花車神明社祭
花車神明社祭は、名古屋駅(名駅)周辺の下町で200年の伝統を誇る秋の祭りです。祭りの主役は、名古屋型といわれる構造でからくり人形を載せている3つの山車。文政年間に作られ、戦災に遭うも奇跡的に残った「紅葉狩車(もみじがりしゃ)」、「二福神車(にふくじんしゃ)」、「唐子車(からこしゃ)」の3輌です。
古くは名古屋三大祭りに数えられ、名古屋城下を代表する祭りであった「三之丸天王祭」の見舞車として曳き出されていました。山車はそれぞれ絢爛豪華な彫刻や水引幕で飾られ、お囃子が響くなか「しゃぎり」呼ばれる力強い方向転換をしながら街なかを巡行します。
からくりの奉納は、まず昼間のうちに白龍神社前で行われ、3つの山車が一度各町内に帰り、提灯をかけたのち夜に花車神明社前に再集合して行われます。
祭り翌日の午前中にも各山車はそれぞれで街中を曳き回されます。そのあと、午後に柳里神社前で3つの山車が揃います。
2024/10月中旬頃(予定)
愛知県名古屋市中村区