自然豊かな三浦半島に整備された「田浦梅の里」
都心から約1時間の三浦半島は三方を海に囲まれ、自然に満ち溢れています。神奈川県横須賀市の北部に位置する田浦地区には「田浦梅の里」が整備されています。例年2月中旬から3月上旬にかけて、初春の彩りで包まれ、「田浦梅林まつり」が開催されています。2021年は2月13日~3月7日の期間で行われる予定でしたが、新型コロナウイルス感染防止のため全てのイベントが中止となってしまいました。
「田浦梅の里」に公共交通機関を利用して訪れる場合の最寄り駅は、JR横須賀線の田浦駅です。田浦駅からは南西に2キロ足らずですが、町中に掲示される案内板に従って歩けば迷うことはないでしょう。
小高い丘を利用した「田浦梅の里」
「田浦梅の里」は1934年に令和天皇の誕生を記念して、地元の人々が梅林組合を作り、約700本の梅を植樹したことに始まります。小高い丘を利用しているため、公園の入口からは約350段の階段を上らなければなりません。
「かながわ花の名所100選」に選定される三浦半島で唯一の梅林
梅の里では約6,000平方メートルの敷地内に、白加賀、青軸、養老、豊後など約2700本の梅の花が植栽されています。三浦半島で唯一の梅林で、「かながわ花の名所100選」にも選ばれています。「田浦梅林まつり」が開催されると、生花展示会や親子でたこあげ、和凧展示会、演芸大会、俳句会、クリーンキャンペーンなどのバラエティー豊かなイベントが企画されています。
解放感が溢れる園内には、四阿やベンチも設けられ、ゆっくりと腰をかけて梅の花を観賞することができます。トイレも園内の中央と入口に設置されています。
園内には梅の樹の根元で水仙が彩りにバリエーションをつけるエリアもあります。「横須賀わいん」作り用の梅の樹の前では、ご当地ワインで喉を潤したくなるかもしれません。
梅の花越しに望む東京湾
「田浦梅の里」は小高い丘の上にあるため視界が開け、東方には梅の花越しに東京湾を望むことができます。
神奈川県横須賀市の北部の「田浦梅の里」は、三浦半島で唯一の梅林として「かながわ花の名所100選」に選定されています。例年2月中旬から3月上旬にかけて初春の彩りで包まれ、小高い丘の園内からは梅の花越しに東京湾を望むことができます。