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島根県大田市五十猛町大浦の五十猛のグロ(いそたけのグロ)

次回開催日未定
2024年1月14日(日)  【次回開催予測:2025年1月中旬頃】
島根県大田市五十猛町大浦2719

島根県大田市五十猛町大浦に伝承される小正月の行事です。
毎年「グロ」と呼ばれる円錐形仮屋は、竹を材料とした直径10mほどの大きさがあり、1年の豊漁や無病息災などを祈願する行事です。
地区の方々が集まって、グロ内部の囲炉裏でお餅を食べたりしながら深夜まで歓談して過ごします。国の重要無形民俗文化財及び大田市指定無形民俗文化財です

※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、イベントの中止・変更、店舗・施設の休業、営業時間の変更が発生している場合があります。 詳細は各公式サイト等でご確認ください。

みどころ

11日早朝に20m近い孟宗竹を十字に組んで、短冊や吹き流しを飾り付けて竹を起こして、杭を打ち込み竹で骨組みを組み、笹竹で壁を作りグロを完成させます。
中心の青竹はセンボクサンと言って、グロの神木となります。
グロの中には浜の砂を敷いてホンダワラが持ち込まれ、囲炉裏を囲んで1年の無病息災や豊漁を皆で祈願をします。
鏡餅を焼く作業で使用した、鍋や釜の煤を顔につける、墨付け風習もあるところが興味深いです。

これを食べずに帰れない

囲炉裏で焼くと直ぐ焼けますので、網を持って行くのがいいです。
忘れがちなのは、醤油でした。煙対策用にゴーグルもあれば現代的かな。
14日の夜にはグロのお供え鏡餅を囲炉裏で焼いて、皆さんに振る舞われるそうです。
私は帰りに甘いものも食べたくなったので、大田市内へまんじゅうを買ってから帰路につきました。

祭りに参加するには

大浦地区のお祭りなので、地域の方に迷惑をかけない方で、300年以上の伝統があり、竹やござを使ってくみ上げられた仮屋に歳徳神(としとくじん)を迎える独特なお祭りに興味がある方は見に行ってほしいです。

撮影するならここ

外部の円錐形の形も独特なのですが、なんといってもグロの内部です。
世話役の方が囲炉裏の火を絶やさずに燃やしていますので、お餅を焼きながら自分も、燻製にされているような感じが味わえます。
お祭りに帰ってきた方や、地域の方の笑い声と合わせられて、幸せな空間を感じれます。

歴史・由来

歳徳神へのお供えとする室内に設けられた囲炉裏の煙を浴びて、1年間の無病息災や豊漁を祈願、左義長(どんど焼き)と同じ小正月の行事がお祭りの歴史です。
神を迎えて送りだす一連の儀礼や禁忌などの民俗的要素があり、民間信仰の変遷を見ることができます。

少しお祭りの歴史と由来と外れますが、
五十猛(イソタケ)の地名やスサノオの伝説も多いので、その辺も面白いスポットです。(イソタケルノミコトの上陸伝承地)
JR五十猛駅から西に国道9号線と旧道が交わる交差点に神別れの坂を記念した石碑があり、兄の五十猛命と妹の大屋津姫命、抓津姫命とここで別れたという伝説がある場所もあります。

豆知識

韓神新羅神社(からかみしらぎじんじゃ)が五十猛のグロを見下ろす位置にあります。須佐之男命が五十猛命と大屋津姫命・抓津姫命を連れて新羅国に天降り、そこから埴舟に乗って日本に帰るとき、大浦海岸近くの神島に上陸、さらに須佐之男命のみがここに社を作って留まったが、のちに姫神二柱をも併せ祀ったという。
スサノオノミコトの子、イソタケルノミコト神社も車で10分で行ける場所にあります。

コネタ

少し周りを散策すれば、五十猛漁港・大岬灯台から、須佐之男命ゆかりの大浦海岸を回るのがオススメ!
神島(かみしま)は、須佐之男命と五十猛命兄弟が、新羅国から出雲の国へ向かわれる途中、最初に上陸された場所です。

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インフォメーション

名称 島根県大田市五十猛町大浦の五十猛のグロ(いそたけのグロ)
開催場所
島根県大田市五十猛町大浦2719
開催日 2024年1月14日(日)
※毎年1月11日の早朝から始めてから15日までの5日間開催
【次回開催予測:2025年1月中旬頃】
主催/情報提供者 小さなお祭りを紹介する会
アクセス JR五十猛駅から韓神新羅神社(かみしらぎじんじゃ)まで車で5分
最終更新日:2024年1月20日(土)18時09分
※ 最新の情報ではない可能性があります。お祭りへ行かれる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
※日時・場所・出演者・参加に関する条件・料金等は、天候等により変更になる場合がありますのでご了承ください。

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