2月11日(建国記念の日)の東京は穏やかに晴れ、とても過ごしやすい一日でしたね。今回は、雪ヶ谷八幡神社で執り行われました、「令和三年 雪谷誠剣塾 紀元節祭武道奉納」をレポートします。
雪ヶ谷八幡神社について
東急池上線、石川台駅から徒歩で2分の場所に鎮座する神社。駅から見える鎮守の杜が目印です。
創建は永禄年中。北条氏康の家臣、太田新六郎(太田道灌の曾孫)が、当所に於いて法華経曼荼羅の古碑を発掘し、八幡大菩薩をお祀りしたことが起源と伝わっています。
「紀元節祭」とは
「紀元節」は明治初期から終戦まであった祝祭日の一つ。古事記や日本書紀で初代天皇・神武天皇が即位したとされる日です。明治6年に新暦の2月11日に定められました。戦後、「紀元節」は廃止されましたが、昭和41年に「建国記念の日」として復活。現在も、全国の神社では、紀元節祭(建国祭)として国の益々の発展を祈念する祭事が執り行われています。
武道奉納式・奉納演武
令和3年の建国記念の日、雪ケ谷八幡神社では10時より「紀元節祭」の斎行。12時からの「武道奉納式」参拝の後、12時30分より神楽殿にて、「雪谷誠剣塾」「専修大学体育会合気道部」「武楽座」の皆さまによる演武が奉納されました。「雪谷誠剣塾」さんは、地元の南雪谷にて古武道「鹿島の太刀」と「合気道」を主軸として、その稽古を通じて心神の鍛練に励んでいます。「鹿島の太刀」の源流は鹿島神宮の武神・武甕槌大神より授かった「祓の太刀」といわれ、徒に敵を傷付けるのではなく、正気・神気を以て邪をを祓う剣をその本義としていまいます(『雪谷谷誠剣塾 紀元節祭武道奉納』演目より)。
奉納演武フォトレポート
心を奪われて、取材に来たのを忘れてしまうほど。見入ってしまい危うくシャッターの手が止るところでした。
今回の奉納演武は、『昨年より続く災厄と、それに伴う社会不安の中、行いの自粛に引きずられ、塞ぎがちになる心を正気漲る武を以て払拭せんとの祈りを込めて、演武を奉納させていただきます。』(『雪谷誠剣塾 紀元節祭武道奉納』演目より)との思いから執り行われました。皆さま、素晴らしい演武ありがとうございました。
武楽座 https://bugaku.net
専修大学体育会合気道部 http://www.kuromon-aiki.net/
雪谷誠剣塾 https://twitter.com/swordman3661
雪ヶ谷八幡神社「春」の行事予定
雪ヶ谷八幡神社の主な「春」の行事予定をご紹介します。
・お人形感謝祭
https://yukigaya.info/gyouji/ningyou.html#a01
・新入学児童安全祈願祭
https://yukigaya.info/gyouji/sinnyu.html#a01
・赤ちゃん泣き相撲(主催・一心泣き相撲)
https://yukigaya.info/isshinnaki/index.htm
・奉納こいのぼり
https://yukigaya.info/koinoobori/index.htm
皆さまの地元の神社でも、様々な祭事を工夫しながら執り行われているものと思います。密集・密接に注意しながら、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
雪ヶ谷八幡神社へのアクセス
東京都大田区東雪谷2丁目25-1(東急池上線・石川台駅より徒歩2分)
雪ヶ谷八幡神社 https://yukigaya.info