秋田県羽後町で毎年8月に開催される「西馬音内盆踊り」は、国の重要無形民俗文化財にも指定される、日本を代表する盆踊りです。2025年夏、祭りの中心地に位置する文化交流施設〈盆宿U〉を会場として、初の「西馬音内盆踊りプレミアム観覧」体験が実施されました。
<この記事のポイント>
・歴史的建物を活かした高付加価値観覧席の実例
・旅行代理店の商品造成に組み込みやすい観覧体験プラン
・自治体・地域企業・施設オーナーに役立つ観覧席造成のモデルケース
企画の概要

主催の「盆宿 U」 は、母屋と4つの蔵を擁する築 180 年の商家を、宿、サウナ、カフェ&バー、コミュニティスペースへとリノベーションした、西馬音内盆踊りとお盆がテーマに「泊まれる文化交流施設」。この地域で培われてきた文化や歴史、営みを体感することができる複合施設として、2025 年 4 月に羽後町で営業を開始しています。



宿泊・食事で選べる3つのプレミアムプラン
2階VIP席から見た囃子櫓と踊り
今回、この母屋を特設観覧会場として活用し、2階メゾネットスイートをVIP観覧席、1階をプラチナ席として設定。来場者は祭り会場の中心、本町通り囃子櫓前という絶好の立地から、踊りの臨場感を間近で体験しました。
用意したのは、来場者の滞在スタイルに合わせて、宿泊有無と食事内容を選べる3つのプランです。いずれも祭り会場の中心、本町通り囃子櫓前という絶好の立地で、西馬音内盆踊りを間近に体験できるのが最大の魅力です。
宿泊付きプレミアムプラン(各日2組限定)

Remède nikahoのフルコース料理
築180年の商家をリノベーションした〈盆宿U〉メゾネットスイートに宿泊。2階VIP席から踊りを観覧し、〈Remède nikaho〉によるフルコースディナーとドリンクペアリング、踊り手による文化解説を堪能。
日帰りプレミアムプラン(各日1組限定)
宿泊なしで同じVIP席から観覧。フルコースディナー+解説がセットになり、近隣からの来訪者も参加しやすいプラン。
プラチナプラン(各日20名限定)
1階プラチナ席

1階特別席から観覧し、スペシャルブッフェ+ドリンクを楽しめるスタイル。当日宿泊優先権付きで、希望者はそのまま滞在可能。
いずれのプランにも踊り手や語り部による解説が含まれ、踊りが始まる前の時間に文化的背景を学べるのも特徴です。
(※上記で紹介しているプランは2025年度の実績です。2026年度はプラン内容や定員に変更がある可能性があります。)

実施の様子と反響


2025年夏の実施では、参加者から「踊り手の表情や衣装の質感まで間近に感じられ、最も快適な観覧体験だった」との声が寄せられました。料理についても「目の前で仕上げが行われ、ライブ感があり会話が弾んだ」と高評価。さらに「解説のおかげで踊りへの理解が深まり、観覧体験の価値が高まった」と好評を博しました。
一緒に新しい観覧体験を作りませんか?

今回の取り組みは、旅行商品として魅力のある観覧体験であると同時に、地域の資源を活かした文化的価値の高い取り組みでもあります。旅行代理店の皆さまには、夏のツアー造成や特別企画の素材としてご活用いただける内容です。
西馬音内盆踊りは毎年8月に開催されるため、御社のパンフレットや商品企画に加えていただけるよう、2026年以降のプラン内容を早期から準備いたします。写真や商品情報など必要なコンテンツを整えてご提供いたしますので、ぜひご検討ください。(※2026年度はプラン内容や定員に変更がある可能性があります)
また、自治体や地域企業、宿泊施設を運営されている方々にとっても、この事例は大きなヒントになります。歴史的建物や地域資源を活用し、食・学び・観覧を組み合わせた特別な体験を生み出すことで、観光まちづくりや文化継承に直結する新しいモデルが実現できます。
オマツリジャパンは、今回のように実施フェーズのサポートはもちろん、青森ねぶた祭や秋田竿燈まつりのように企画立案から販売・運営までトータルでプロデュースすることも可能です。観覧席や観覧体験づくりをお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
文化継承にもつながる取り組み
本観覧体験の収益の一部は、西馬音内盆踊りの文化継承に寄付されます。販売商品としての価値と、地域文化を未来に繋ぐ意義を兼ね備えた取り組みとして、今後も発展を目指しています。