コレクターの人気を集める七夕期間限定の御朱印
全国各地の神社や寺院では参詣の記念に御朱印を頂くことができます。朱印帳に訪れた神社や寺院の御朱印が並ぶと、貴重な思い出となり写真とは趣の異なる味わいが滲み出てくるものでしょう。
栃木県足利市に社殿を構える足利織姫神社の通年の御朱印には、中央に社号の文字が記され、その上部に神紋の印が押されます。「奉拝」の文字には、ご祭神の二柱が朱色の印で重なります。また、季節限定の御朱印も盛んに頒布され、中でも七夕期間限定の御朱印は、コレクターの人気を集めています。
御朱印ばかりではなく、御朱印帳にもオリジナリティーが溢れ魅力的です。
足利織姫神社では、社殿の南西の社務所で御朱印を頂くことができます。窓口には種類豊富なお守りや御札、絵馬などの授与品が並んでいます。中でも織姫ブレンドコーヒーに目を引かれます。ブラジル、コロンビア、ジャマイカなどの生豆を自家焙煎し、苦味と酸味が調和した香り豊かなコーヒーです。
1705年創建の恋人の聖地
足利織姫神社は江戸時代の1705年に、初代足利藩主の戸田忠利が創建したと伝わります。ご祭神として、機織(はたおり)を司る「天御鉾命(あめのみほこのみこと)」と織女の「天八千々姫命(あめのやちちひめのみこと)」の二柱を祀っています。
織物は、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が織りあって生地となることから、縁結びのご利益があると言われています。境内の東に設置される「愛の鐘」は恋人の聖地とされています。神社にはロマンチックな伝説が語り継がれているのです。
例年6月下旬から7月下旬に設けられる「七夕短冊飾り」
織姫が一年に一度、彦星と会う七夕の日の前後には、神社の境内に「七夕短冊飾り」が設けられます。例年6月下旬から7月下旬には社殿の前で、願い事を書いた短冊が風になびきます。
7色の鳥居にいただく7つの縁結びのご神徳
足利織姫神社は恋人の聖地であるばかりでなく、7つのご神徳をいただいています。神社の玄関の一の鳥居と境内を結ぶ女坂には、7色の鳥居が繋がります。紫色には「よき経営と縁結び」、若草色には「よき学業と縁結び」、赤色には「よき人と縁結び」、緑色には「よき知恵と縁結び」、黄色には「よき健康と縁結び」、青色には「よき人生と縁結び」、朱色には「よき仕事と縁結び」の願いがこめられています。
女坂は一の鳥居から坂道を蛇行するように鳥居が並んでいますが、男坂はまっすぐ境内に向かいます。229段の階段の傾斜が少し急ですが、秋には左右に紅葉が繋がります。
足利織姫神社に公共交通機関を利用して訪れる場合は、JR両毛線の足利駅または東武伊勢崎線の足利市駅で、市内巡回の生活路線バス「あしバスアッシー」に乗車し、「通5丁目」のバス停で下車するのが便利でしょう。
栃木県足利市の足利織姫神社では通年の御朱印の他に、季節限定の御朱印も盛んに頒布されています。特に七夕期間限定の御朱印は、コレクターに人気です。例年6月下旬から7月下旬には境内に「七夕短冊飾り」が設けられ、縁結びのご利益が期待されます。