住吉大社 神種頒賜祭・祈年祭
初辰まいりにて一番目にお参りする神社で『延喜式』神名帳、『住吉大社神代記』に多米神社と記載されている歴史のある古社です。
稲種を授かって豊穣を祈る信仰であったものが、時代とともに商売の元手、元本、また子宝祈願の信仰に発展したものと考えられます。
近年、商売をされている方の参拝や子宝祈願など日本全国より多くの参詣者が訪れています。
例年3月17日の祈年祭に先立ち、五穀の種をお祓いして農業関係者にお分かちする神種頒賜祭(かんざねはんしさい)という神事が行われており、種貸信仰の原点を見ることができます。