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毎年10月第4日曜日に久喜市で開催される「わしのみやコスモスフェスタ」
大地を潤す水の流れに沿って季節の花が咲くと豊かな自然を感じることができるでしょう。埼玉県久喜市の葛西用水路沿いには遊歩道が整備され「コスモスふれあいロード」と呼ばれています。例年10月中旬から11月上旬にかけて、遊歩道はコスモスの彩りで染められ、毎年10月の第4日曜日に「わしのみやコスモスフェスタ」が開催されています。2021年は10月24日に葛西用水路沿いの久喜市役所鷲宮総合支所の南側のコスモス畑を中心として行われます。ただ新型コロナウイルス感染防止のため、例年の地元農産物の販売や屋台の出店、スタンプラリー、歌謡ショー、フリーマーケットなどは中止となりましたが、用水路沿いの遊歩道は季節の花で彩られます。
利根川の水を引いて埼玉県の東部エリアを潤す葛西用水路
埼玉県久喜市の中央を南北に葛西用水路が流れています。水路は1660年頃、江戸幕府が利根川の水で埼玉県の東部エリアを潤すために引かれました。日本三大農業用水の一つに数えられ、疏水百選にも選ばれています。
久喜市役所鷲宮総合支所の南側に広がるコスモス畑
葛西用水路に架かる鷲宮総合支所の南の古川橋の袂の広場は、コスモスで埋め尽くされます。写真撮影用の「希望への扉」のオブジェが設置されているので、明るい未来を切り開く写真を撮ることができることでしょう。
古川橋の上流、下流の葛西用水路沿いの「コスモスふれあいロード」には延々と、コスモスのラインが繋がります。
「コスモスふれあいロード」の川口樋前橋から玉屋橋まで繋がるコスモスのライン
「コスモスふれあいロード」は最上流の川口樋前橋から玉屋橋まで、約10キロにわたってコスモスの花が途切れることはありません。ロードには約15の橋が架かり各々の橋には、川口樋前橋からの距離が表示されているので、体力に合わせてスタートや折り返しのポイントを見定めることができます。
コスモスは久喜市の市の花に指定されています。葛西用水路の両岸には多種類のコスモスが植栽され、長い遊歩道を歩いていても飽きることはありません。エリアによっては風にたなびくコスモスに、稲穂が仲良く揺れています。
埼玉県久喜市ではコスモスが市の花に指定しており、市内を南北に流れる葛西用水路に沿って「コスモスふれあいロード」が整備されています。用水路に接する約10キロ遊歩道は、例年10月中旬から11月上旬にかけて、コスモスが途切れることのないラインを作ります。