夜が長い日本の冬に、イルミネーションという夜祭りが行われ始めて数十年が経ちました。
今ではカップルだけでなく、家族でお出かけして子どもも大人も楽しめる冬の風物詩として定着していますね。また、点灯期間もかつてはクリスマス前だけか長くても年始までだったのが、3月や4月まで行っている会場もあります。
しかし、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止や規模の縮小を余儀なくされた場所も。そこでこの記事では、関東の人気イルミネーションから、現在絶賛開催中のスポットのみ厳選!北関東から順番にご紹介します。実際の現地はどんな様子なのか、今年や昨年以前の詳しいフォトレポートへのリンクもありますので、ぜひお出かけの参考になさってください。
関東のイルミスポットといったら絶対に外せないのがここ!あしかがフラワーパークの「光の花の庭」は、関東三大イルミネーションのみならず、2017年に「日本三大イルミネーション」に選ばれてから、夜景観光士が選ぶイルミネーションランキングでは6年連続で全国1位を受賞しています。
約10万平方メートルの敷地に500万球以上のイルミネーションが灯り、幻想的な空間に魅了されます。代名詞ともいえる藤棚をまるで本物の花のように埋め尽くす「光のふじのはな物語」のほか、光の壁画、水辺を彩る光の睡蓮など、どこを取っても映える景色しかありません。特に、カップルが撮影の順番待ちをしている人気のフラワーキャッスルは、今年「光の花火」による壮大な演出が加わってリニューアル。人気はとどまるところを知りません。
11月中旬までは光と花のコラボ、その後はクリスマス、ニューイヤーと3つのテーマでイルミネーションの演出をしているため、行く時期によっても違った雰囲気が味わえます。ほぼ全ての電球にLEDが使用されており環境にも配慮されています。会場へのアクセスと開催概要はこちらでご確認ください。
◆期間:2021年10月16(土)~2022年2月14日(月)
◆時間:16:30~20:30
※土日祝日は21:00まで
※11月13日(土)~1月初旬は平日21:00、土日祝21:30まで営業(予定)
◆会場:あしかがフラワーパーク 公式サイトはこちら
交通や通信技術の発展によってグローバル化が進み、世界が身近に感じられるようになりました。ところが環境の変化や時間的な制約などによって、希望通りに海外に渡航できないことも多いのが実際ですよね。
このようなときでも国内で海外旅行気分を味わえることができるのが、日光市の東武ワールドスクウェアです。例年、園内に並ぶ世界各国の遺跡や建築物が夜間にライトアップされ、イルミネーションで輝きます。日中のチケットを持っていれば追加料金なしでイルミネーションが楽しめるのも人気のポイント。詳細はこちらでご確認ください。
◆期間:2021年11月6(土)~2022年3月27日(日)
※3月は土日と月末の19日(土)~27日(日)
◆時間:11/6~12/23は16:30~19:30、12/24~1/3は16:30~20:00、1/4~1/31は16:30~19:00、2/1~2/28は17:00~19:30、3/5.6.12.13.19~27は18:00~20:00
◆会場:東武ワールドスクウェア
東武ワールドスクウェアのイルミネーション、昨年の詳しい現地レポはこちら!
シンフォニーロードや東二条通り、高崎城跡のお堀、タブノキ広場などの会場でライトアップやイルミネーションが灯り、街全体が光り輝きます。子ども達の制作する光のキャンバスの展示もあり、工夫を凝らした作品を楽しむことができます。開催期間中、フォトコンテストも開催されますので、ぜひ美しい写真を撮ってみてはいかがでしょうか。会場へのアクセスと開催概要はこちらでご確認ください。
◆期間:2021年11月6(土)~2022年1月10日(月・祝)
◆時間:17:00~22:00 (金・土・日曜日は24:00まで)
◆会場:シンフォニーロード・高崎駅西口周辺
「高崎光のページェント」ってどんな感じ?昨年の詳しい現地レポはこちら!
群馬県の南部に位置する伊勢崎市は、首都圏に向かう東武伊勢崎線の起点であるばかりでなく、JR両毛線で群馬、栃木の各都市と繋がっています。2つの路線を結ぶ伊勢崎駅の両側には広場が整備され、例年、年末年始の時期にはイルミネーションで彩られます。詳細はこちらでご確認ください。
◆期間:2021年11月19(金)~2022年1月10日(月・祝)
◆時間:16:30~21:00
◆会場:伊勢崎駅南口・北口駅前広場/大手町パティオ
「伊勢崎市まちなかイルミネーション」昨年の現地レポートはこちら!
関東地方では最大級の敷地面積約61ヘクタールに、様々な動物が飼育され、アトラクションの種類も充実している「ハイブリッド・レジャーランド」の東武動物公園。季節のイベントの企画も多く、冬には例年「東武動物公園ウインターイルミネーション」が開催されています。
関東最大級の大型LEDビジョンでは、光と音楽と映像が融合したショーが行われ、「夜の動物園」や「アトラクションイルミネーション」など昼間とは違う園内が体験できます。詳細はこちらでご確認ください。
◆期間:2021年11月20(土)~2022年2月13日(日)
◆時間:17:00~20:00
※12月24日(金)・25日(土)は17:00~21:00
◆会場:東武動物公園
JRさいたま新都心駅西口と「さいたまスーパーアリーナ」の間にある「けやきひろば」は、都会の忙しさを忘れさせてくれるような木々に囲まれた心地よい空間です。そこでは毎冬にイルミネーションが輝き、様々なジャンルの音楽イベントも開催されます。会場へのアクセスと開催概要はこちらでご確認ください。
◆期間:2021年11月13(土)~2022年2月14日(月)
◆時間:17:00~24:00
◆会場:さいたま新都心 けやきひろば
けやきひろばのイルミはどんな感じ?過去の詳しい現地レポはこちら!
駅を挟んで東口にあるコクーンシティでも「コクーンシティイルミネーション2021」が開催されています。今年のテーマは「“Star light, star bright, Cocoon star I see tonight” 明るく光り輝く、今宵のコクーンのお星さま」。メイン会場の「コクーンひろば」には、高さ10m超のクリスマスツリーが登場し、ムービングライトと噴水が周囲をより幻想的に照らします。詳細はこちらでご確認ください。
◆期間:2021年11月13(土)~2022年2月14日(月)
※クリスマスツリーなど一部は12/25(土)で終了
◆時間:17:00~23:00
※一部エリアにより異なる
◆会場:コクーンシティ各所・さいたま新都心駅東口デッキ ほか
コクーンシティのイルミネーション、過去の現地レポートはこちら!
千葉市の幕張は日本最大級のコンベンション・センターの幕張メッセが建設されて以来、「幕張新都心」として発展を遂げています。エリアの中心となるJR京葉線の海浜幕張駅を利用する人も増加しており、駅舎は例年、年末年始にイルミネーションで彩られます。マクハリイルミの詳細はこちらでご確認ください。
◆期間:2021年11月12(金)~2021年1月31日(月)
◆時間:17:00~23:00(12月5日以降は16:30~23:00)
◆会場:JR海浜幕張駅前南口広場・北口広場
メインの会場となる海浜幕張駅の北口広場から目と鼻の先にある「幕張テクノガーデン」でもウィンターイルミネーションが開催中ですので、合わせて訪れることができます。こちらのイルミネーションはビルスタッフさんによる手作り。手作りならではの温かみが感じられるイルミネーションで、ビルで働く人々を包み込みます。会場へのアクセスと開催概要はこちらでご確認ください
◆期間:2021年11月12(金)~2022年1月31日(月)
◆時間:16:30~22:00
・クリスマスイルミネーション:12月25日(土)まで
・ウィンターイルミネーション:1月31日(月)まで
◆会場:幕張テクノガーデン
東京を中心とする首都圏に日本の人口が集中する中、千葉県は1983年に500万人を突破しました。これを記念し1986年、千葉ポートパークの一画に千葉ポートタワーが建設され、千葉市のシンボルとなりました。
クリスマスシーズンにはタワーがイルミネーションで彩られます。約3,500個の電球がタワーの壁面全体にクリスマスツリーを描き出す高さ約100メートル、幅約30メートルのジャンボツリーは国内で最大の電飾ツリーとして、ギネスブック1989「日本の記録」に掲載されました。今年のイルミネーションの詳細はこちらでご確認ください。
◆期間:2021年11月20(土)~2021年12月25日(土)
◆時間:17:00~21:00
・クリスマスイルミネーション:12月25日(土)まで
・ウィンターイルミネーション:1月31日(月)まで
◆会場:千葉ポートタワー
千葉ポートタワーのイルミネーション、昨年の詳しい現地レポはこちら!
12月になってから、テレビやネットのニュースで続々とイルミネーションの情報が届くようになりました。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止や規模の縮小が相次ぎましたが、今年は開催されるのでしょうか?
この記事では、東京のイルミネーションスポットの中でも人気の場所を厳選!過去の現地の詳しいフォトレポートを交えながらご紹介しますので、ぜひお出かけの参考になさってください。
今年の東京のイルミネーションでここだけは見逃せません。2022年3月27日(日)に22年の歴史に幕を下ろすことが決まっているお台場のヴィーナスフォートにとって、最後のイルミネーションとなるからです。
ヨーロッパの雰囲気が漂う館内はゴールドと赤をキーカラーにドレープ、ライト、ミラーボールが彩り、クリスマスムードを盛り上げています。2階メインエントランスでは「VenusFort」の文字をかたどったフォトスポットが訪れた人を出迎えてくれます。詳細はこちらでご確認ください。
◆期間:2021年11月19(金)~2022年3月27日(日)
◆時間:11:00~21:00
※館の営業時間に応じて変更となる場合あり
◆会場:ヴィーナスフォート 2階各所
ヴィーナスフォートのイルミの特徴は?過去の現地レポはこちら!
今年で20年目を迎え、丸の内の冬の風物詩となっている「丸の内イルミネーション」。丸の内仲通りを中心に、有楽町駅前から大手町仲通りまでの約1.2Km、340本を超える街路樹がシャンパンゴールドに彩られます。また、東京駅日本橋口前の新ランドマークとなった「TOKYO TORCH Park」も同時点灯され、街全体が煌びやかな雰囲気に包まれます。
ライトアップは、従来の明るさや輝きは変わらずに使用電力を抑え、環境に配慮されています。ぜひ丸の内エリアに足を運び、イルミネーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。会場へのアクセスと開催概要はこちらでご確認ください。
◆期間:2021年11月11(木)~2022年2月20日(日)
◆時間:15:00~23:00
※12月1日(水)~12月31日(金)は15:00~24:00まで点灯予定
◆会場:丸の内エリア(東京交通会館~大手町仲通り)
丸の内イルミネーションってどんな感じ?過去の様子のレポートはこちら!
東京都港区の六本木は、1990年代のバブル崩壊を境に大きく町の姿を変えつつあります。2003年には高さ238メートルの高層オフィスビル、六本木ヒルズ森タワーが完成しました。
そんな六本木の街に冬の訪れを告げるけやき坂イルミネーション。約400mにわたるけやき坂の温かみのある街のあかりの中、白銀の世界をイメージした“SNOW & BLUE”の光が引き立ち、印象的な光景で人々を迎え入れます。街と人々を照らすイルミネーションで、その時・その瞬間だけの感動や体験が楽しめます。詳細はこちらでご確認ください。
◆期間:2021年11月10(水)~2021年12月25日(土)
◆時間:17:00~23:00
◆会場:六本木けやき坂通りほか
六本木にはもう一つ、とびきりの冬のきらめきがあります。それが東京ミッドタウンのイルミネーション。ゴールドの光が木々を彩るツリーイルミネーションが登場し、2021年は新たに、エモーショナルに波打つ点灯・消灯演出や、毎時0分ごとに木々が共鳴し合っているかのような調光演出が楽しめます。きらきらと輝き上品でありながらも躍動感のあるイルミネーションは、訪れた人の心を引き寄せて華やかな世界へと誘います。
また、高さ約3mの光り輝くスノードームに白いしゃぼん玉が舞う期間限定の演出や、「プレゼントが実る不思議なクリスマスツリー」など、1年の終わりに心躍る季節の情景が楽しめます。会場へのアクセスと開催概要はこちらでご確認ください。
◆期間:2021年11月18(木)~2021年12月25日(土)
◆時間:17:00~23:00
※毎時0分ごとに調光演出あり
◆会場:ミッドタウン・ガーデン、プラザ1階
東京ミッドタウンのイルミネーション、過去の現地レポートはこちら!
クリスマス~年末年始のシーズンに、1kmにも及ぶ表参道の街路樹が光で彩られるようになったのは1991年。その華やかな光景を見るためだけに人々が押し寄せるという、現在のイルミネーション人気に火をつけた先駆的存在だといえるでしょう。
その後、あまりに人が集まり交通渋滞などの諸問題が発生して1998年に中止されるも、2009年からケヤキへの本格的な飾り付けが復活し、再び冬の風物詩に。今でも表参道のイルミネーションは、シャンパンゴールドに輝くケヤキ並木が続き、寒さを忘れてしまうほどの美しさです。お買い物やお食事の後に、子どもから大人まで楽しめる冬ならではの夜の風景が楽しめます。詳細はこちらでご確認ください。
◆期間:2021年12月1(水)~2021年12月26日(日)
※低木のみ点灯12月27日(月)~2022年1月5日(水)
◆時間:日没~22:00
◆会場:表参道
表参道のイルミネーション、過去の詳しい現地レポートはこちら!
東京で人気のイルミネーションスポット5か所と今年の開催情報をお届けしました。
長く開催する場所もあればクリスマスまでの所もありますので、気になる場所には早めに訪れてみるのがオススメです。美しいイルミネーションとともに素敵なクリスマスを過ごしてくださいね。