毎年11月3日に福島県会津若松市で開催される会津花火のレポートです。
今回で第3回目の開催とまだ歴史の浅い花火大会になりますが、花火オフシーズンにも関わらず、全国各地の有名花火師よるプログラムを見られる機会はなかなかありません。
有料席チケットも早々に売り切れ続出で、当日券はペアチケットがわずかに残るだけでした。
開催日時：平成30年11月3日
時間：17:30～オープニング 18:00～打ち上げ開始
参加花火業者：赤城煙火店（福島県）、菅野煙火店（福島県）、齊木煙火本店（山梨県）、紅屋青木煙火店（長野県）など、32社
最大号数：8号玉
オープニングアクト 郷人演舞
札幌YOSAKOIソーラン祭りファイナリストでもある地元会津のよさこいチーム。
花火開始前になると露天エリアからメイン会場に来て踊ってくれます。
プログラムNo１ オープニング花火 担当：赤城煙火店（福島県）
18:30より打ち上げ開始。
カウントダウンと共にオープニング花火が打ち上がります。
プログラムNo２ ８号 割物・自由玉競技会
全国から選び抜かれた10社による8号玉（開花直径280m）の競技大会。
1位 齊木煙火本店（山梨県）【玉名】彩虹輝（イロドリコウキ）
2位 山崎煙火製造所（茨城県）【玉名】八重咲きの紅い花
3位 磯谷煙火店（愛知県）【玉名】スノークリスタル
プログラムNo３ コマーシャル花火
花火大会のスポンサー企業によるスターマイン。
よくある企業名だけのアナウンスだけでなく、
テレビＣＭで使われている様なコマーシャルが流れた後に花火が打ち上がる面白い試みです。
プログラムNo４ 市民花火 担当：菅野煙火店（福島県）
会津若松市民による協賛や募金などで打ち上がるスターマイン。
プログラムNo５ ８号 千輪競技会
全国でも会津花火でしか行われない競技種目。
一つの花火から小さな花火が無数に開花する花火、千輪だけを打ち上げる競技花火です。
1位 紅屋青木煙火店（長野県） 【玉名】曲導付 二度咲き夜空の百花園
2位 菅野煙火店（福島県）【玉名】昇小花 和火の華
3位 太陽堂田村煙火店（長野県）【玉名】朝霧の紫陽花
プログラムNo６ テーマ花火 担当：齊木煙火本店（山梨県）
今年、花火師が選ぶＮｏ.１花火大会に選ばれた神明の花火を担当する山梨の花火会社。
先日の安室奈美恵さんが引退する際に沖縄県で開催された花火大会にも同社が関わっていたとか。
今回はその一部分を再現したミュージックスターマインが打ち上がりました。
プログラムNo７ 日本煙火芸術協会 芸術玉7号
今年は戊辰150周年にちなみ記念事業として実行委員が提供するプログラム。
花火師のスペシャリストで構成される団体、日本煙火芸術協会会員10名による7号玉(開花直径240m)。
田畑 朝裕（静岡県）【玉名】八重芯ステンド牡丹
森 武（茨城県）【玉名】八重芯錦冠菊
齊木 慶彦（山梨県）【玉名】虹色のブーケ
プログラムNo８ エンディング花火 担当：紅屋青木煙火店（長野県）
最大ワイド幅、400ｍを使ったミュージックスターマイン。
11月23日に開催される長野えびす講煙火大会の前哨戦とも言われるプログラム。
今年も国内最高峰の実力は健在で20日後が楽しみな内容です。
今回のまとめ
回数を重ねる事で実行委員も慣れてきたのかスムーズに花火大会の運営が行われていた様に感じました。
あえて花火大会のハイシーズンを外すことにより、夏は引っ張りダコの有名花火師達の誘致が可能となり、その芸術性の高い花火を見ようと今や一年で一番花火マニアが福島県に集まる日になってしまいました。
屋台エリアの拡大、花火カードの実施など新しい事にもチャレンジしており、これからの成長が楽しみな花火大会です。