上桧木内の紙風船上げ2024
「無病息災」「五穀豊穣」や「家内安全」など、その年への願いを込めて、武者絵や美人画が描かれ、灯火をつけた巨大な紙風船が、きらめく星々のごとく真冬の夜空に舞う年中行事です。
この行事を書きとめたものはありませんが、伝説では、江戸時代の科学者である平賀源内が、銅山の技術指導に訪れた際に、熱気球の原理を応用した遊びとして伝えたと言われています。
以前は五穀豊穣や家内安全を願う「虫焼き」(田圃に稲わらを積み火をつけるもので、どんと焼き、天筆とも呼ぶ)と同時に行われ、民族信仰の遺産と位置付けられています。戦争をはさみ一時期中断したこの行事も、地元上桧木内の有志による熱心な取り組みにより、昭和49年に宮田で復活し、秋田県を代表する冬の風物詩となりました。
2025/2月中旬頃(予定)
秋田県仙北市西木町上桧木内字大地田