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須磨寺とは?御朱印の種類が豊富な寺院に溢れる源平合戦の名残

更新日:2022/1/7 obaq
須磨寺とは?御朱印の種類が豊富な寺院に溢れる源平合戦の名残

常に8種類の御朱印が準備される須磨寺

全国各地の神社や寺院では参詣の記念に御朱印を頂くことができます。朱印帳に訪れた神社や寺院の御朱印が並ぶと、貴重な思い出となり写真とは趣の異なる味わいが滲み出てくるものでしょう。神戸市須磨区に建立されている須磨寺では、常に8種類の御朱印が準備されています。紙面の中央に太い線で「大悲殿」の文字が墨書きされるのは、新西国霊場、十八本山霊場、神仏霊場、摂津八十八・摂津西国福原西国の御朱印です。他にも数種類あり、御詠歌が記される御朱印もあります。

新西国霊場の御朱印

十八本山霊場の御朱印

神仏霊場の御朱印

摂津八十八・摂津西国福原西国の御朱印

御朱印案内

御朱印案内

須磨寺では本堂の南に設けられた納経所で御朱印を頂くことができます。窓口にはオリジナルの御朱印帳が準備されています。所内にはゆったりとした空気が漂い、中央にはからくり時計が掛けられています。御朱印待ちの時間を楽しむことができそうです。

納経所

納経所内

オリジナルの御朱印帳

納経所中央のからくり時計

納経所中央のからくり時計

お守りのバラエティーに驚かされる授与品

納経所では御朱印ばかりでなく、多種多様の授与品が並んでいます。数メートルのデスクに沿って端から端まで歩くと、お守りの種類の豊富さに驚かされることでしょう。

多種多様の授与品が並ぶ納経所の窓口

根付鈴や大師キーホルダー

組み紐・厄除・開運御守

子ども御守

交通安全不動剣御守

心経御守

不動明王御守と弘法大師御守

福禄壽尊御布守と聖観音御守

干支水晶玉

敦盛御守

絵馬

平安時代に建立された古刹

須磨寺は平安時代の886年に、聞鏡上人が和田岬の海中より現れた聖観世音菩薩像を安置するために建立したと伝わります。納経所に向かい合う本堂には、平安時代を代表する在原行平も参籠(さんろう)したと言われていますが、火災、洪水、地震などの災害に見舞われました。現在の本堂は1602年に豊臣秀頼が再建したものです。

須磨寺の本堂

本堂内

本堂を中心に寺院の境内には夥しい数の堂宇が建造されています。本堂東の護摩堂は1903年に再建されました。西の大師堂では弘法大師ならびに真言八祖を祀っています。

須磨寺案内図

護摩堂

大師堂

源平の庭などに漂う源平合戦の名残

大師堂の西には1984年に弘法大師1050年遠忌、平敦盛800年遠忌を記念して三重塔が再建されました。寺院は1184年に源氏と平氏が戦った一ノ谷の合戦現場に近く、平敦盛はここで命を落としたのです。三重塔の西には敦盛首塚が設けられています。

三重塔

敦盛首塚

平敦盛は源氏の荒武者、熊谷直実との一騎打ちによって討ち果たされました。本堂南の唐門下に整備される源平の庭では、源平の勇将が馬に乗って向かい合っています。

本堂の南の唐門

平敦盛と熊谷直実の一騎打ちを再現する源平の庭

須磨寺は真言宗須磨寺派の大本山の寺院ですが、源氏と平氏に深いゆかりがあるのです。宝物館には笛の名手でもあった平敦盛が愛用した青葉ノ笛が展示されるばかりでなく、境内には義経腰掛の松、弁慶の鐘などが点在しています。

宝物館

義経腰掛の松

弁慶の鐘

1100年を超える歴史を刻む須磨寺では、一年を通して様々な年間行事が行われています。8月の「みあかり観音供養会」では、灯明の光で観音様の顔が描かれます。11月の「柴燈護摩」は、「須磨の火祭り」として親しまれ、法要の最後には火の上を歩く火渡り修行が行われます。

2021年の「柴燈護摩・須磨の火祭り」のポスター

須磨寺に公共交通機関を利用して訪れる場合の最寄り駅は、山陽、阪神、阪急線の須磨寺駅です。駅からは北西に600メートル足らずです。駅前に繋がる須磨寺前商店街を抜け、直進し続けると龍華橋越しに見える仁王門が参拝者を招き入れてくれます。

須磨寺駅に繋がる須磨寺前商店街

須磨寺前商店街から須磨寺に向かう参道

龍華橋越しの仁王門

神戸市須磨区の須磨寺では、中央に太い線で「大悲殿」の文字が記されたものなど、いつでも8種類の御朱印を頂くことができます。平安時代の886年に建立された寺院は源平の合戦の現場ともなりました。境内に整備された源平の庭には、平敦盛と熊谷直実の一騎打ちが再現される他、境内には源平合戦の名残が漂います。

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
2010年より旅行系のフリーライターとして各種メディアで記事の執筆を行っております。「おまつり」には各々の地域の歴史や伝統、文化が凝縮しています。関東地方で開催されている「おまつり」を中心に、その魅力を紹介して参ります。

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