早速ですがみなさん、最近「悪態」ついてますか?
内心、心の中で「チッ」と舌打ちつきたくなるような場面に出くわすことはあっても、実際に声に出して人前で「悪態」をつくなんてことはほとんどないのではないでしょうか。
しかし、もしも一年の締めくくりに悪態つき放題、
人前で「バカヤロー!」「コノヤロー!」言い放題のオマツリがあると言ったら、あなたは自分の耳を疑いますか?
今回は日本3大奇祭のひとつ、
茨城県・笠間市で行われる「悪態祭り」をご紹介します。
目次
そもそも笠間の悪態祭りってどんな祭りなの?
まずはこちらの動画をご覧ください
なんと台湾に最も影響力を持つと言われる、チャンネル登録者数は120万人の「Ryuuu TV」が悪態祭りに参加!
こちらは…
日本のディープスポットなどを外国人女性の目線で紹介する「Deep in Japan」でも紹介されています!
そう、悪態祭りは世界からも大注目される日本を代表する奇祭なのです!
悪態まつりに楽々アクセス!新宿発着バスツアーの詳細はこちら!
そもそも悪態祭り(悪退祭り)とは、庶民の政治に対する不満を晴らすため、藩主がその日に限ってはどんな悪態をついても構わない無礼講を許したことから始まった祭です。
13人の天狗が山裾から頂上の愛宕神社まで、道中13カ所ある天狗のほこらにお供え物をしながら向かいます。
この間の天狗は終始無言。
この時、来場者は悪態の限りを尽くすことが許され、
ほこらのお供え物を奪い合うバトルロワイヤルをくり広げるという内容です。なかなかの珍祭ですよね。
それでは実際の祭りの様子を写真付きで見てみましょう。
争奪戦から餅まきまで、悪態祭りの流れとは?
バスで悪態まつりの現場へ。愛宕神社の麓に着くと、本当にいきなり、白装束の神官の方々が現れました。
決まったルートを移動する間ずっと、声援ならぬ罵声がとびます。
「さっさと歩けよ、バカヤロー」
「給料あげろよ、コノヤロー」
「家事なんて面倒くさいよ、バカヤロー」
「映画館デートの後、空調のせいでお腹が痛くなったって絶対ウソだろ(わーん)コノヤロー」
ちょいちょい悪態というか、個人的な心の叫びが混じっていますが、
神官の方は何を言っても無言で聞き流してくれるので、ストレス解消にもってこいです。
写真では「一致団結」しているようにも見えますが、
実際には、神官の方が設置したお供え物を奪い合っています。
む、無理だ。こんな村総出のバトルロワイヤルの中に部外者が入っていけるわけが……。
……。
……。
……。
入っちゃった(どーーーん!!)。しっかり、スタンバイ。
お供え物を設置するルートは毎年決まっており、親切な地元の方に穴場を教えてもらいました。
参加者で力を合わせてゲットしたお供え物の中身はこんな感じ。
奪い合いが終わったら、天狗のみなさんによる恒例の餅まきがスタート。
餅は頭に当たると結構、痛いのでご注意を。
最後は「バカヤロー」三唱で締めとなりました。バカヤロー、バカヤロー、バカヤロー!
その日「バカヤロー!」斉唱の個人記録を更新することは間違いなしです。
オマツリジャパン的、炎上しない正しい悪態のつき方3選
「そうは言っても、今まで悪態なんてついたことが……」という方のために、
オマツリジャパン的、正しい悪態のつき方についてアドバイスしますね。
①語尾はすべてコノヤロー!、バカヤロー!
あんまり悪態慣れしていない人は、とりあえず最後に何でも「コノヤロー!」か「バカヤロー!」をつけて叫んでください。
「やっと現れたか、コノヤロー!」
「歩くの遅いぞ、バカヤロー!」
という風に相手を罵倒するのにも使えますし、
「今日は名古屋から来たんだ、コノヤロー!」
「最近、お菓子作りにはまっています、バカヤロー」
のように自己紹介の最後につけるのもアリです。
②日頃の鬱憤をバカヤロー!
次にご紹介したいのが、ちょっとした個人的なエピソードをはさむバカヤローです。
「たまにはまとまった休みがほしいよ、コノヤロー!」
「しょっちゅう既読無視かよ、バカヤロー!」
「炭水化物ダイエットやっても効果がねえぞ、バカヤロー!」
やはり、切実な日頃の悩みを入れたバカヤローは言葉の重みがちがいます。
③日頃の感謝をバカヤロー!
最後にご紹介するのが高等テク。普段は照れ臭い感謝の気持ちをこの機会にぶつける形でのバカヤローです。
「思ったより楽しいじゃねえか、コノヤロー!」
「たまには俺にも家事を手伝わせろよ、バカヤロー!」
「いつも俺を幸せにしてくれる、そこのお前にバカヤロー!」
何その、ツンデレ。完全に素直じゃない言動の不一致にキュン死寸前です。
どうでした? 意外と楽勝だったろうが、バカヤロー!
2018年の悪態祭りは12/16(日)に開催。クラブツーリズムのツアーをご紹介!
「悪態祭り」の今年の開催日は12月16日(日)です。
少しは「悪態祭り」に興味が出てきましたか?
「しかし、わざわざ車で出けるのも億劫だな~」というそこのアナタに朗報です。
今回、クラブツーリズム×オマツリジャパン共同企画の奇祭「悪態祭りツアー」をご用意させていただきました。
※受付終了 バスで楽々!旬のあんこう鍋付きツアーの詳細はこちら!
新宿発着!地元観光協会の方による「悪態のつき方」レクチャー付きですので、初めてでも安心☆グループでの参加すれば思い出に残ること間違いありません♪
※参加受付は終了しています
何と茨城名物の冬の味覚、「あんこう鍋」付き。
バスツアーだと、気兼ねなく車の中でお酒を飲めるのもうれしいですよね。