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秘境の山村と「祭り」で関係人口に!#天龍村 #向方のお潔め祭りの場合

更新日:2020/11/27 りかちゃん
秘境の山村と「祭り」で関係人口に!#天龍村 #向方のお潔め祭りの場合

東京から車で4時間半。長野県の最南端に位置する天龍村は、人口1,200名程の山村。高齢化率全国ワースト2位という、超高齢化の村です。
2019年度、この天龍村を対象に、長野県の関係人口創出プログラム「信州つなぐラボ」が行われました。
テーマは”祭りと暮らし”。天龍村向方地区で毎年1月に開催されている「向方のお潔め祭り」の担い手と、都会在住者とが関わり、祭りを通して天龍村の風土や暮らしを知り、天龍村のこれからについて共に考えました。
筆者もそのプログラムに参加した一人。
この記事では筆者の体験に基づき、祭りを関係人口創出に活用した取り組みについて紹介いたします。

信州つなぐラボとは?

【本日(9/1)23:59、第二期プログラムの参加申し込み〆切】

8/1よりスタートした「信州つなぐラボ」第二期プログラムの応募は、本日が〆切です。
たくさんのご応募に、心から御礼申し上げます。

「田舎に定住を前提とせず、深く関わる」と…

信州つなぐラボさんの投稿 2019年8月31日土曜日

 

信州つなぐラボとは、住んでいなくても地域と関わり、観光以上・移住未満の関りを持つ「関係人口」を増やすことを目的に長野県が主催しているプログラムです。
コンセプトは、「都会と信州の”つなぐ”をデザインする」こと。地域住民と都会在住者がそれぞれ知恵を出し合い、新規事業(プロジェクト)を構想して実証実験するコミュニティです。
大まかなテーマは決められているものの、関わり方は参加者次第。
2019年度は対象地の一つに天龍村が選ばれ、「祭りと暮らし」をテーマに9名の都会在住者が参加しました。

長野県天龍村とは?

長野県の最南端に位置する天龍村は、東京から車で4時間半。
民俗芸能の宝庫として知られる天竜川の流域に位置し、また「秘境駅」が多いことから、鉄道ファンに人気のJR飯田線が走っています。

JR飯田線秘境駅号と沿線の祭り紹介記事はこちら

人口1,200人ほどの天龍村にはスーパーも、コンビニも、信号機もありません。

そんな「何にもない」村ですが、実は「何でもある」のがすごいところ。超高齢化の村ですが、お年寄りがとっても元気!筆者の感じた天龍村の魅力をあげてみます。

無いなら作る!の精神

天龍村には無いのが当たり前。ないからと言って諦めるのではなく、「だったら作ってしまえ」という精神。とってもクリエイティブです。
今回関わった天龍村のおじさん達は、皆本業は農業…と言いつつ、薪は割れるし、狩猟は出来るし、自作のストーブで冬を越しているし…なんでも出来る人達ばかり!
それが当たり前で暮らしているので、ご本人はなんとも思っていないのですが、すごくカッコいいと思いました。

自然の恵みをフル活用

天龍村での暮らしは、自然の恵みをフルに活かす暮らし。
秋には栃の実を拾い、それを剥いて栃餅にする。柿が実れば干し柿にする。春には山菜。夏には名産のていざなすの収穫…etc
季節ごとにどんな実りがあるのか。そしてそれをどう活かせば美味しく食べることが出来るのか。
その知恵は長年の知恵として受け継がれています。
もちろん、時には自然の猛威の前にじっと我慢しなければならない時もありますが、とても豊かで無理のない暮らしだなぁと思いました。

向方のお潔め祭りとは?

天龍村では様々な祭りが行われていますが、今回信州つなぐラボで関わらせてもらったのは「向方(むかがた)のお潔め祭り」。天龍村の向方地区で毎年1月に行われている祭りです。
1年で1番太陽の力が弱まる冬に、生命の復活を祈って行われる祭りで、釜に湯を沸かして八百万の神々を迎え、神楽を舞ってもてなします。ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモチーフになったと言われる「霜月祭り」の1つであり、国の重要無形民俗文化財にも登録されています。

…と、このように書くと高尚なイメージを持たれるかもしれませんが、全然そんなことはありません!
もちろん神事ですから、厳かな面もありつつも、賑やかに皆が楽しむお祭りです。

今回、信州つなぐラボでは、向方のお潔め祭りの担い手として、ある人は舞い、またある人は参加者にお料理をふるまったりと、「中の人」として関わらせていただきました!

舞を天龍村の方から教わり、一緒に舞ったメンバーも。

祭りの合間にコタツを囲んでの楽しい会話。適度なお酒が、コミュニケーションを円滑にします。

最後は浄め湯を全員で浴びて、無病息災を祈りました!

これからの取り組み

祭りの担い手との関りを持ったことで、祭りのことはもちろん、天龍村の暮らしについても深く知ることが出来た信州つなぐラボでの取り組み。プロジェクトは単年度で終了となるのですが、2020年度も関わりを持ち続けています。
コロナ禍でなかなか天龍村まで足を運ぶことは難しいのですが、対面での交流が図れない今だからこそオンラインでの交流が活発に!

その一環として、天龍村のおじさま達と都会在住者とで作ったLINEグループは、まるで閉じたSNSの様にコミュニケーションが行われています。
LINEグループでの日々のやり取りについて、記事も書いていますのでよろしければご覧ください(笑)

また、2020年度は3回のオンラインイベントを企画中!秘境の祭りや関係人口に興味のある方、行きつけの田舎を作りたい方はぜひご参加を。

12/8(火)19:30~開催!<参加無料>住まなくても出来ることとは?地方の伝統文化への関わり方会議

まとめ

今回は「祭り」をきっかけに、関係人口として地域との繋がりを作った体験をご紹介しました!
「祭り」は幅広い年代が関わる地域のコミュニティ。
祭り開催当日だけでなく、準備段階から祭りに参加することで、開催地域とのつながりを作る取り組みがもっと広がればいいなぁ~と思います。
祭りの担い手不足解消だけでなく、関係人口創出、更には移住にもつながるかも!?

これからも長野県大好き人間として、地域との関りを持ち続けていきたいと思います!

※写真はすべて2019年に撮影したものです。

りかちゃん
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
長野出身!地元大好き!山梨は第二の故郷。
長野と山梨のお祭りをメインにご紹介して行きます。

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