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寒さが最も厳しい年明け早々に開催される「あたみ桜糸川桜まつり」
日本の各地は新年を迎えた後に、最も寒さの厳しい時期となります。ところが、熱海の糸川沿いの桜は年明け早々に開花を始めるのです。2021年には1月9日~2月7日の期間に日本で最も早い「あたみ桜糸川桜まつり」が開催されています。
(この記事は2020年1月に公開されたものを再編集しています。2020年12月21日 編集部更新)
例年1月上旬から2月上旬にかけて、濃いピンク色の花をつける熱海糸川沿いのあたみ桜
首都圏から気軽に行ける温泉リゾート地の熱海では、温泉街の中心を糸川が穏やかに流れています。川に沿って約300メートルの遊歩道が整備され、58本のあたみ桜が植樹されています。
熱海の糸川沿いの桜は、例年1月上旬から2月上旬にかけて、濃いピンク色の花をつけます。あたみ桜は1872年頃、イタリア人によってレモン、ナツメヤシとともに熱海にもたらされたと伝わっています。沖縄の寒緋桜と並び日本で最も早咲きの桜です。早咲きの桜として広く知られる河津桜よりも1ケ月も早く開花するのですから驚きです。濃いピンク色の花が最大の特徴ですが、開花期間が1ケ月以上と長いのも嬉しい特徴です。
桜の花見と同じ日に楽しめる観梅
熱海では1月に桜の花見ができるのですが、同じ日に観梅を楽しむことができます。熱海梅園では、2020年1月11日から3月8日まで「熱海梅園梅まつり」が開催されているのです。一日で桜と梅の花を楽しめば、初春の雰囲気をたっぷりと味わうことができます。
「熱海梅園梅まつり」の紹介記事
「熱海梅園梅まつり」日本で最も早咲きの梅が晩秋に開花し、咲く梅花の種類はなんとXX種!?
https://omatsurijapan.com/blog/atamibaien-umematsuri/
花見の前後の時間も楽しく過ごせる熱海
また糸川沿いの芸妓見番では温泉街の伝統文化、糸川から西に数百メートルの起雲閣では大正時代の豪商の生活に触れることができます。またビーチも整備され、熱海駅に直結する平和通りには、相模湾の海の幸を中心とした飲食店や土産店が軒を連ねています。熱海では花見前後の時間も楽しく過ごすことができます。
「あたみ桜糸川桜まつり」は日本で最も早く開催される桜まつりです。例年、年明け早々の1月上旬に熱海の温泉街の中心を流れる糸川沿いのあたみ桜が開花を始めます。同時期に熱海梅園では「熱海梅園梅まつり」が行われ、一日で早春の花を2種類楽しむことができます。