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「赤穂義士祭」1903年から毎年12月14日に赤穂市街に染み渡る元禄ムード

元禄時代を偲ぶ赤穂義士祭当日の赤穂市街

赤穂義士祭は1903年から毎年、赤穂義士が本懐を遂げた12月14日に赤穂市で開催され続けています。例年10:00前後から15:00過ぎまで、趣向を凝らしたパレードやパーフォーマンスが行われます。

2019年に開催された第116回赤穂義士祭のポスター

赤穂義士祭2019の会場案内図とプログラム

赤穂義士祭の当日には、赤穂駅前や駅前通りには、横断幕やアーチ形の門が設けられ、気分を盛り上げてくれます。

赤穂駅前の横断幕

駅前通りに設けられたアーチ形の門

赤穂義士祭のメイン会場となるのは、中央通り沿いの観覧席です。全てのパレードの終着点となり、ここで最後のパーフォーマンスを繰り広げます。

中央通り沿いの観覧席

中央通り沿いの観覧席から溢れる人々

中央通り沿いの観覧席に向かうパレードの出発点は、赤穂城大手門前です。城の前で最初のパーフォーマンスを行った後に市街地のパレードが始まります。

パレードの出発点となる赤穂城大手門前

赤穂城大手門前の交差点を埋め尽くす人々

赤穂城大手門前を出たパレードは、中央通りをゆっくり歩きながらメイン会場に向かいます。

パレードがゆっくり進む中央通り

パレードがゆっくり進む中央通り

赤穂城大手門前と中央通りを結ぶお城通りは、各々の会場を往復する人で溢れかえります。実況放送をするメディアの姿も随所で見かけます。

各々の会場を往復する人で溢れかえるお城通り

実況放送をするメディア

雰囲気を盛り上げる子ども達や各種のサークル

2019年の赤穂義士祭の開始を告げたのは、小さな子ども達による「わんぱく太鼓」でした。

2019年の赤穂義士祭の開始を告げるメイン会場での「わんぱく太鼓」

太鼓の音が開始を告げると、赤穂城大手門前からのパレードが始まります。最初に登場するのは、赤穂市内の小学生による金管バンドです。

赤穂城大手門前でパレード出発前の演奏を行う御崎小の金管バンド

赤穂城大手門前からパレードに出発する赤穂小の金管バンド

中央通りをパレードする尾崎小の金管バンド

メイン会場で最後の演奏を行う塩屋小の金管バンド

市内の子ども達が雰囲気を盛り上げた後には、伝統的な「義士おどり」、「赤穂おどり」が披露されます。

赤穂芸能文化協会による「元禄義士おどり」

赤穂市内の高校生による「赤穂おどり」

赤穂市内の高校生による「赤穂おどり」

続いて、よさこい踊りの「でえしょん」、「南京玉すだれ」が続きます。

「でえしょん」のよさこい踊り

「でえしょん」のよさこい踊り

日本南京玉すだれ協会による「南京玉すだれ」

日本南京玉すだれ協会による「南京玉すだれ」

元禄時代にタイムスリップしたかのような赤穂義士祭の会場

前半に多種多様のパーフォーマンスが行われ、後半は元禄時代へと舞台が移り変わります。江戸時代には赤穂からも江戸に、長い「大名行列」が向かったことでしょう。

赤穂城大手門を出発する「大名行列」

赤穂城大手門を出発する「大名行列」

中央通りを進む「大名行列」

赤穂義士祭の開催日は、元禄15年12月14日の赤穂義士の吉良邸討入りの日に由来しています。「東映剣会殺陣」によって再現された討入り現場には迫力が漲ります。

「東映剣会殺陣」による赤穂城大手門での討入り現場の再現

「東映剣会殺陣」による赤穂城大手門での討入り現場の再現

血なまぐさい現場が再現された雰囲気を一変するのは、艶やかな衣装を身につけた義士娘です。人力車に乗って赤穂観光のキャンペーンガールのお披露目を行います。

観光キャンペーンガールのお披露目をする「義士娘人力道中」

義士娘が人力車から笑顔を振りまいた後、主役は小さな子ども達にバトンタッチされます。体は小さいながらも、堂々と「子供大名行列」、「子供義士行列」で整列し、赤穂城大手門から中央通りを進みます。

赤穂城大手門を出発する「子供大名行列」

赤穂城大手門を出発する「子供義士行列」

子ども達が、元禄時代に場面を移してくれた後には、「忠臣蔵」の世界が展開されます。「義士伝行列」では「忠臣蔵」の登場人物が象徴的な衣装で現れ、「忠臣蔵名場面の山車」が順に「忠臣蔵」のストーリーを物語ってくれます。

「忠臣蔵」の登場人物を紹介する4組の「義士伝行列」

「忠臣蔵」のストーリーを物語る7台の「忠臣蔵名場面の山車」

そして、赤穂義士祭の最後のクライマックスを飾るのが「義士行列」です。火事装束姿の赤穂義士47名が、「一打ち、二打ち、三流れ」の山鹿流陣太鼓の音に合わせて、市内を練り歩きます。先頭の大石内蔵助役には毎年、著名人が招かれ、2019年は高橋英樹さんが演じました。行列がメイン会場に到着した後、本懐達成の勝鬨をあげ祭はフィナーレとなります。

赤穂城大手門を出発する「義士行列」

赤穂城大手門を出発する「義士行列」

「義士行列」の先頭で毎年、著名人が演じる大石内蔵助

赤穂義士祭のフィナーレを告げる赤穂義士による勝鬨

露店が軒を連ねるお城通り

多種多様のパーフォーマンスが行われる5時間あまりの間、赤穂市の中心街はお祭りムードで包まれます。出演者とともに記念撮影をする人も、あちこちで見られます。メイン会場と赤穂城大手門を結ぶお城通りには、露店が軒を連ねます。露天の定番メニューが勢揃いするばかりでなく、赤穂特産の牡蠣を材料とした料理を味わうこともできます。

観客と記念撮影をする出演者

露店が軒を連ねるお城通り

お城通りの露店

お城通りの露店

お城通りの露店

お城通りの露店

元禄時代の名残を残す赤穂市街

赤穂義士祭の当日の市街地は、忠臣蔵の世界観で覆い尽くされます。様々なパーフォーマンスが行われる前後に数時間の余裕があるので、会場周辺を巡ると元禄時代の赤穂を偲ぶことができます。浅野内匠頭が居城とした赤穂城、歴代の赤穂藩主の菩提寺であり大石家の墓が設けられている花岳寺、47名の赤穂義士の像が並ぶ大石神社に隣接して大石内蔵助の邸宅が残されています。大石内蔵助邸の中央の長屋門は、主君の刃傷事件を伝えるために、江戸から駆けつけた早水藤左衛門、萱野三平が実際に叩いた門だと伝わります。

赤穂城の本丸庭園と天守台

歴代の赤穂藩主の菩提を弔う花岳寺

大石家の墓が設けられる花岳寺

大石神社

大石神社の参道に並ぶ47名の赤穂義士の像

大石内蔵助邸

1903年に始まった赤穂義士祭は毎年、赤穂義士が本懐を遂げた12月14日に赤穂市で開催される大イベントです。例年10:00前後から15:00過ぎまで趣向を凝らしたパレード、パーフォーマンスが行われます。前半に子ども達が雰囲気を盛り上げ、後半には忠臣蔵を題材とした元禄絵巻が市内を包みます。

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obaq

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2010年より旅行系のフリーライターとして各種メディアで記事の執筆を行っております。「おまつり」には各々の地域の歴史や伝統、文化が凝縮しています。関東地方で開催されている「おまつり」を中心に、その魅力を紹介して参ります。
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