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チームラボ 東寺 光の祭 - TOKIO インカラミに行ってみた

更新日:2021/8/22 佐々木 美佳
チームラボ 東寺 光の祭 - TOKIO インカラミに行ってみた

世界遺産 真言宗総本山 東寺(教王護国寺)

東寺の正式名称は「金光明四天王教王護国寺秘密伝法院」。
木造の塔では日本で一番高い55mある五重塔(国宝)があり、弘法大師空海が唐より持ち帰った仏舎利(お釈迦様の骨)が納められています。
京都駅から徒歩15分で行ける世界遺産。旅行の最後にふらりと気軽に立ち寄れるというのも魅力な立地のお寺です。


写真:春と秋の東寺で行われる特別夜間拝観の様子

チームラボ

2001年に東京大学と東京工業大学の大学院生と学部生がチームラボを創業し、アート活動を開始。ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、北京、台北など世界各地でアート展や常設展を開催してきました。またチームラボの作品はロサンゼルス現代美術館などにも収蔵されており、人気の高さが伺えます。


写真:チームラボによるライトアップで華やかな印象に変わる東寺

「チームラボ 東寺 光の祭 – TOKIO インカラミ」の作品を紹介!


写真:自立しつつも呼応する生命の森 / Forest of Autonomous Resonating Life

自立しつつも呼応する生命の森

ovoid(卵形体)を触ったり、風で倒れると色や音色を変えて立ち上がってきます。子供たちが嬉しそうにかくれんぼしているのが印象的でした。


写真:金堂の反転無分別 / Reversible Rotation in Toji Kondo

金堂の反転無分別

東寺の中で一番最初に作られたのが金堂。
そこに書道の文字のような「空書」が空間に描かれます。外国人が見たら日本語に見えるかもしれません。日本人から見ても、うますぎて読めない草書や美術的な文字で書き連ねているようでした。


写真:瓢箪池に浮遊する呼応するランプ / Floating Resonating Lamps in the Hyotan Pond

瓢箪池に浮遊する呼応するランプ

ランプシェードはムラーノ・ガラス(ベネチアン・グラス)で作られています。
人が近寄ったり、風が吹いて傾いたりすると、音色を奏でながら光り輝きます。

このランプシェードですが、五重塔が見えるように撮影しようとすると結構大変。
草木が茂っていたり、入れないようになっていたりします。目で見て楽しんでください。


写真:講堂に咲く増殖する無量の生命 / Proliferating Immense Life in Toji Kodo

講堂に咲く増殖する無量の生命

講堂は境内の中心にあり、中は立体曼荼羅になっています。弘法大師(空海)が密教の教えを判りやすく表したものが立体曼荼羅ですが、チームラボでは花が咲き乱れ、そして枯れていく生老病死を表しているような作品です。

作品解説を見て驚いたのは「作品は、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。」というところ。
ずっと違うものが見られます。野外映画を見るようにずっと体操座りで見ている方もいました。


写真:呼応する木々 / Resonating Trees

呼応する木々

桜や紅葉の時期と違い、子供や若い人たちにも興味を持ってもらえるような色使いが印象的なライトアップ。色は赤や青、紫と次々に変わります。普段と違う色とりどりのお化粧をした姿を見せることで、これからも長く愛されるきっかけになりそうです。


写真:具象と抽象 – 八島社と五重塔の狭間 / Abstract and Concrete – Between Hachiman Shrine and the Five-Story Pagoda

具象と抽象 – 八島社と五重塔の狭間

東寺が建立する前から鎮座している八島社。そこに緑色の線の集合体が描き続けられ、まるで平面のように見える作品です。


写真:昼間の八島社

ちなみに八島社の近くには通常非公開の灌頂院という建物があります。
過去の東寺の特別公開では、その灌頂院で見た曼荼羅が美しすぎて感激。東寺に来るたびに「またあの曼荼羅が見たい…」と思い出します。
チームラボでもデジタルならではの曼荼羅が見られるようになって欲しい。

TOKIO インカラミ

今回のイベント名「チームラボ 東寺 光の祭 – TOKIO インカラミ」の最後にある「TOKIOインカラミ」。これはいったい?と調べてみました。(すみません。知りませんでした…。)

TOKIOインカラミは全国のサロンでも使われている有名なトリートメントの会社。
チームラボの「デジタルという概念が美を拡張する」という理念に共感し、『アートを通じて文化や伝統を時代へ継承しながら、日本の美の感性を世界へと発信していきます。』と協賛しています。

知っておくと便利な情報まとめ

・ベビーカーは境内で運転しづらいので持ってこない方が荷物にならなくて楽。
・コンビニやレストランはすぐ近くにはありません。JR京都駅や近鉄東寺駅付近で用意してくることをおすすめします。
・雨天決行。荒天は中止の場合あり。
・東寺の駐車場は使用できません。駅から徒歩、または公共交通機関でお越しください。
・当日券あり。チケットの半券に連絡先を書いて入場します。(コロナの関連のため)
・他の人に迷惑になる公衆送信、フラッシュ撮影、三脚(一脚等も含む)は禁止。
・トイレは東寺の境内にはあります。チームラボの作品展示がされている会場内にはありません。
・再入場はできません。出口付近まで行っても、入口付近まで会場内を巡ることは可能。

お友達や家族と楽しいひとときを!

チームラボ 東寺 光の祭 -TOKIOインカラミ

https://www.teamlab.art/jp/
主催:チームラボ 東寺 光の祭 実行委員会
協賛:TOKIO インカラミ
後援: 京都府、京都市、京都市教育委員会、京都市観光協会、京都商工会議所
特別協力: 真言宗総本山 東寺(教王護国寺)
お問合せ:チームラボ 東寺 光の祭 公演事務局
0570‐200‐883(平日・土曜11:00~16:00)
会期:2021年8月6日(金)~2021年9月19日(日)
※緊急事態宣言により8/23〜9/12 開催休止
会場:真言宗総本山 東寺(教王護国寺) 京都市南区九条町1
※大宮通沿い「慶賀門」北側よりご入場ください。
チケット発売日: 2021年7月17日(土)
大人:平日1,600円、土日祝2,200円※8月13日~16日のお盆は土日祝料金。
小中学生:平日600円、土日祝800円
未就学児: 無料
※日付指定の入場券。当日発売もございます。
※本展覧会では金堂・講堂の中には入れません。

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
毎日「京都散歩の旅」なカメラマン。
奈良・吉野アンバサダー。観光経済新聞、楽天トラベル等を執筆。聖地と舞が好き。民俗芸能や瀬織津姫研究中。
instagram @kyoto.photographer
https://earth-traveler.com/

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