小河内の鹿島踊(小河内神社祭礼奉納)
一般的に鹿島踊は、鹿島大神を祀る神事の舞といわれますが、小河内の鹿島踊の場合は、三番叟の歌詞に「鹿島踊をいざ踊る」とあることによるといわれます。踊りの所作と唄から江戸初期以前の女歌舞伎、鹿島踊、念仏踊の系流があるとされ、古い歌舞伎踊の遺風を伝える貴重な民俗芸能です。
この踊がいつ頃伝わって踊り始められたものかは定かではありません。京都から公卿の落人が隠れ住んで教えたとも、また旅僧から教えられたものともいわれています。
女装の男性6人(三番叟のとき烏帽子狩衣の男子が加わる)が踊るのが特徴で、囃子方として笛2人、太鼓2人で行います。
2022年11月30日、ユネスコ無形文化遺産「風流踊(ふりゅうおどり)」41件のうちの一つとして登録が決定しました。
2024/9月下旬頃(予定)
東京都西多摩郡奥多摩町