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ジブリ映画のモデルをリモート観光!盛美園オンラインガイドツアーに参加してみた(青森県平川市)

更新日:2020/12/9 下田 翼
ジブリ映画のモデルをリモート観光!盛美園オンラインガイドツアーに参加してみた(青森県平川市)

青森県の平川市にある日本庭園「盛美園(せいびえん)」は、国指定名勝に指定され、明治の三名園のひとつにも数えられている人気の観光スポット。美しい回遊式の日本庭園や、ジブリ映画のモデルになったともいわれている洋館「盛美館」などを目当てに、紅葉シーズンやゴールデンウィークには多くの観光客が訪れます。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、県外の観光客を対象にしたオンラインガイドツアーも開催。オンラインならではの観光ガイドツアーを楽しめるということで、実際に参加した体験レポートを現地の様子とともにお届けします。

国指定名勝・盛美園とは

盛美園とは、清藤家二十四代当主・清藤盛美(もりよし)が庭師・小幡亭樹(ていじゅ)宗匠を招き、9年の歳月を費やして1911(明治44)年に完成させた日本庭園。明治時代の作庭の中で最も代表的な武学流庭園の最高峰ともいわれ、築山と池を中心とした庭造りが特徴です。

盛美館から見える庭園盛美館から見える庭園

園内にある「盛美館」は庭の鑑賞用に建てられたもので、エメラルドグリーンの屋根が印象的な洋館です。和洋折衷の珍しい様式で、庭園と融和した独特な造形美は、盛美園の中でも人気のフォトスポット。また、ジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」のモデルになったといわれていて、実際に宮崎駿監督がスタジオジブリの社員旅行で訪れた際のサインが盛美園の入り口に展示されています。

1Fが数奇屋造りの純和風、2階はルネッサンス調の洋館の盛美館1Fが数奇屋造りの純和風、2階はルネッサンス調の洋館の盛美館

宮崎駿監督のサイン宮崎駿監督のサイン。映画ポスターも展示されている

美しい日本庭園の散策や、ジブリ映画のモデルになった盛美館を見学しようと全国や海外から観光客が毎年訪れる盛美園。しかしながら、近年は新型コロナウイルスの感染拡大により現地での観光が難しい人も多いと思います。そんな人たちのために盛美園のオンラインガイドツアーが開催されるということで、どんなものか軽い気持ちで参加してみました。

オンラインならではのリモート観光

そもそもオンラインガイドツアーとは、自宅にいながら現地を観光しているかのような擬似体験ができるリモート観光のこと。パソコンを持っていなくても、スマホとインターネット環境さえあれば誰でも参加できます。今回のツアーは、ビデオチャットサービス「Zoom」を使うことで現地と繋ぎ、ガイド役に盛美園を案内してもらいながら観光を楽しめる、というものです。

本編の前に平川市の概要やZoomの使い方についてのイントロダクションもあり、初心者でもわかりやすい本編の前に平川市の概要やZoomの使い方についてのイントロダクションもあり、初心者でもわかりやすい

オンラインによるリモート観光のメリットは、ずばりどこでも誰でも参加できる気軽さ。新型コロナウイルス感染症の影響だけではなく、仕事が忙しくてなかなか時間が取れない、旅費が高いなど、普段の観光でハードルになる部分もオンラインなら解決できます。自分のライフスタイルに合わせてリモート観光ができるのも魅力的です。

オンラインガイドツアーに参加してみた

では、Zoomに入りオンラインガイドツアーに参加してみます。当日の現地は小雨がちらつくあいにくの天気でしたが、オンラインなら影響なし。笑顔が素敵な現地のガイド役の方と一緒に、早速盛美園の中に入ります。

津軽弁で案内してくれる、ガイド役の畳指(たたみさし)さん津軽弁で案内してくれる、ガイド役の畳指(たたみさし)さん

入り口にある宮崎駿監督のサインもしっかり見せてくれました入り口にある宮崎駿監督のサインもしっかり見せてくれました

観光の良いところは、訪れるたびに異なる景色を見せてくれるところ。ここ盛美園も紅葉が見頃を迎え、庭園を彩っていました。見上げるようにカメラも構えてくれるので、擬似体験感もあって◎。

紅く染まる盛美園の紅葉紅く染まる盛美園の紅葉

人気スポットの「盛美館」の紹介がはじまると、参加者からは「忍者屋敷みたい!」「レトロ〜」といった反応も。「盛美園は、もともとどういう方のお屋敷だったんですか?」などの質問もあり、畳指さんが丁寧に答える場面もありました。実際のツアーだとなかなか聞くのを遠慮してしまうようなことも、オンラインなら気軽に聞くことができますね。チャットならガイドの声を遮ることもないため、タイミングも気にせず使えて便利です。

盛美館をガイドする畳指さん盛美館をガイドする畳指さん

縁側からの美しい日本庭園も座った視点で見せてくれました縁側からの美しい日本庭園も座った視点で見せてくれました

ジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」のモデルになったといわれる隠れスポットを教えてくれる一幕もジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」のモデルになったといわれる隠れスポットを教えてくれる一幕も

盛美館の2Fは一般公開されていませんが、このツアーでは特別に見せてくれる貴重な体験も。さらに、庭園が見渡せる空中楼閣は構造上2人までしか入れないのですが、リモート観光なら何人見ていても大丈夫。限定した空間を制限なく共有できるのも、オンラインの良いところですね。

空中楼閣からの景色空中楼閣からの景色

庭園の中を散策しながら、お勧めの展望ポイントやフォトスポットもしっかり教えてもらいます。普段ガイドツアーをあまり利用しない人も、ここで要点を押さえつつ、現地観光をより楽しむといった使い方もできそうです。

盛美館と庭園のビューポイントをレクチャー中盛美館と庭園のビューポイントをレクチャー中

池の水面に映る盛美館池の水面に映る盛美館

最後はガイド役の畳指さんと一緒にリモート記念撮影。チャットで交流しながらガイドツアーに参加していると、ガイドの方と一緒に現地で周っているような感覚になり、大切な旅の思い出になりますね。

盛美館の前で記念撮影盛美館の前で記念撮影

謎解きプログラムでプレゼントも

この日のオンライン配信のために用意された別プログラム、『平川謎解き街めぐり』オンラインバージョンの謎解きも同料金で体験できると聞き、そちらも参加してみることにしました。こちらは盛美園周辺エリアを捜索しながら謎を解き明かし、LINEにキーワードを入力すると新たな動画や写真・謎が返信され、その情報をもとに謎解きを進めいていく新しい形の謎解きゲーム。LINEに送られてきた情報を見ながら盛美園周辺エリアを捜索している雰囲気を味わうことができ、zoomの配信でヒントをもらったり、他の参加者と競争しながら遠隔地でも楽しめる参加型コンテンツです。盛美園の中にあるヒントを探しながら、「クリアしました!」「難しい…」といったチャットも飛び交い、オンラインながら白熱した謎解きが体験できます。

園内を巡りながら謎を出題園内を巡りながら謎を出題

正解するとLINE上で盛美園の詳しい情報も教えてもらえる正解するとLINE上で盛美園の詳しい情報も教えてもらえる

さらにこの日のツアー申込者全員に、特典として 「小さな園の大きな秘密」と題したバーチャル謎解き体験キット(1,200円相当) をプレゼント。子供でも楽しめる内容なので、親子で画面を見ながら謎解きにチャレンジするのも面白いかもしれません。

初心者でもわかりやすいように謎を解説してくれる初心者でもわかりやすいように謎を解説してくれる

次は現地で観光しよう

オンラインガイドツアーに初参加でしたが、思っていた以上に楽しめました。他の参加者も東京や千葉など関東からの参加だったようですが、「楽しかったです」「行ってみたくなりました!」などの声が多く、満足度が高かったことが伺えます。

ただ、やはり観光は現地で体験するのが一番。オンラインガイドツアーを体験した後は、コロナ対策や最新の感染状況をしっかり確認し、次は現地での観光を思い切り楽しみましょう。文化と自然が豊かな街、青森県平川市でお待ちしてます!

盛美館と庭園の美しいコラボを次は現地観光で!盛美館と庭園の美しいコラボを次は現地観光で!

【告知】2020年12月、2021年1月にもオンラインツアー開催!

今後も平川にてオンラインツアーが続々開催!2020年12月現在、開催が決定しているものをお知らせします。この機会にオンラインツアーの魅力を体験してみませんか?たくさんの方のご参加をお待ちしています!

12月20日 11:00~ オンラインSERI

ひらかわ牛A5ランクの中でも最高級のBMS NO.12のサーロインステーキ用のお肉や平川市の名産品のりんごや青森県認証特別米のお米など平川市の特産品などをオンラインで競り落とす体験ができます。
https://mitemite-hirakawa.com/travel/onlineseri/

1月17日 15:00~ オンライン平川ねぷたガイド&うちわづくり体験

平川ねぷたは、青森ねぶたや弘前ねぷたとも違う特徴があり、中でも世界一の大きさを誇る扇ねぷたがあります。そんな世界一の扇ねぷたを見ながら祭りについて深く知り、地元の囃子組の演奏を聴きながらねぷたを楽しめるオンラインコンテンツです。併せて、事前に体験キットを購入いただくことで、実際に手元に届くねぷた絵作りのワークショップも行います。
https://mitemite-hirakawa.com/travel/neputa/

1月17日 12:00~ オンライン平川サガリ体験

サガリとは、牛の横隔膜の部分のお肉。平川では、東京でいうハラミの部位も含めサガリと言います。平川市内ではサガリを扱う精肉店が多く、比較的手に入りやすいことから農家の間では作業後や人と集まる時に、バーベキューをしながらよく食べられてきました。近年、そんなサガリを地元のソウルフードとして市内外の人たちに楽しんでもらおうという機運が高まっています。本体験では、平川市のソウルフード「平川さがり」の魅力を存分にご紹介。事前に届く平川サガリを当日一緒に焼いて美味しく食べながら、平川の味を堪能してみませんか?
https://mitemite-hirakawa.com/travel/hirakawasagari/

下田 翼
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
東京生まれ、東京育ち。観光で青森県に初上陸し、人の暖かさに感動し2015年に移住。地域おこし協力隊を経て、青森の魅力を伝えるフリーランスのプランナー・ライターとして活動中。

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