跡部の踊り念仏
「跡部の踊り念仏」は、鎌倉時代の弘安2年(1279)に時宗の開祖「一遍上人」が佐久郡伴野庄(現在の佐久市野沢)を訪れた際に、小田切の里(現在の佐久市臼田)で初めて行ったと言われている「踊念仏」のうち、跡部踊り念仏保存会により現在佐久市内で受け継がれている唯一のものです。国の無形重要文化財に指定されています。
踊り念仏は西方寺本堂内の「道場」で行われ、8人の女性の踊り手と2人の男性の太鼓方が一組となり、「南無阿弥陀仏」と唱えた後に、太鼓のリズムに合わせながら鉦を打ち鳴らし、だんだんと激しくなる踊躍歓喜の舞を踊り恍惚無我の境地に入ります。
貴重な日本の伝統芸能を見ることができるこの機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
2025/4月上旬頃(予定)
長野県佐久市跡部424