オマツリジャパンが、Facebook Japanと共同で始動した「祭り未来プロジェクト」!
取り組み第一弾として、「Withコロナ/Afterコロナ時代における新しい祭りの在り方を考える」をテーマとした、「祭り未来会議 キックオフセッション」を2020年12月1日に開催いたしました。
「祭り未来会議 キックオフセッション」を開催事後のプレスリリースはこちら
「祭り未来プロジェクト」は、祭りのサポートを行うオマツリジャパンと、コミュニティづくりを応援するFacebookが手を取り合い、コミュニティをサポートするプロジェクトとして発足させました!
本プロジェクト始動に合わせて、非公開のFacebookグループ「祭り未来会議」の立ち上げを行い、祭り主催者を始め、祭りファンや祭りを応援したい企業など、立場を超えて「祭りを盛り上げる」各者が集うコミュニティとして運営をしていきます。
互いのノウハウや情報を共有したり、コミュニティ内のミーティングや各種イベントをオンライン・オフライン問わず開催する予定です。
「祭り未来プロジェクト」発足後、第一弾のイベントとして「祭り未来会議 キックオフセッション」を開催しました!
“Withコロナ/Afterコロナ時代における新しい祭りの在り方を考える”をテーマとし、コロナ禍の本年、工夫を凝らして祭りを開催したり、中止となった祭りの代替措置としてオンライン開催を行った2つの祭り主催者に登壇いただき、トークセッション形式でナレッジの共有が行われた他、当日の参加者も交えたクロストークが行われました。
「祭り未来会議 キックオフセッション」開催のお知らせはコチラ
セッション冒頭では、「祭り未来プロジェクト」や本プロジェクトをきっかけに立ち上がったFacebookグループ「祭り未来会議」の目指すゴールやコンテンツ、活動内容などを紹介しました!
Facebookグループ「祭り未来会議」については、別の記事で細かく解説していますので、合わせてご覧ください。
Facebookグループ「祭り未来会議」について解説した記事はコチラ
トークセッションでは、コロナ禍の今夏にオンラインとオフラインの両方で祭りを開催した『中野駅前大盆踊り大会』主催 鳳蝶美成氏と、祭りのオンライン開催やオンラインコンテンツの実施に挑戦した『桐生八木節まつり』から桐生八木節連絡協議会 会長 諏訪 郁雄氏、桐生八木節桐雅会 代表 青木 優子氏、桐生市観光交流課 松本 和也氏、オンライン八木節まつり実行委員会 山澤 健太氏にご登壇いただきました!
『中野駅前大盆踊り大会』主催の鳳蝶美成氏は、コロナ禍の本年夏、祭りを開催に踏み切った経緯について「祭りが中止となることで参加者のみならず、企業や伝統芸能の担い手など、様々な関係者へ影響が及ぶことを懸念して開催に踏み切った。」とコメント。
開催にあたり苦労した点としては、「2週間単位で感染状況が変化していった」ことを挙げ、他のイベントの感染症対策の事例を参考に準備を行ったことを紹介。祭り当日は「ソーシャルディスタンスを保ち、消毒や検温、会場でのアルコールの摂取を禁止するなどの対策を講じた」ことをご紹介いただきました。
2020年に開催された『中野駅前大盆踊り大会』のレポート記事はコチラ
『桐生八木節まつり』の主催者である、桐生八木節連絡協議会 会長 諏訪 郁雄氏、桐生八木節桐雅会 代表 青木 優子氏、桐生市観光交流課 松本 和也氏は、開催史上初めて祭りが中止になった本年、「なんとか桐生の町をコロナに負けないように盛り上げていきたい」との思いから、『オンライン夏祭り2020』への出演を決めたことをお話いただきました。
出演時を振り返り、「オンラインは初めてのことで、踊りの見せ方や難しさがあった」とお話いただきました。
オンライン夏祭り2020出演時の様子はコチラの動画をご参照ください。
クラウドファンディングによる資金調達を経て『オンライン八木節まつり』を開催した、オンライン八木節まつり実行委員会 山澤 健太氏は「いかにして祭りの‟生っぽさ”を伝えるかを工夫し、映像コンテンツの制作を行った」とコメント。
配信というフィルタを通すことで祭りの熱量が伝わりにくくなってしまうことを、オンライン開催の課題としてお話されました。またクラウドファンディングでは、手ぬぐいなどの祭りに関連するリターンを制作され、最終的に420万円の資金を調達されたことをご紹介いただきました。
「オンライン八木節まつり」クラウドファンディング開始のお知らせ記事はコチラ
トークセッションの終盤には、各者から現在のデジタルツールとしてのFacebook活用方法を共有いただき、Facebook Japan 広報 嶋田容子氏から、より良く使いこなしていくTIPSとして、祭りのファン同士が繋がるFacebookグループやページの活用方法(アンケート機能によるコンテンツの磨き上げへの活用など)を教えていただきました!
続くクロストークでは、北は山形県から、南は福岡県まで、全国から大小様々な祭り主催者や祭りファンが参加!オンライン/オフラインそれぞれから参加していただきました。
今回話し合われたテーマは2つ。①イベント参加者・祭り関係者が感じている疑問や懸念点について、②『withコロナ時代に祭りを開催する』ために必要なことは?をテーマに、お互いの課題や意見の吸い上げが行われました。
一つ目のテーマとして話合われたイベント参加者・祭り関係者が感じている疑問や懸念点については、神輿は密になりやすいことや、比較的盆踊りはソーシャルディスタンスを保ちやすいことが挙げられ、祭りの種類によって対策が分かれることが話し合われました。
また、オマツリジャパン共同代表取締役山本は、「科学的根拠を持って対策を取ることが必要」とコメントし、今後Facebookグループ「祭り未来会議」内で、参考となる情報を共有していく旨をお話しました。
続いての議論では、本年の祭りのオンライン開催の事例から、オンライン祭りのメリット、デメリットについて確認。場所に縛られず発信が出来ることで、新たなファンを獲得できるメリットがある一方で、祭りならではの熱量を届ける難しさや、資金調達について課題が共有されました。
クロストークの最後でオマツリジャパン共同代表取締役山本は、「コロナ禍で祭りがテクノロジーをどう活用していくか考え得るきっかけになった」とコメント。祭りを後世まで続けていくために、デジタルの活用を考えていく必要があることをお話しました。
今回のキックオフセッションで話し合われた内容は、その場でグラフィックレコーディングとして記録!
また、今回のセッションで得た祭りの未来についての示唆は、Facebookグループ「祭り未来会議」にて紹介される予定です。
オマツリジャパンはこれからもFacebook Japanとともに、祭り未来会議の運営を通し、コロナ時代における祭りと関係者をサポートしてまいります!