2025年8月、埼玉県蓮田市にある積水化学工業株式会社 武蔵工場にて、従業員とそのご家族、さらに地域住民も招いた「納涼祭」が開催されました。会場となったのは工場の広大な駐車場。約3,500㎡のスペースに、縁日やワークショップ、ステージパフォーマンスが展開され、当日は1,000人以上が来場しました。
オマツリジャパンは本納涼祭の立ち上げ支援を担い、企画立案から会場設計、ステージ構成や縁日の導入まで、私たちの持つ「地域を盛り上げる祭りの企画力」を活かして設計しました。
<この記事のポイント>
・地域も巻き込む“誰でも参加できる”納涼祭
・祭りのノウハウで「みんなが楽しめる場づくり」
・企業×地域 ×祭り=ブランド/関係構築モデルを実現
企業イベントとしての新たな一歩

積水化学工業 武蔵工場様では、従業員同士の親睦を深める社内イベントを継続的に行っておりますが、今回は「社員やその家族、そして地域社会とより良い関係を築いていきたい」という思いから、13年ぶりに地域住民も招いた「納涼祭」の開催を検討されていました。
オマツリジャパンは、その思いを形にするパートナーとして企画から伴走。「夏祭りの再現」だけではなく、従業員と地域が自然に交わり、地域に根付く企業のことをもっと知ってもらいながら笑顔を共有できる、積水化学工業らしいオリジナル納涼祭をご提案させていただきました。結果として、参加者からは「手作り感と華やかさのバランスが良い」「従業員の家族や地域の方々が自然に交流できた」といった声が寄せられました。
プログラムと会場構成

会場では、子どもから大人まで楽しめる多彩なコンテンツを用意しました。
ステージ

チアリーディングチームによるパフォーマンス、参加型の紙芝居、地域で活動する団体による演舞等、そして豪華な景品が当たる大抽選会と、幅広い世代が楽しめる内容を組み合わせました。
縁日・ワークショップ

スマートボールやワクワクパンチBOXといった昔ながらの縁日遊びに加え、人気のパフォーマーによる歌や工作で盛り上がれる体験型ワークショップ、オリジナルのコンテンツとして武蔵工場で作られているテープを積んで景品がもらえるゲームなどの体験型のブース、地域の方や従業員によるブースを多数設置。
飲食エリア

キッチンカーを複数台誘致し、ホットサンドやケバブ、ポテトやクレープ、かき氷、韓国料理、デザートのほか、積水化学工業の食堂スタッフによる飲食ブースを、夏祭りらしい雰囲気で提供しました。
加えて、来場者には抽選番号入りのオリジナルうちわを配布。夏祭りの雰囲気を伝える記念品でありながら、イベント参加をスムーズに誘導する仕掛けになりました。
成果と今後への展望

当日は想定を上回る1,000人以上が来場。開始から終了まで多くの参加者が滞留し、会場は終始にぎわいを見せました。
また、今回の運営は「積水化学工業が主体」となり、オマツリジャパンはその周囲で伴走する形を取りました。電設や広報などは主催者が関係業者と連携しつつ、オマツリジャパンはステージ進行や縁日運営、会場設計といった専門領域を支援。企業主導のイベントを、祭りの専門家が後押しするスタイルを実現しました。
主催者からはコンテンツの組み立て方やスケジューリングなど、祭りのプロとしての伴走支援が今回の大成功の一つの鍵だったと嬉しいお言葉もいただきました。
オマツリジャパンが提供できること
今回の事例は、企業の納涼祭という枠を超え、「祭り」を活用したコミュニケーションの力を示す好例となりました。
・従業員家族・地域住民を巻き込む交流の場の企画・運営サポート
・企業文化と地域文化を掛け合わせた新しいイベント価値の提案
・独自性のあるコンテンツの提供・提案
オマツリジャパンはこれまで、マンションの小規模夏祭りから、大阪・御堂筋で行われる御堂筋ランウェイのような大規模都市型イベントまで、企画・プロデュースや祭り団体の派遣、和のコンテンツの提供など幅広い実績があります。今回の積水化学工業の納涼祭は、その知見が「企業と地域をつなぐ場」として結実した事例です。
あなたのコミュニティでも
祭りは、単なる娯楽イベントではなく、人と人をつなぎ、文化を継承し、社会を前進させる力を持っています。オマツリジャパンは「祭りを社会全体で支えていく仕組みを創る」というミッションのもと、企業・学校・自治体の皆さまに、祭りを活用したオリジナルイベントの実現を提案しています。
積水化学工業 武蔵工場「納涼祭」のように、企業と地域が笑顔で交わる場を、次はあなたのコミュニティでも実現してみませんか。