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夏至とは?何を食べる?パワスポが一直線に?日本にも海外にもある「夏至祭」とは?

夏至とは?何を食べる?パワスポが一直線に?日本にも海外にもある「夏至祭」とは?

2022年の夏至は今日、6月21日です。
祝日ではないため、あまり気に留めない方も多いのではないでしょうか。しかし、夏至について詳しく知ることで季節を意識したり、夏に向けて気持ちに変化が生まれたりするかもしれません。というわけで、この記事では夏至に食べるものや、日本や海外で行われるお祭りなどをご紹介します!

夏至は1年のうち昼が一番長い日

夏至は「二十四節気」のひとつ。二十四節気とは中国を発祥とした暦の考え方で、太陽の運行をもとに1年をおよそ半月ずつ24の期間に分け、その期間ごとに呼び名をつけて季節の移り変わりを表したものです。

そして、日本がある北半球では1年のうちで最も昼の時間(日の出から日の入りまで)が長くなります。
国立天文台のホームページによれば、今年の夏至である6月21日の東京の日の出の時刻は4時25分、日の入りの時刻は19時。1日24時間のうち14時間35分も昼間ということになります。

夏至には何を食べる?その理由は?

日本各地には夏至に食べると良いとされるものや、夏至に行われる独特の風習があります。これらの多くは田植えの時期に関係していたり、豊作を祈って行われたりしているようです。

夏至に食べるものは地域によって異なりますが、比較的よく名前があがるのは冬瓜やタコではないでしょうか。静岡県では、夏が旬で疲労回復や夏バテ防止に効果があるといわれている冬瓜(とうがん)を食べたり、大阪近郊では、タコの足のように稲の根が地面に広がって根付くことを願ってタコを食べるようです。

また、関東地方では豊作祈願のため、この時期に収穫される新小麦で餅を作って神様に供える風習があります。島根県や熊本県でも同様に、稲の豊作を願って神様に小麦の団子やまんじゅうを供える風習があるそうです。

夏至のレイラインとパワースポット

「レイライン(光の道)」という言葉をご存じでしょうか?1920年代にイギリスのアマチュア考古学者によって提唱されたもので、偶然か意図的かは謎ですが、古代遺跡やパワースポットが一直線上に並んでいたり、大地に天体の配置と同じように聖地が並んでいる状態を指しています。

日本にもレイラインとされるものはいくつかあり、神社や霊山などのパワースポットが直線上に並んでいます。最も有名と思われるものは、春分の日と秋分の日の太陽の通り道にパワースポットが整列している「ご来光の道」です。

そして、夏至の太陽の通り道にもパワーをいただける神社や霊山などが一直線に。東から順に鹿島神宮、皇居、富士山、伊勢神宮、吉野山、剣山、高千穂が並んでいるのです。

春分の日のレイライン「ご来光の道」を紹介した記事もありますので、ぜひご覧ください!

「夏至観音」と夫婦岩で行われる「夏至祭」

小豆島霊場の一番札所「洞雲山」というお寺では、夏至をはさんだ50日くらいの15時頃、わずか5分ほどの間だけ境内の岩の隙間から太陽光が差し込み、岩肌に観音像が浮かび上がります。夏至にしか拝めないため、「夏至観音」と呼ばれています。ぜひ一度は拝見してみたい貴重な光景ですね。

 

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「夫婦岩」が観光スポットとしても有名な三重県伊勢市の二見興玉(ふたみおきたま)神社では、夏至に「夏至祭」が行われます。富士山を背に立って夫婦岩の間から昇る朝日を拝み、二見浦で禊を行って心身を清め天照大神の御神威をいただきます。

太陽の神である天照大神は、日本の神道では八百万の神々の頂点に立つ存在。昔から太陽は特別なものとされ崇められてきました。そして夏至は天照大神が最も力を強める日とされています。

海外では盛大に!夏至祭や夏至の風習

海外においても、夏至にはさまざまな風習や盛大なお祭りが行われる地域があります。また、北極圏に近い国では、夏至の前後には一日中太陽が沈まない「白夜」という現象が見られることも。ちなみに南半球では「夏至」の日は昼が一番短い日であり、季節は真冬になります。

◎ストーンヘンジの夏至祭(イギリス)

イングランド南部にある古代遺跡「ストーンヘンジ(環状列石)」も、レイラインが複数通るパワースポットとしても有名。夏至には、遺跡の中心にある祭壇石とヒール・ストーンと呼ばれる岩を結んだ延長線上に太陽が昇り、「夏至祭」が行われます。

紀元前2500年頃に神殿として建てられたといわれるストーンヘンジは、古代より夏至の日を祝う場所として知られており、例年夏至の朝には日の出を見るために多くの人が訪れる人気スポットです。

◎夏至祭(スウェーデン)

スウェーデンでは、古くから「夏至祭(ミッドサマー)」として、夏至を盛大に祝います。
白夜の夜、人々は野の花で編んだ冠を被り、木の葉や花で飾られたメイポール(夏至柱)を囲んで歌ったりダンスをしたりして朝まで宴を楽しみます。

◎夏至の祝い火(フランス、ドイツ)

フランスのプロヴァンス地方やドイツでは、夏至には火を焚くのが風習です。夏至以降は日が少しずつ短くなるため、火を焚くことで太陽の活力が衰えるのを防いだといいます。夏至の祝い火は魔除けの意味もあり、ヨーロッパ諸国においては、夏至に行われる火祭りは現在でも大切な行事となっています。

夏至のフランスの音楽祭が今年も開催!日本版イベントも

毎年、夏至にあわせてフランスで行われる市民音楽祭「Fête de la Musique(音楽の日)」は、「外で一番長く音楽を楽しみ、夏の訪れを祝おう」との意味を込めて1982年に始まりました。

「音楽は全ての人のもの」というコンセプトのもと、この日は誰もがあらゆるジャンルの音楽を、あらゆる場所で披露できることになっています。入場料は無料で、屋外や普段は音楽を演奏しない場所での演奏も推奨されています。

 

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日本においても、フランスの「音楽の日」を参考とした「音楽の祭日」が、2002年に大阪を中心とした関西地区でスタートしました。音楽のジャンルやプロ、アマ問わず入場無料で楽しめるこのイベントは、現在、東京やオンラインでも開催されています。

今年の「音楽の祭日2022」は、6月18日(土)にスタート。関西地区では26日(日)まで連日公演が続きます。詳しくは、音楽の祭日公式HPでご確認ください。

まとめ

一年で最も日が長い夏至。日本だけではなく世界中でさまざまなお祭りやイベントが行われています。夏至に食べると良いものを口にしたり、パワースポットを訪れたり、普段とは少し違う時間を楽しんでみるのもよいかもしれませんね。

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この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
オマツリジャパン編集部からは全国のおすすめのお祭りの情報を発信していきます

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