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明治時代からの保税倉庫が観光施設に生まれ変わった横浜赤レンガ倉庫
明治維新によって横浜の港は世界に広がり、海外の文化や品物が横浜から日本の各地に伝えられました。ウォーターフロントには明治政府によって保税倉庫が建設され、外国からの貨物が保管されました。1989年まで担い続けた役割を終えた横浜赤レンガ倉庫は、観光施設として生まれ変わっています。例年12月には「クリスマスマーケット」が開催され、2020年には12月4日~25日の期間で行われています。
赤レンガパークに公共交通機関を利用して訪れる場合の最寄りの駅は、みなとみらい線の「馬車道」駅または「日本大通り」駅です。いずれからも徒歩6分前後のアクセスです。海に接するように2つの赤レンガ造りの倉庫が平行に向かい合っています。
14世紀にドイツで始まったと言われる「クリスマスマーケット」
「クリスマスマーケット」は、14世紀にドイツで始まったと言われています。クリスマスが待ち遠しく思える4週間前後の期間に準備のためのショッピングを楽しんだのが起源とされています。欧米の数多くの都市で行われる「クリスマスマーケット」の横浜バージョンの会場は、2つの赤レンガ造りの倉庫に挟まれる赤レンガパークです。
ドイツのクリスマスマーケットに訪れたような錯覚に襲われる赤レンガパーク
「クリスマスマーケット」の開催時間は11:00~21:00です。平日は無料で入場することができますが、土曜日、日曜日、12月23~25日は300円の入場料が必要となります。また2020年は事前予約をしなければならないので、公式ホームページで手続きを済ませておいた方がいいでしょう。間に合わない場合には、会場の入口でQRコードを読み込んで登録することも可能です。
「クリスマスマーケット」の会場では、左右にショップが軒を連ね、ドイツのクリスマスマーケットに訪れたような錯覚に襲われます。バラエティー豊富なクリスマスグッズが溢れるばかりでなく、グリューワインやドイツの郷土料理を味わうことができます。
赤レンガパークばかりでなく、赤レンガ倉庫の2号館の館内にもショップが入っているので、ショッピングのバラエティーは広がります。
海に接して眩しく輝くクリスマスツリー
赤レンガパークが海に接する東には、高さ約10メートルのクリスマスツリーが眩しく輝き、海原の先にはライトアップされた横浜ベイブリッジを見ることもできます。
例年12月にはクリマスムードが溢れる赤レンガパークですが、西側の入口付近の特設会場では様々なパフォーマンスが行われます。さらに、2020年12月5日~2021年2月21日の期間にはアートリンクが設けられ、アイススケートを楽しむこともできます。
明治維新によって世界に開かれた港町横浜のウォーターフロントには、横浜赤レンガ倉庫が建てられました。今では保税倉庫としての役割を終えていますが、横浜を代表する観光施設となっています。例年12月には「クリスマスマーケット」が開催され、赤レンガパークは欧米のクリスマスムードが満ち溢れます。