山・転法輪院・惣宗官寺です。青柳大師、川越大師とともに、「関東の三大師」の一つに数えられています。毎年、正月の三が日には数十万の人々が参拝に訪れ、国内でも屈指の初詣スポットです。新年ばかりでなく連日、本堂で厄除の祈願、方位除災の祈願をする人々の姿が絶えません。
境内に建ち並ぶ堂宇
佐野厄除大師の本堂の北には、東照宮が社殿を構えています。1616年に駿府城で生涯を閉じた徳川家康の遺骸を久能山から日光東照宮に運んだとき、佐野厄除大師は宿所となりました。
本堂と東照宮に挟まれる水子地蔵尊は、厄除大師一千年御遠忌を記念して円型多宝塔造りの様式で建造されました。
また境内には、金鋼大梵鐘、銅鐘の2つの大きな鐘が吊るされています。
佐野厄除大師の周囲に密集するご当地グルメ、佐野ラーメンの人気店
佐野厄除大師は、東武佐野線の佐野市駅の北西約900メートルに建立されています。駅からの道中や寺院の西部には、ご当地グルメの佐野ラーメンの人気店が密集しています。
佐野ラーメンは、青竹の下に麺の材料となる練った小麦粉の塊を置き、竹に足をかけ体重を利用して麺をのばしていくのが特徴です。なめらかな歯ざわりの麺が、薄味のさっぱりしたスープに絡みます。人気店の中には店先に受付ボードを設置する店舗や、インターネット上で受付専用アプリが利用できるところもあります。行列の最後尾に並ぶ前に受付方法を確認する方がよさそうです。
栃木県佐野市の佐野厄除大師の御朱印には、「佐野厄よけ大師」の文字と、山号の「春日岡山」の朱色の印が紙面の中央で重ねられます。「関東の三大師」の一つに数えられ、国内屈指の初詣スポットです。寺院の周辺には、佐野ラーメンの人気店が密集しているので、参拝の前後にご当地グルメを味わうことができます。