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語呂合わせで定められた7月30日の「梅干しの日」
7月30日は「梅干しの日」です。日本屈指の梅の産地である和歌山県日高郡みなべ町で、梅の加工食品を作る東農園社によって定められました。梅干しは健康に良く、「梅干しを恵方に向かって食べると難が去る」と言われています。「なん(7)がさ(3)る(0)」の語呂合わせで期日が決められたようです。
梅の収穫量全国第2位の群馬の三大梅林
和歌山県ではみなべ町の南部梅林などで盛んに梅が栽培されています。梅の収穫量も日本一ですが、和歌山県に次ぐのが群馬県です。高崎市の榛名梅林、箕郷梅林、安中市の秋間梅林には見渡す限りの敷地に梅が栽培され、群馬三大梅林と呼ばれています。いずれの梅林も例年2月下旬から3月下旬には花を咲かせ、周囲に梅の香りを放ちます。早春には各々の梅林では趣向を凝らした「梅まつり」が開催されています。
「榛名の梅祭り」が開催される榛名梅林
榛名梅林は高崎市の北東部に標高約1400メートルで聳える上毛三山の一つです。山麓には約400ヘクタールの広大な敷地が12万本前後の梅で覆われます。「榛名の梅祭り」では上州榛名太鼓の演奏や、トテ馬車の運行などの魅力的なイベントの他、梅の加工食品の無料配布が行われます。
「みさと梅まつり」が開催される箕郷梅林
箕郷梅林は榛名山の南麓の標高140メートルから390メートルの丘陵に広がります。樹齢10年から30年の木が多く、梅の実の収穫に適しているようです。「みさと梅まつり」の開催日には、蟹沢地区のみさと梅公園に遊歩道が設けられるばかりでなく、多彩なイベントが企画されます。公園に面して数多くの売店が並び、梅の加工食品を手頃な値段で購入することができます。
「秋間梅林祭」が開催される秋間梅林
秋間梅林は安中市を流れる秋間川の上流の丘陵地に広がります。約50ヘクタールの敷地に35,000本を超える梅が栽培されています。例年の「秋間梅林祭」では、いも煮会や梅の枝の配布、和太鼓や三味線の演奏など多彩なイベントが企画されます。
種類豊富な梅の加工食品
群馬三大梅林の周辺では産地直送の梅が、その場で食品に加工されていきます。梅干しの他にも、梅味噌や梅ジャム、梅うどん、梅ジュースなど多種類の食品が食卓を充実させてくれることでしょう。
7月30日は「梅干しの日」です。梅の収穫量日本一は和歌山県ですが、これに次ぐのが群馬県です。県内の榛名梅林、箕郷梅林、秋間梅林が群馬三大梅林と呼ばれ、各々の梅林では早春に「梅まつり」が開催され、味覚の前に臭覚で梅を楽しむことができます。