「草加よさこいサンバフェスティバル」は、毎年7月下旬の土日の2日間、埼玉県草加市で行われるお祭りです。「よさこい」、「サンバ」それぞれをテーマにしたおまつりは全国各地で数多く行われていますが、草加ではこの2種類の踊りを同じ日に、同じ会場で見ることができます。会場は、東武スカイツリーライン「草加」駅の西口エリアのロータリーと駅前通り。長さ500メートル足らずの空間に、2つの踊りがシンクロし熱気で溢れます。
2019年は7月20日(土)、21日(日)に開催されました。その様子を50枚の写真でご紹介します。
目次
・「大旗の競演」から始まる「よさこい」の流し踊り演舞
「草加よさこいサンバフェスティバル」の開始を告げるのは、駅前通りでの「大旗の競演」です。フェスティバルに参加する連の大旗が、一列に並び大きく降られます。静かだった空間にいきなりエネルギーが注入され、期待感が膨らみます。「大旗の競演」の後、数分刻みで途切れることなく、いくつもの連が「よさこい」の流し踊りを披露します。
・「サンバ」の演舞を見て感じる日本と南米の表現スタイルの違い
「よさこい」の流し踊りの合間には、「サンバ」チームの流し踊りが行われます。「サンバ」は19世紀末にブラジル北東部の港町、サルバドールで発祥したと言われています。楽器も音楽もダンサーのコスチュームも、「よさこい」とは大きく異なります。日本と南米の表現スタイルの違いを肌で感じることができます。プログラムが総合案内所に置いてありますから、それを参考に観覧場所を決めるのがいいでしょう。
・前後左右に広がる空間を利用し躍動感に満ちた駅前ロータリーでのパーフォーマンス
駅前通りで流し踊りが行われている同じタイミングで、西口ロータリーでも、「よさこい」と「サンバ」の演舞が順番に行われます。前後左右に広がる空間を利用したパーフォーマンスに躍動感を感じます。
・観客も輪に加わり「よさこい」、「サンバ」、「総踊り」でフィナーレ
フェスティバルのクライマックスは、2日目のフィナーレです。19:45前後から参加団体が西口ロータリーに勢揃いし、「サンバフィナーレ」を皮切りに、「よさこいフィナーレ」が続き、「総踊り」へとなだれ込みます。観客も自由に踊りの輪に加わることができるので、会場は興奮に包まれます。そして、「大旗の競演」でフェスティバルの幕が下ろされます。
「草加よさこいサンバフェスティバル」では、「よさこい」と「サンバ」の2種類の踊りを見ることができます。きっと、日本と南米の表現スタイルの違いに驚かされることでしょう。