2022年1月8日~1月30日の毎週土曜日曜・計8日間開催される香川県綾川町の観光促進プロジェクト「綾川の粋を味わう、週末ワンダーランド」。
事前予約にて無料で一般参加できるものとしては、「夜のいちご園」「うどん体験講座」「フォトロゲイニング」の3つのイベントがありますが、そのスタートを飾る「夜のいちご園」の初日にお邪魔しました。
道の駅滝宮の裏手、観光農園として開放されている道の駅滝宮いちご農園に続くスロープには電飾が灯され、入り口のプレハブ小屋にはプロジェクションマッピングのようにいちごの映像が映し出されていました。
会場のビニールハウスも、どこか遊園地のアトラクションにでもやって来たのかと錯覚するほどです。
ハウスの中にもイルミネーションのような電飾が施されていて、昼間のいちご農園とはまったくの別世界です。
この日参加されたのは15名。20代のグループが多いように見えます。
まずは農園を管理している まつもと農園さんからご挨拶と注意事項などの説明。ハウス内はそれほど寒くないので、冬の夜でも快適に楽しめると思います。
今回楽しんでいただくのは、香川県を代表するいちごの品種「さぬきひめ」。ここ綾川町での栽培も盛んで、先日まつもと農園さんにお聞きしたところ、この時期のさぬきひめは、春の物に比べるとやや甘酸っぱいのですが、粒が大きめなのが特徴なんだそう。
夜にいちご狩りを楽しむなんて香川県内ではおそらく初の試みでしょうし、参加者の皆さんも初めての経験のはず。最初は遠慮がちにハウス内を散策されていたのですが、徐々に楽しそうな会話や笑顔が見られるようになりました。
「楽しそうなところ撮らせてくださーい!」ってお願いするとリアクションを取ってくれました。
パッと見た感じだと葉に隠れてそれほどたわわに実っている感じではないのですが、意外とみなさんがっつり食べているようです。そのまま大きな口をあけてかぶりついたり、ホワイトチョコなどのソースをつけてお上品に食べてみたり、結構お腹いっぱいになっているようでした。
ご厚意で少しいただいたのですが、気のせいか先日昼間にいただいたものよりさらに瑞々しくて実が締まっているように感じたのは夜だからでしょうか。甘酸っぱさも手伝って、随分大人の味のように感じました。確かにめっちゃ美味しい!
参加者の皆さんにさりげなく感想を聞いてみたのですが、かなり好評で「またやってほしい」なんて声も聞かれました。
終了後は簡単なアンケートに答えていただきながら今回のために綾菊酒造さんが開発した、「さぬきひめ」を原料にした新作リキュール「綾の雫」を試飲。
キリッとした中に、ほのかに感じるいちごの香りと甘さがとっても上品です。いちごと一緒に飲むと本当に合いそう。
綾川町で栽培が盛んな香川県を代表するいちごの品種「さぬきひめ」。
事前取材の際に関係者の皆さんが、夜のいちご園は初開催という事で不安と期待を口々に話されていましたが、初日の様子を見る限り大成功だったと思いました。
参加者の方の感想じゃないですが、本当にまたやってほしいイベントだと思います。
夜のいちご園、とっても良かったですよ~!