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聖地巡礼!あのアニメに登場する祭を僕達はまだ知らない。

2018/11/22
2020/6/7
聖地巡礼!あのアニメに登場する祭を僕達はまだ知らない。

秋が訪れ、文化祭シーズン到来! やはり、青春アニメに欠かせないのが、地元の祭りと文化祭(異論は認めます)ですよね。特に最近は、アニメのモデルとなった地域で実際に行われている祭がアニメに登場するケースも多いようで……。
最早、聖地巡礼とオマツリは切っても切り離せません!
というわけで、今回はアニメに関連するオマツリを6つまとめてみました。

① 土師祭 ×「らき☆すた」

土師祭 ×「らき☆すた」
Copyright 土師祭輿曾・久喜市商工会鷲宮支所. All Rights Reserved.

久喜市(旧鷲宮町)の鷲宮神社通り商店街で行われる鷲宮神社の秋祭りです。
関東一円から集まる担ぎ手のプロ達が、関東最大級の「千貫神輿(せんがんみこし)」を担ぐほか、
鷲宮神社が人気アニメ「らき☆すた」の聖地であることから「らき☆すた神輿」(2008年~)も登場します。
聖地巡礼の先駆けとも言える地域で、地域の住民とアニメファンとの息の長い交流が続いています。

らき☆すた
アニメやゲームが大好きな、オタクな女子高生・泉こなたと、その友人でゆったりした性格の柊つかさ、
つかさの双子の姉でツッコミ役の柊かがみ、容姿端麗で博識ながら天然でもある高良みゆきの4人を中心に、
周囲の人々も含めたまったりとした普段の生活を描く。美水かがみによる4コマ漫画作品が原作。

(土師祭)
■日時:9月2日(日)(毎年9月の第一日曜)
■場所:鷲宮神社通り
■交通:東武伊勢崎線「鷲宮駅」東口より徒歩約5分
http://www.wasimiya.org/hajisai/index.html

② 飛騨古川きつね火祭り✕「君の名は。」

飛騨古川きつね火祭り✕「君の名は。」
© Hida City

「君の名は。」に登場する夏祭りとピッタリ符号するオマツリは残念ながらありませんが、
「君の名は。」に登場する架空の街「糸守」のモデルとされる飛騨古川には、
「きつね火祭り」と呼ばれる幻想的な奇祭があります。

そもそも、彼の地に伝わる怪異「きつねの嫁入り」とは、
嫁入り行列の提灯の群れを思わせる夜間の無数の怪火のこと。
飛騨古川では、この行列を見た人は、五穀豊穣・家内安全・商売繁盛のご利益があるとされています。

その「きつね火祭り」では、漆黒の闇の中、松明の灯りをゆらしながら数十人にも及ぶきつねの嫁入り行列が静かに進んでいく――
そんな幻想的な光景が展開されます。「君の名は。」に出て来たような口噛み酒は残念ながら登場しませんが、
これなら「君の名は。」で描かれた糸守の夜の雰囲気に十分ひたることができますね。
(実際、多くの人がすでに「聖地巡礼」に訪れているようです)

ちなみに、行列の主役を務める花嫁・花婿は全国からの応募で決定されるのだとか。
あと、この記事を書きながら……「え? ラストで奥寺先輩って結婚してたの?」
「奥寺先輩の結婚相手って、え? マジ?!」

「君の名は。」
新海誠監督によるアニメーション映画(2016年)。飛騨の山奥で暮らす少女・三葉(みつは)と東京に暮らす少年・瀧(たき)との身に起きた「入れ替わり」現象のナゾと、1200年ぶりに地球に接近するという架空の彗星「ティアマト彗星」をめぐる出来事を描く。

(飛騨古川きつね火祭り)
■日時:9月22日(土)(毎年9月第4土曜)
■場所:飛騨市古川町内(岐阜県飛騨市市街地)
■交通:JR飛騨古川駅から徒歩5分
https://www.hida-kankou.jp/event/1339/

③ 龍勢祭✕「あの花」

龍勢祭✕「あの花」

この吉田の「龍勢」は、アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(通称「あの花」)の中でも、物語を象徴する大事な場面で取り上げられ、それをきっかけに全国的に有名になりました。

その内容はというと、十数分おきに30数本の手作りロケット「龍勢」を発射し、神様に奉納するという一風変わったもの。
白煙を上げて昇る姿が龍が昇天する姿に似ていることから、「龍勢」と呼ばれています。

繊細な「龍勢」は点火するまで高く上がるか、失敗するかわかりません。そのドキドキ感とともに、花見ならぬロケット見と洒落込む風情がたまりません。


この龍勢祭りでは、「あの花」にちなんだ「あの花」龍勢も上がり、「あの花」とコラボしたグッズも売られているので必見です。

(1分9秒あたりのシーンに注目)

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
小学校時代に「超平和バスターズ」という名のグループを結成して秘密基地に集まって遊ぶ間柄だった6人は、「ある事件」をきっかけに決別し、中学卒業後の現在では疎遠な関係となっていた。そんな時、引きこもり気味の主人公「じんたん」の前に、かつての幼馴染みの少女「めんま」が突然現れる。自分の願いを叶えて欲しいと頼む「めんま」に途惑う「じんたん」は……。全11話。劇場版もあり。

(龍勢祭)
■日時:10月14日(毎年10月第二日曜)
■場所:秩父市吉田 椋神社周辺
■交通:西武秩父駅より「龍勢会館」行の臨時バスあり
http://www.chichibuji.gr.jp/event/ryuusei/

④ 湯桶ぼんぼり祭り✕「花いろ」


写真:湯涌温泉観光協会

実在する地方の祭りがアニメに登場して……というのが通常のパターンなのですが、元々はアニメ「花咲くいろは」(花いろ)の中の架空の祭りが、実現してしまった(!)のが、この「湯桶ぼんぼり祭り」。

アニメ作中に登場する「ぼんぼり祭り」は、少女の神様が神無月に出雲に帰る際、道に迷わぬよう人々が、出雲までの道をぼんぼりの灯りで照らしてあげて、そのお礼に少女の神様がのぞみ札に書かれたみなの願いを出雲の八百万神の元へと届ける、という素敵なお祭り。

実際の「湯桶ぼんぼり祭り」でも、ぼんぼちの灯りが会場を照らし、「お焚き上げの儀」ほか様々なイベントを開催します。
もちろん、「花いろ」をモチーフにしたポスターやクリアファイルなど関連グッズも多数販売。7月に点灯式、10月に本祭が行われます。

「花咲くいろは」
東京育ちの女子高校生・松前緒花は、母親の夜逃げがきっかけけで、祖母が女将を務める湯乃鷺温泉街(石川県)の旅館に身を寄せることに。
仲居見習いとして働きながら学校に通うことになった緒花は、個性的な従業員たちを始めとするさまざまな人々の間で経験を積み重ね、成長を遂げてゆく。ちなみに、脚本は「あの花」と同じく岡田麿里。

(湯桶ぼんぼり祭り)
■日時:10月7日(日)
■場所:湯涌温泉街(石川県金沢市湯涌田子島町)
■交通:東京~金沢(約2時間30分)、金沢駅~湯涌温泉
http://yuwaku.gr.jp/
https://twitter.com/yuwaku_bonbori

⑤ 大洗あんこう祭✕「ガルパン」


大洗あんこう祭は、茨城の冬の味覚「アンコウ」を堪能するオマツリ。アンコウの吊るし切りやアンコウ汁が食せるほか、地元の郷土芸能の披露や大洗町内の特産品の販売も行われます。

さらに大洗町が舞台のアニメ『ガールズ&パンツァー(ガルパン)』出演声優らによるトークショーなどの関連イベントも。2018年は13万5000人が来場しました。
なお、毎年3月に行われる「大洗春祭り」も要チェック(こちらもガルパン声優のイベントあり!)。

戦車が市街戦をくり広げた場所を聖地巡礼するのもおすすめです。

ガールズ&パンツァー
学園艦と呼ばれる船の上に学校があり、「乙女のたしなみ」として茶道や華道などとともに「戦車道」があり、
全国大会が行われる世界。テレビアニメでは、自分を見失って強豪校を去ることになった主人公・西住みほが、
無名校を率いて全国優勝を目指しながら、自分の戦車道と向き合っていく様子を描く。全12話+総集編+劇場編。

(大洗あんこう祭)
■日時:2018年11月18日(日)
■場所:大洗マリンタワー前芝生広場(茨城県大洗町港中央10)+大洗商店街
■交通:鹿島臨海鉄道大洗鹿島線「大洗駅」よりバスで5分、徒歩10分
http://www.town.oarai.lg.jp/index6.html

⑥ 岐阜基地航空祭✕「ひそまそ」

岐阜基地航空祭は、航空自衛隊岐阜基地(岐阜県各務原市)で開かれる毎年恒例の航空祭。松島基地(宮城県東松島市)所属のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が、華麗な展示飛行を披露。2018年はテレビ放送された岐阜基地が舞台のアニメ「ひそねとまそたん」の樋口真嗣総監督と、主役の甘粕ひそね役を演じた声優久野美咲さんのトークショーのほか、「ひそねとまそたん」のペイントがされた戦闘機F15など、さまざまな機体が展示されました。2018年は約14万5千人が来場。

●「ひそねとまそたん」
航空自衛隊が管理する「軍用機に擬態するドラゴン」と、新人の女性搭乗員たちの交流を描くお仕事ストーリー。映画『シン・ゴジラ』の監督として知られる樋口真嗣による完全オリジナルテレビアニメ。脚本は「あの花」を手がけた岡田麿里。航空自衛隊岐阜基地が作品の舞台となっている。

(岐阜基地航空祭)
■日時:2018年11月18日(日)
■場所:航空自衛隊岐阜基地(岐阜県各務原市)
■交通:名鉄各務原市役所前駅から徒歩で岐阜基地正門まで約15分、名鉄三柿野駅から北門まで徒歩約5分、JR蘇原駅から新北門まで約10分
http://www.mod.go.jp/asdf/gifu/

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