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3,000本のキャンドルと花火が雪原に灯る。五色沼でも有名な観光名所!裏磐梯雪まつりをご紹介。

2020/1/25
2020/6/5
3,000本のキャンドルと花火が雪原に灯る。五色沼でも有名な観光名所!裏磐梯雪まつりをご紹介。

緑・赤・青など、様々な色の沼が点在する五色沼で有名な福島県の中北部に位置する裏磐梯。毎年2月中旬に行われる裏磐梯雪まつりのレポートになります。

裏磐梯雪まつり会場の入り口に到着すると鳥居の付いたかまくらと両脇には守り狐と書かれた狐の雪像が正面に見えます。気になって中に入ってみるとお参り用に御神体が安置されていました。

調べてみると、この守り狐とは戦国時代に伊達氏が攻め込んできた際に、この地域を治めていた穴沢俊恒、俊光の親子が狐の軍隊の力を借りて追い払った伝説からきているそうです。その為、守り狐には「自然を愛する心」「家族が仲良く暮らす心」などの想いが込められ地域に大切にされて来たそうです。

(この記事は2019年に公開されたものを再編集しています。2020年1月25日 編集部更新)

会場の右側には、あったか屋台村として色々な飲食物の屋台が並んでいます。また中央には休憩所としてテントが用意されており、中では身体が温まるメニューも販売されていました。

会場周辺の散策をしていると、道路脇に花火を担当する赤城煙火店のトラックと打ち上げ現場が見えたので、お邪魔させて貰いました。お話を伺うと2019年は最大号数が4号玉と小規模な現場ではありますが、打ち上げ場所がかなり近いので迫力がある様です。

裏磐梯ナイトファンタジー

メイン会場である裏磐梯サイトステーションは、レンゲ沼のほとりに位置しており、トレッキング(山歩き)や登山情報の案内と休憩のための施設になります。展示コーナーでは立体模型によるトレッキングコースの案内、四季折々の植物や動物、風景などの写真展示がされています。

日中は「屋内で作ろう」のイベントで磐梯山のジオラマやジオチョコ作成、リサイクルしたオリジナルキャンドル制作、守り狐のエコクラフト体験なども行っていた様です。

まず最初に開会セレモニーとして、関係者による御挨拶が行われました。県内だけでなく東京や新潟の小千谷市などからも来られていた様です。いつの間にか磐梯観光エリアのご当地キャラ「バンダイくん」も来ていましたが、その名前を聞くとどうしても某玩具メーカーが頭から離れませんw

その後は、裏磐梯サイトステーション横で関係者による点灯式が行われました。マイナス3度の中でスーツ姿はかなり寒そうでしたが、2018年とは違い無事に全てのキャンドルに点火できた様です。

点灯式が終わると一般の方にもチャッカマン(ガスライター)が配られ、雪で作られた道からレンゲ沼へと約3000本ものキャンドル畑にみんなで点火していきます。このレンゲ沼、実は冬の間は凍っているだけで湖だったりします!

北欧では古くからキャンドルには天使が宿り、「火を灯した数だけ幸せになれる」との言い伝えがあるので、来場者にも点火して貰っているのだそうです。

18:00からは、花火の打ち上げになります。まず最初に申込者によるメッセージ花火として4号玉(開花直径約120m)と3号玉(開花直径約90m)の単発花火、続いてスターマインの打ち上げが行われます。

心配していた天候も花火の時間になると急に回復し、特に後半はクリアな状態で観覧できました。早速、キャンドル点火による天使の効果があったのでしょうか?

花火終了後には、裏磐梯サイトステーション内で裏磐梯観光大使でもある普天間かおりさんのミニコンサートが行われました。県内ではラジオ福島でも御活躍されている様で地元では結構有名な人だそうです。

花火が終わって全員が一斉に帰宅すると渋滞の原因になるので、実はこう言ったイベントを挟む事によってかなり緩和されます。

今回のまとめ

2019年は金曜日の裏磐梯プレナイトファンタジーから始まり3日間開催された裏磐梯雪まつり。最初は小規模なキャンドルを灯すだけだったイベントが次第に大きな規模になり、花火も打ち上げる様になり、2019年で11回目を迎えたそうです。

春には桜峠さくらまつり、夏には裏磐梯火の山まつり花火大会、秋には五色沼の紅葉、冬には裏磐梯雪まつりに磐梯スキー場と一年を通して楽しめる場所です。最近は海外からの観光客も増えているそうです。裏磐梯は自然に恵まれた素晴らしい場所です。

取材協力:裏磐梯観光協会様、有限会社赤城煙火店様

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