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(写真:photoAC)
こんな顔をしておりますが、実は私はこれでも立派な「だるま」なんです。
「えっ? だるま!?」
いやいや、だるまって、眉が太くて、いかつくて、目が無いやつなんじゃないの? それがなんで、こんなおすまし顔!? そもそも、女性のだるまってありなの?
ですよね~
そう思いますよね~
しかし、これが由緒あるだるまなんです。
そもそも「だるま」の由来って?
その前に、そもそもだるまとはですが、達磨(だるま)大師という人がモデルになったと言われています。達磨大師とは仏教の1つである禅宗の開祖で、インドに生まれて中国に渡って禅宗を広めました。そんな達磨大師にはある言い伝えがあります。それは魏(ぎ)の嵩山(すうざん)にある少林寺で、9年間壁に向かって座禅を組んでいて手足が腐ってなくなってしまったというものです。
達磨大師の教えは日本に伝わり、武士を中心に広まっていきました。それをきっかけに手足のない置物、だるまが作られるようになりました。また、だるまを縁起物として扱うようになったのは江戸時代になってからです。
ひゃー! 「手足が腐ってなくなってしまった」 って…
修行のレベルを超えていますね! ただ、ここまでやられた故に、後世でも語り継がれてきているのかもですが。
参考:「だるまにはどんな意味があるの?由来やだるまと呼ばれる理由をご紹介」(knowledge life)
写真の正体は「姫だるま」
さて、話を戻しますと、冒頭のおすまし顔のだるまは「姫だるま」と呼ばれるものになります。日本各地で生産されておりますが、特に有名なものは愛媛県と大分県竹田市で生産されているものとなります。
姫だるまの誕生については諸説ありますが、愛媛県のものは、日本初の女帝である神功皇后が道後温泉でご懐妊されたことを記念して、また、竹田市のものは、江戸時代の下級武士の奥様をモデルとしたと言われております。どちらにしろ、一般的なだるまとは、由来がまるで異なりますね。
参考:「姫だるまとは」(姫だるまと和雑貨の店 港や)
だるまのお祭りといえば「毘沙門天大祭(びしゃもんてんたいさい)」
旧正月の7日・8日・9日(2022年は2月7、8、9日開催。新型コロナウイルス感染防止を考慮し、縮小開催予定)の三日間に静岡県富士市で開催される「毘沙門天大祭(びしゃもんてんたいさい)」は、日本全国よりたくさんのダルマが集まり、日本最大級のダルマ市と呼ばれています。ダルマ市のみならず、ダルマに願いを込める開眼祈祷を行っていたり、おたきあげも行っております。
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富士山が一望できる絶好のロケーションというおまけ付き! 沼津にも近いので、海の幸も堪能しつつ、足を延ばしてみてはどうでしょうか?