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早春の絶景は三重にあり!「鈴鹿の森庭園」の可憐で幽玄なしだれ梅がまさに見頃!

2023/3/10
2023/3/14
早春の絶景は三重にあり!「鈴鹿の森庭園」の可憐で幽玄なしだれ梅がまさに見頃!

ここ数年、梅の季節になると話題に上るスポットがあります。それは三重県鈴鹿市の「鈴鹿の森庭園」。美しいしだれ梅が並ぶ梅園で、梅の花咲く期間のみ開園しています。

2023年は3月上旬に見頃を迎えました。夜は20:30までライトアップが行われており、幻想的な景色が楽しめます。この記事では、ちょうど見頃に入った2023年3月4日・5日の様子をレポートします。

夢のような景色が広がるしだれ梅の庭園

園内に入ると、鮮やかなピンクのしだれ梅が目に飛び込んできます。約200本の梅が植えられているとのことですが、樹高が高いものが多く、高さ5mを越えるものも。見上げる高さにあるしだれ梅は圧巻です。

鈴鹿の森庭園

鈴鹿の森庭園

まるで梅の花が降り注ぐようです。

涼香の森庭園

「鈴鹿の森庭園」は、株式会社赤塚植物園が経営する、

日本の伝統園芸文化のひとつであるしだれ梅の「仕立て技術」の存続と普及を目的とする研究栽培農園(「鈴鹿の森庭園 公式サイト」より)

です。

管理と手入れが徹底されているので状態が良く、1つ1つの梅の木は単に「美しい」だけでなく、強い生命力に溢れています。

涼香の森庭園

2014年開園とのことで、まだ10年目ですが、その美麗な景観が注目を集め、今では梅の名所としてすぐに名前が上がるほどの人気スポットとなっています。

園内には、少し高くなったところに見晴らし台があり、美しい梅と鈴鹿の山々を一望できます。

鈴鹿の森庭園

園内で多いのは、「呉服(くれは)しだれ」を中心とするしだれ梅ですが

鈴鹿の森庭園

下の「右近の白梅」のようにしだれではない梅も見られます。

鈴鹿の森庭園

一本の木に紅白の梅が咲く「おもいのまま」など、さまざまなが梅が見られるのも魅力。

鈴鹿の森庭園

少し色の淡い「藤牡丹しだれ」は、咲き具合もあるのかもしれませんが、香りが濃厚に感じられました。

鈴鹿の森庭園

鈴鹿の森庭園

左右に並ぶ龍門梅や

鈴鹿の森庭園

水琴窟など、お庭としての美しさも引き立ちます。

鈴鹿の森庭園

梅以外の、水仙やクリスマスローズなどの早春の花も咲いていました。

鈴鹿の森庭園

天の龍・地の龍の迫力を見よ!

園内の「呉服しだれ」のなかでも特に目を引くのが、入園してすぐ目に入る「天の龍」。そして通路を挟んでその奥に立つ「地の龍」でしょう。

鈴鹿の森庭園

鈴鹿の森庭園

雅なしだれ梅なのに、その名の通りの圧倒的な迫力。

いずれも樹齢100年を超えており、日本最古の呉服しだれではないかと言われているそうです。

迫力ある樹勢なのに、八重の呉服しだれの花は優しいピンク色でとても愛らしい。

鈴鹿の森庭園

ほかに、白いしだれ梅の「青龍梅」や

鈴鹿の森庭園

力強い枝ぶりの「玄武梅」など

鈴鹿の森庭園

その名前に込められた想いを考えながら見るのも楽しいですよ。

ライトアップで幽玄な世界が広がる

見頃の時期にはライトアップも行われています。夜闇の中に浮かび上がる鮮やかな薄紅のしだれ梅は、言葉も出ないほど幽玄で美しいです。

鈴鹿の森庭園

鈴鹿の森庭園

昼間の綺麗さに加え、夜はより艶やかさが引き立つようです。

鈴鹿の森庭園

マジックアワーの見晴らし台からの眺めは、鈴鹿の山がシルエットになり、昼間とはまた違った雰囲気に。

鈴鹿の森庭園

竹あかりなども風情を添えます。

鈴鹿の森庭園

この日は、月との共演もみられました。

鈴鹿の森庭園

鈴鹿の森庭園

園内の歩き方

園の広さは約2万平米。…といわれてもピンとこないかもしれませんが、よく言う「東京ドーム〇個分」でいうなら、「東京ドーム半分弱」(東京ドームは約4万7千平米)。サッカーコートの面積が約7千平米なので、約3個分といったところ。

鈴鹿の森庭園

そう言われると広く感じられますが、梅の美しさにつられて見て回っていると、気がついたら入口近くに戻っている…そんな感じの広さです。

下の写真は入口を入ってすぐのところですが、このあたりはやはり人が滞留しやすく、また見晴らし台も人気です。

こちら、会場内に貼られていた園内マップ。

鈴鹿の森庭園

奥の方(園内マップの上の方)や、園内マップ左の方は比較的人が少なめなだったので、なるべく人のいないところで写真を撮りたい方などは、そのあたりがねらい目だと思います。

園内のどこで見ても、梅の美しさや迫力は見事です。

鈴鹿の森庭園

また、ライトアップ時は、点灯後しばらくはかなり混雑するようです。

筆者入園時は18:15頃でしたが、入口付近や天の龍・地の龍付近はかなり人だかりができ、見晴らし台でも撮影の順番待ちができていました。

鈴鹿の森庭園

ですが、19時頃になると見晴らし台でもすんなり撮影できる程度となっていました。

団体さんが入ってくるタイミングや、天候などもあると思うので一概にはいえませんが、人が多いときに並んで待たなくても、他を回って戻ってくるころには、人気スポットも空いているかもしれません。

鈴鹿の森庭園

園内は、おおむね1時間あればゆっくり見て回れる広さですが、特にじっくり写真を撮りたい方は、混雑状況も考えて、1時間半~2時間程度はみておくことをお勧めします。

園内には飲食スペースやおみやげ処もあります。

鈴鹿の森庭園

鈴鹿の森庭園

撮影の際、三脚使用はOKですが、使用可能エリアが決まっているのでご注意ください。また状況により、可能エリアでも制限される場合があります。

2023年は3月4日から見頃でしたが、まだ花が少ない木もあり、これからもっと花が咲いていくだろうというタイミングでした。
3月9日現在は全体的に見頃を迎えているとのことです。

梅は、桜と比べて見頃が長いのも魅力。
散り始めると、下の写真のように芝生がピンクに染まって、この眺めも人気だそうです。

鈴鹿の森庭園写真提供:鈴鹿の森庭園

開催概要&アクセス

【開催概要】
所在地:三重県鈴鹿市山本町151-2
開園期間:2023年2月18日(土)~3月下旬(予定)
※開花状況や社会情勢等により、早めに終了する場合あり。
営業時間:9:00~16:00(夜間ライトアップ期間中は20:30)
最終入場時間:営業終了時刻の30分前
料金:700~1700円(小学生は半額、未就学児無料)
※料金は開花状況による変動制です。赤塚植物園公式Twitterに当日の入園料が掲載されています。
当日中に限り何度でも再入場可能なワンデーフリーパス(入園料+大人500円・小学生250円)もあります。

【アクセス】
車:東名阪自動車道「鈴鹿IC」または新名神高速道路「鈴鹿PA スマートIC(ETC専用)」より約5分(所要約3分)
無料駐車場あり(約200台)
鉄道:
近鉄四日市駅・JR四日市駅からタクシーにて約30分
近鉄湯の山線菰野駅からタクシーにて約17分
近鉄鈴鹿線平田町駅からタクシーにて約21分
臨時バス:2023年3月1日(水)~19日(日)はJR四日市駅発着・近鉄四日市駅経由の臨時バスあり。
また、ライトアップ期間中の土・日曜日のみ夕方発の便もあります。
変更の可能性もあるので、詳細は公式サイトにてご確認ください。

鈴鹿の森庭園 公式サイト

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