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「手拭い」はお祭りの必須アイテム! そのクールな巻き方に英語の名前を付けてみた。

「手拭い」はお祭りの必須アイテム! そのクールな巻き方に英語の名前を付けてみた。

手拭いの巻き方が熱い!

祭りは、神輿・山車・囃子・踊り・衣装など見どころ満載ですが、ここでスポットライトを当てるのは、気合いの象徴「手拭い鉢巻」です。

「手拭い」は、日本の古くからの布製品です。35㎝×90㎝くらいの平織りの木綿布をさします。両端を縫っていないので、巻いてもごわごわせず使い勝手がとても良いのです。

手拭いで顔を隠して踊るのは、神様を敬い恐れているから。また、頭に手拭いを巻くのは、「気」を体に入れておく目的で、精神統一、気合入魂、病気回復などのため。伝統芸能や茶道、武道では今でも日常的に使用していますね。

木綿の手拭いはいつ頃から使われた?

では、木綿の手拭いはいつ頃から使われたのでしょうか?

平安時代には、まだ木綿は高価な輸入品でした。栽培が盛んになり、手拭いが広く一般に行き渡るのは、江戸時代になってからです。ハンカチ、タオル、エプロン、帽子のように使うのはもちろん、粋なおしゃれアイテムとして身に着けたり、物売りや仕事によって手拭いの使用方法に違いが生まれたりしました。また、染めや絵柄の種類が増え、手ぬぐいの折り方、かぶり方、巻き方に様々なアイディアが生まれていきました。まさに江戸時代に手ぬぐい文化が花開いたと言ってよいでしょう。

いろいろな巻き方

祭りでは、手拭いを様々な折り方で頭に撒いて鉢巻にします。今、その巻き方がとっても熱いのです!なぜなら、祭りに臨む心意気の表現ツールとして自分を出せるから。これを知ったら、ファッションにも取り入れてみたくなるかもしれません。

手拭いを頭に撒くものを「鉢巻」、すっぽりかぶるものを「頬被り」といいます。祭りでは、主に鉢巻が主役です。

では、その巻き方に注目!

地域や役目などによって決められた巻き方がありますが、一般参加者は自由。好きな結び方で参加しましょう。

その1 Torsion Headband-ねじりはちまき

鉢巻をねじって額に巻きます。力が湧いてくる感じ。両端の止め方で、様々な味付けができます。後ろできりりと縛っても良し。横で縛っても良し。両端が角のように前に突き出すのは、江戸時代、とび職の象徴的巻き方でした。くるくるねじるから、Torsion headbandかな。

その2 Princess’ Tiara Headband-女性好みのねじりはちまき

同じねじりはちまきの中でも女性は、額に巻くのではなく、小さめに作って額にかかるように頭に載せます。かわいいよね。女性が好んで使っています。とっても可愛いから、お姫様のティアラ、Princess’ Tiara headbandかな。

その3 Samurai Headband-後ろ鉢巻

後ろは結んだ両端を垂らしています。

後ろの結び目に特徴が!

鉢巻の結び目が後ろに来ます。真剣味が感じられるよね。一番なじみがあるのは、運動会や応援団の巻き方。結び目を交差して巻いた布の下に隠し見えなくするのは、お祭り流。とりあえず、前から見たらスタンダードなので、Samurai Headbandでどうかな。

その4 Bow Tie Headband-向こう鉢巻(むこうしばり)

鉢巻の結び目が前に来ます。やる気がみなぎってくる感じ。結び目から出た両端を鉢巻に平行にするのがオーソドックスタイプ。やや上に向けると粋になります。でもね、これを巻くときは、糸がほどけやすい両端をきちんと折り込んで処理することをお忘れなく。蝶ネクタイにも見えるから、Bow Tie headbandにしよう。

その4 Unicorn Headband-喧嘩結び

残念ながら、今回参加したお祭りではこの巻き方の人には出会いませんでした。だから、ここは、リンクで紹介しますね。

向こう鉢巻の中でも、結び目からでた両端を鉢巻に垂直に上げるのは、「喧嘩巻き」と特別な名前がついています。やる気満々スピリット全開です。これまでは、巻き方で名前を付けたけれど、ここからは、巻き方に込めた心意気を名前にしようと思います。形がユニコーンを思わせるから、Unicorn Headband かな。ユニコーンは伝説の動物だけど、きわめて力強く、勇敢で、獰猛なんですって。「喧嘩結び」と気合が似ていると思いませんか。

その5 Rhino Headband-元気結び

額にツノ!! これはカッコイイ。パワフルで芸術的な巻き方です。まさにサイを思わせます。サイはライオンの牙も通さない動物中最強の皮膚を持ち見るからに力強いから、サイにしよう。それに、サイの角は、欠け落ちても再生するので、まさに五穀豊穣や再生を祝う祭りにはぴったりじゃありませんか。Rhino headbandでどうだ。

その6 Heigh Ho Cap-喧嘩被り

今から汗をかくぞって感じ。髪の毛をすっぽり入れることができるし、頭から出る汗を吸うので、祭り以外の労働の場面でも使われます。特に「喧嘩被り」という名前からは、祭り喧嘩をして頭から蒸気が出ているのを隠すという気迫を感じますね。英語では、白雪姫に出てくる七人の小人がかぶっている帽子に似ても似つかないけれど、仕事に行くときに「ハイホ♪ ハイホー♪」と歌っていた感じが労働に結びつくので、Heigh Ho Cap でいかがでしょう?

その7 Tail Feather Base Headband/Stag Beetle Mandible-くわがた被り

女の子に人気。清楚な力強さを感じますね。きちんとアイロンをかけるのが女子の流儀です。祭り次第では、ハサミ(本当はハサミではなく、「大あご」なんですって!)で、締め上げるわよーという強さを感じます。クワガタのはさみが閉じたように見えるので、日本語通り Stag beetle mandible にしようかなと思ったんですけど、カブトムシ・クワガタとゴキブリの区別がつかない外国人が多いのでやめた方がいいかな。この巻き方、横に鳥の羽を挿したらとっても似合いそうなので、Tail Feather Base Headband がいいかなあ。悩むところだわ。

その8 Others-その他

Okinawa style-沖縄エイサーサージ

沖縄語で鉢巻のことをサージと言います。これがまたユニークでカッコイイ!2m以上もある布ですっぽり頭を包み、両端をくるくるねじりながら頭に巻きます。頭巾の一種に分類されることもあります。激しい踊りのエイサーにぴったりですね。また、同じく激しい動きの長崎くんちでも、龍踊の中国風衣装の時に合わせる頭巾が見られます。

ウィキペディアには『沖縄奄美地方では「てさじ・テサージ(手巾・手帛)」とも呼び、塞の神(道祖神)の起源の一つともいわれるオナリ神とエケリ神の馴初めに、オナリ神は自分が作った手帛(テサジ)をエケリ神に渡すという話が伝承されていて、奄美では古来女性がこの手巾を呪術の道具として常に持ち歩いていた』とあります。

これは、沖縄独特だから、やはりOkinawa を冠しよう。

ところで、現在被り物に「笠」などをつけている民俗芸能は、元々はこの手拭いかぶりが原型だったところが多くあると言われているんですよ。

Side Bowー横リボン どちらかというとスカーフっぽいですね。

Kerchief Flat Capー水戸黄門のうっかり八兵衛と同じタイプの「道中被り」

水戸黄門でおなじみのうっかり八兵衛の手拭い帽のタイプですよね。「道中被り」といいます。英国のハンチング帽(狩猟用帽子)に似ています。一枚布だと強調したくて、Kerchief Flat Cap でいかがでしょう。

粋を求めて

クールな巻き方・被り方は、アイディア次第でまだまだ開発の余地があります。粋→カッコイイ→クールと進んできた鉢巻の締め方、自由な発想であなたもアイディア巻きに挑戦してみませんか。新しい巻き方ができたらぜひ教えてね。

ちなみに、この英語名はどんぐり圭子が勝手にネーミングしたものです。世界中はおろか日本中でも全く一般化していませんから、外国人に説明する時に使っても、ヒントにはなるけどまず通じないよー。

写真は、全国の伝統芸能が数多く参加する「成田伝統芸能まつり」で、どんぐり圭子が撮影。鉢巻追っかけをしていたら「変わった趣味ですね~」と言われました。成田鰻も美味かった。気軽に撮影OKしてくださった皆さん、ありがとうございました。

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