毎年秋、大阪の中心を彩る「御堂筋ランウェイ」。2024年はさらに進化した内容で、日本各地の伝統祭りや豪華なライブ、展示、グルメが一堂に会する一大イベントとなりました。このイベント内の催しの一つ、「THE祭ランウェイ」において、オマツリジャパンは出演するお祭り団体の選定から出演交渉、各種調整、演出までを担当しました。
©︎吉本興業株式会社
<この記事のポイント>
・「THE祭ランウェイ」多様な伝統祭りの共演を実現!
・スムーズなパフォーマンス演出と進行をサポート!
・丁寧な出演者サポートと「祭り」活用の可能性を拡大!
THE祭ランウェイ:全国の祭りが御堂筋に集結
2024年11月3日、大阪市の御堂筋を舞台に開催された「御堂筋ランウェイ2024」は、音楽ライブや祭りのパレード、展示、グルメが融合した大型イベントです。全長2kmの御堂筋を使い、地域文化を発信しながら30万人以上の来場者を魅了しました。
このイベント内の催しの一つである日本各地の11の祭(13団体)による「THE祭ランウェイ」。パワフルな祭りのパフォーマンスが織りなすパレードは、観客を圧倒しました。オマツリジャパンは、2023年に引き続き、2024年も出演者ブッキング、演出、当日のパフォーマンスを支えるための搬入・宿泊などの支援を担いました。登場した祭りは以下の通りです。
参加した10の祭り団体とその魅力
青森ねぶた祭(青森県青森市)
©︎吉本興業株式会社
本場青森から輸送したねぶたと太鼓台車、ハネト(踊り手)、お囃子方ら総勢52人による迫力のパフォーマンス。「ラッセーラー」の掛け声が響き、観客を熱狂させました。
山形花笠まつり(山形県山形市)
©︎吉本興業株式会社
花笠舞踊団とミス花笠が参加。華やかな衣装で花笠音頭に合わせた演舞が披露されました。
盛岡さんさ踊り(岩手県盛岡市)
©︎吉本興業株式会社
ミスさんさを先頭に、華やかな踊りと太鼓、笛、歌が一体となり、「2番七夕くずし、3番栄夜差踊り、4番福呼踊り」の3種類の華麗な演目を披露しました。
仙台すずめ踊り/仙台七夕まつり(宮城県仙台市)
13名の踊り手と8名のお囃子が雀をイメージした舞を展開しました。また、七夕まつりからは、水色、紫、黄色、赤、青5本セットの動く七夕飾りが登場し、彩り鮮やかな伝統文化を披露しました。
秋田竿燈まつり(秋田県秋田市)
©︎吉本興業株式会社
稲穂を表現した高さ20m竿燈の妙技を披露。15名の「差し手」と4名のお囃子が伝統の技と音色を披露しました。
福島わらじまつり(福島県福島市)
長さ12メートルの大型金わらじと踊り手、桶胴太鼓演奏者による迫力のあるパフォーマンス、そしてミスピーチが華を添える印象的なパフォーマンスが観客の目を楽しませました。
うわじま牛鬼まつり(愛媛県宇和島市)
©︎吉本興業株式会社
3つの保存会により、全長5メートル、3体の「牛鬼」(伝承の妖怪を模した山車)が登場。口からガスを出すなど驚きの演出で観客を魅了しました。
長崎くんち(長崎の龍踊り)(長崎県長崎市)
©︎吉本興業株式会社
サイズの異なる3種類の龍がくねりながら胴くぐりを披露。72名が連携してダイナミックな龍踊りを展開しました。
石見神楽(島根県浜田市)
©︎吉本興業株式会社
6体の大蛇や鬼軍団の行進など、演目の登場人物が大迫力のパフォーマンスを披露。約40名の出演者が祭りを盛り上げました。
阿波おどり(徳島県徳島市・鳴門市)
©︎吉本興業株式会社
天水連、鳴門浮々連、心酔連が参加。太鼓や鐘の音色とともに、それぞれ魅力的な演舞を披露しました。
伝統文化の多彩な共演を支えるオマツリジャパンの取り組み
©︎吉本興業株式会社
「THE祭ランウェイ」において、オマツリジャパンは、日本各地の11の祭(13団体)による伝統文化のパフォーマンスを約15分間で展開する演出に携わりました。御堂筋を巡るパレード形式の中、各団体の演技が円滑にすれ違えるよう、舞台裏では動線の調整や進行管理などに細やかに取り組みました。
また、出演者が安心して臨めるよう、搬入や宿泊等の環境整備にも力を注ぎました。祭りの特性を理解したうえでの対応や、これまでの実績もあり、参加団体からご評価をいただいています。
未来へつなぐ伝統文化の架け橋として
オマツリジャパンの取り組みは、日本の伝統文化を現代の舞台で輝かせるという大きな使命を背負っています。「御堂筋ランウェイ」という、特に若い人たちの注目も集める大規模イベントにおいての成果は、地域の文化振興だけでなく、多くの人々の心に祭りの感動を刻みました。今後も「祭り」の魅力を次世代へつなぐ架け橋として、さらなる挑戦を続けていきます。