チューリップ図鑑となる猿江恩賜公園
国語辞典や漢和辞典、百科事典などともに図鑑は、何かを調べたいといきには欠かせないものでしょう。特に動物や植物に関する図鑑は、ページを捲れば感動や驚きが溢れてくるものです。とは言っても生物の場合は、紙面にどのように詳しく書かれていても、実物にかなうものではないでしょう。東京都江東区の猿江恩賜公園で、例年4月中旬に行われる「猿江恩賜公園チューリップフェスタ」の開催日には、園内はチューリップ図鑑となります。2021年は新型コロナウイルス感染防止のため、全てのイベントは中止となってしまいましたが、園内を彩るチューリップに変わりはありません。
東京都江東区の横十間川沿いを整備した猿江恩賜公園
猿江恩賜公園に公共交通機関を利用して訪れる場合、都営地下鉄新宿線と東京メトロ半蔵門線が接続する住吉駅が最寄り駅となります。A3出口から新大橋通りを東に200メートル前後の横十間川沿いが公園として整備されています。
公園の中央には芝生広場が設けられ、北には東京スカイツリーの姿をみることができます。広場を囲むように園路やせせらぎが整備されています。
鮮やかな彩りが溶け合うチューリップ畑
猿江恩賜公園でチューリップが見られるのは芝生広場の南西のエリアです。広場から鮮やかな彩りを確認することができます。
猿江恩賜公園でチューリップが栽培される畑は幅数メートル、長さ数十メートルの小ぢんまりしたものです。面積は大きくはありませんが、中で育つチューリップの品種のバラエティーに驚かされます。様々な色彩のチューリップがバランスよく溶け合います。
植物図鑑のようなチューリップ畑
畑の南端に設けられたファオトパネルから時計回りに歩いて一周すると、植物図鑑のページをめくっていくような感覚となります。畑には20種類を超えるチューリップが栽培されていますが、訪れた日に全ての品種が最高のコンディションで咲いている可能性は低く、「猿江恩賜公園チューリップフェスタ」の開催日に何度かトライする必要があるかもしれません。
東京都江東区の横十間川沿いを整備した猿江恩賜公園では、中央の芝生広場の南西エリアでチューリップが栽培されます。例年4月中旬には「猿江恩賜公園チューリップフェスタ」が開催されています。小ぢんまりした畑の中には20種類を超えるチューリップが鮮やかな彩りの花を咲かせ、まるで植物図鑑を見ているようです。