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文京朝顔・ほおずき市、2023年開催情報&親子で楽しめる体験も!<東京>

2023/7/20
2023/7/24
文京朝顔・ほおずき市、2023年開催情報&親子で楽しめる体験も!<東京>

夏の風物詩といえば朝顔。東京・文京区では、一年を通して様々な花のおまつりが開催されています。毎年7月に行われる「文京朝顔・ほおずき市」もそのひとつ。美しい朝顔の花々や、鮮やかで愛くるしいほおずきがたくさん集まります。多彩な品種の朝顔を楽しむことができるだけでなく、鉢植えや苗、関連グッズの販売、子ども向けのワークショップや飲食ブースもあり、親子で楽しめるイベントとなっています。

会場は区内に位置する4つの寺院。600メートル弱の距離で周れますので、お子さんのペースでゆっくりと散策しながら、夏の情景を楽しむことができますよ。

2023年の「文京朝顔・ほおずき市」は7月22日(土)~23日(日)に開催が決定!この記事では、その魅力と見どころを一挙に紹介!「文京朝顔・ほおずき市」で、すてきな夏休みをスタートしましょう。

「文京朝顔・ほおずき市」は、親子で楽しめるおまつり!

© 文京区観光協会

文京区の夏の風物詩「文京朝顔・ほおずき市」は、江戸・東京の山手のおもかげが残る小石川のまちなみのなかで開催されます。期間中は、朝顔やほおずきの鉢の販売をはじめ、めずらしい伝統朝顔や、地域の小学校にかよう子ども達が育てた朝顔なども展示されます。普段なかなか見る機会のない、伝統朝顔はどのような花を咲かすか興味がありますよね。

© 文京区観光協会

草花との出会いも一期一会。お気に入りの鉢がみつかるといいですね。今年の夏は、お子さんとご一緒に朝顔やほおずきを育ててみませんか。ここでしか会えない花たちが、みなさまのお越しを待っていますよ。

© 文京区観光協会

また、「文京朝顔・ほおずき市」の期間中は、地元町会による模擬店や各特設ブース、物産展など、町なかのサブ会場とともに様々なイベントが催されます。きっと、お子さんの絵日記に楽しい思い出が残ることでしょう。

7/22(土)は特設フォトパネル&子ども向け無料ワークショップも!

「文京花めぐりトートバック」イメージ図

文京花めぐりトートバック制作

傳通院(でんつういん)の特設ブースでは、親子そろって笑顔になれる☆子ども向け無料ワークショップ文京花めぐりトートバック制作も開催。

無地のトートバックを受け取ったら、お花のスタンプをペタペタするだけで、オリジナルのトートバッグが完成します!さらに、このトートバックを、次回開催のおまつりに持参すると、お菓子がもらえる大特典も!

「文京花めぐりトートバック制作」の開催スケジュールは次のとおり
7月22日(土):①10:30~11:30 ②13:00〜14:00 ③15:00〜16:00
会場:傳通院

「朝顔・ほおずきフォトパネル」の前で、みんな一緒にパチリ!

作画途中のフォトパネル。ぜひ完成品を見にいらっしゃいませんか?

傳通院では、文京区在住のアーティスト・新井友梨さんによる、朝顔とほおずきをテーマにしたチョークアートも登場します。

新井さんによれば、「朝顔は様々な色がある楽しさ、ほおずきはオレンジの実と、緑の葉のコントラストの美しさを意識した」とのこと。また、「お祭りにいらした方々が楽しい夏をお過ごしになれますよう願いをこめ、魔除けの意味を持つ、ほおずきの籠の籠目模様を全体にあしらいました」とも。

お気に入りの浴衣や甚平で、夏らしい写真を撮りませんか。おじいちゃん、おばあちゃんへの暑中見舞いの代わりに、お子さんの楽しそうな姿の画像を送れば、きっと喜ばれると思いますよ。

日時:7月22日(土) 10:00〜16:00
会場:傳通院


■プロフィール
新井友梨。アーティスト。2014年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。人・都市・自然などをモチーフとして絵画制作を行う。曾祖母の代から文京区在住。
「アートと音楽 共感覚実験劇場(東京藝術大学美術館)」(2013年)、「アート・コミュニケーション@3331(33311Arts Chiyoda) (2014年)」「油絵ワークショップ(北海道大学 惠迪寮) 油絵ワークショップ(浅草エキミセ) (2015年)、「アクアマリンこどもまつり(アクアマリンふくしま)」 (2017年)に携わる。
Instagram:https://www.instagram.com/alliearai

■文京区内の好きなところ
都心だけど緑いっぱいの公園や庭園、名建築があり、自然と文化が融合しているところが大好きです。特に江戸川公園、肥後細川庭園、東京カテドラル聖マリア大聖堂がお気に入りです。


 

昨年のワークショップの様子 Ⓒ文京区観光協会

また、7月22日(土)、23日(日)の両日は、跡見学園女子大学による工作体験のワークショップ(有料)が開催予定。ものづくりが大好きなお子さんにおすすめです。

親子で学んで楽しむ3つのポイント

①ほおずきの絵本を事前に読み聞かせ!

お子さんにとって朝顔は身近な植物ですが、ほおずきがどのような植物かしらない子も多いのでは?「文京朝顔・ほおずき市」に足を運ぶ前に、親子でほおずきにまつわる魅力的な世界を探ってみませんか。

「ほおずき ほおずき」降矢 洋子(福音館書店)

この絵本は、3つのほおずきのおはなし。お散歩中に転んだり、ジャンプしたり、風に飛ばされて池に落ちたりと、赤、オレンジ、黄の愛らしいほおずきたちのちいさな冒険が描かれています。お子さんは、ページをめくるたびに驚きと喜びを感じることでしょう。読み聞かせをするなら、0歳児から楽しめますよ。

「ほおずきが いっぱい」島津 和子(福音館書店)

この絵本は、夏に真っ赤に色づくほおずきの成長を、初夏から秋、冬そして春へと1年を通して描かれています。また、実を鳴らして遊んだり、袋を裂いてタコ坊主を作ったり、ほおずきを使ったさまざまな遊びも……。お子さんは、ほおずきを使った遊びにワクワクすることでしょう。読み聞かせをするなら、5〜6才以上がオススメです。

なお、これらの本は残念ながら絶版となっていますが、町の図書館で見つけることができるかもしれません。ぜひ、お子さんに読み聞かせをしながら、親子でほおずきの世界に浸ってみてください。

②なぜ、お盆の時期にほおずきを飾るの?

お盆になると、お供えものと一緒に飾られたほおずきを見たことありませんか。「ほおずき」は漢字で「鬼灯」と書き、鬼はご先祖さまの「みたま」のことを指し、灯は「提灯」を意味します。お盆にご先祖さまが自宅まで迷わずたどり着けるよう、目印となる提灯の代わりにほおずきを飾るそうですよ。

③朝顔&ほおずきは、夏休みの宿題の題材にもオススメ!

朝顔&ほおずきは、夏休みの自由研究にもオススメです。お子さんと一緒に、透かしほおずきや、朝顔で色水を作ってみませんか♪

透かしほおずきとは、ほおずきの実を葉脈だけの状態にしてドライフラワーにしたもの。作り方を簡単にご紹介します。

①.ほおずきを1週間から10日間水に浸けて、ガクの組織が溶けてくるのを待ちます。
②.ガクの組織がはがれてきたら水から取り出します。
③.葉脈が裂けないように注意しながら、ガクの組織を洗い流したら完成です。

詳しく知りたい方は、ぜひネットで検索してみてください!

透かしほおずきが難しいと感じたら、理科の実験気分で朝顔の色水遊びはいかがでしょうか。

準備するもの
・朝顔の花(5〜10輪)
・透明のビン(2つ)
・重曹
・クエン酸

遊び方
①.片方のビンに水と朝顔の花を入れ、指先で花を揉み、水に色を出します。
②.色が出たら花を取り出して、残った色水を2つのビンに分けます。
③.片方のビンに重曹を入れ、もう片方のビンにクエン酸を入れます。

それぞれのビンを、割り箸でかき混ぜると……。あら不思議!色が変化します。これは、朝顔の花に含まれるアントシアニンという水溶性の色素が、酸やアルカリに反応して色が変化するため。おいしそうな色水ができますが、残念ながら飲むことはできません。お子さんが誤飲しないよう、目を離さないようご注意ください。また、重曹を溶かした色水と、クエン酸を溶かした色水は混ぜないでくださいね(炭酸ガスが発生して、ビンから色水が吹き出すことがあります)。

「文京朝顔・ほおずき市」の4つの会場をご紹介!

それでは、「文京朝顔・ほおずき市」の各会場をご紹介しましょう。

①傳通院

© 文京区観光協会

最初に紹介するのは、「文京朝顔・ほおずき市」のメイン会場のひとつ傳通院。こちらは、NHKの大河ドラマ「どうする家康」にて、松嶋菜々子さん演じる徳川家康の生母 於大の方や、二代将軍徳川秀忠の娘・千姫をはじめ、徳川家にゆかりの女性が眠る寺院として知られています。

© 文京区観光協会

こちらの会場では、朝顔市をはじめトートバック作り体験、フォトパネル設置、文京区レクリエーション研究会による「マンカラ(アフリカや東南アジアで古くから遊ばれているゲーム)」などが開催されます。

②源覚寺(こんにゃくえんま)

© 文京区観光協会

次に紹介するのは、こちらも「文京朝顔・ほおずき市」のメイン会場のひとつである源覚寺。別称にもなっている「こんにゃくえんま像」は、眼病平癒の閻魔様として、地元の方々に親しまれています。

© 文京区観光協会

こちらの会場では、ほおずき市をはじめ、東京都の無形民俗文化財の指定を受ける伝統芸能「江戸太神楽(えどだいかぐら)」が行われます。傳通院にも巡回しますよ!

③澤蔵司稲荷(たくぞうすいなり)

こちらの会場では、地元の小学校に通う一年生の朝顔の花あわせ会などが開かれます。

④月参堂 善光寺(がっさんどう ぜんこうじ)

月参堂 善光寺は、徳川家康の生母 於大の方が大事にしていた仏像を安置したのがはじまりと伝わります。こちらの会場では、団十郎朝顔の販売、変化朝顔の展示などを予定しています。

団十郎朝顔とは聞き慣れない名前かもしれませんが、えび茶色の花を咲かせる希少品種。わびさびを感じる渋くて美しい花を付けますよ。

変化朝顔の展示 © 文京区観光協会

親子のためのワンポイント情報

ここで、お子さん連れに嬉しいワンポイント情報を……!

バリアフリートイレ情報

小さなお子さんとのお出かけでは、トイレやミルクの心配はつきものですよね。でもご安心ください!「誰でもトイレ」や「授乳室」が完備された施設もあるので、小さなお子さんと一緒でもゆっくりと「文京朝顔・ほおずき市」を楽しむことができます。

源覚寺から近い、礫川地域活動センター内には、誰でもトイレ(バリアフリートイレ)と授乳室が完備されています。トイレには子供用の便座や手洗い場があり、清潔感はバッチリ。授乳室も快適な環境でお母さんもリラックスできます。お子さんのペースに合わせ、涼しい施設でほっと一息ついてください。

ベビーカーでも会場へ楽々アクセス

ベビーカーでのお出かけでは、駅の階段やエスカレーターが心配かと思います。でも、ベビーカーを押したままエレベーターで出口まで移動できれば、お出かけのハードルがぐんと下がりますよね。

都営地下鉄・春日駅・A8出口

会場への最寄り駅である都営地下鉄・春日駅。エレベーターは複数設置されていますが、「A8」出口が最も会場に近くオススメ。出口にはスロープもあるので、ベビーカーでも安心して利用できます。

ちなみに、こちらの駅をご利用の場合は、「源覚寺」→「月参堂 善光寺」→「慈眼院 澤蔵司稲荷」→「傳通院」の順に回るのがオススメです。

他にも文京区には花のまつりがたくさん!?「文京花めぐり」で楽しもう!

この記事で紹介している「文京朝顔・ほおずき市」の他にも、文京区には様々な花のまつりがあることを知っていますか?区内の、つつじ・あじさい・菊・梅・さくらの5つのまつりは、総称「文京花の五大まつり」と呼ばれ、花の見頃期間にあわせて毎年開催されています。

文京つつじまつり

© 文京区観光協会

開催場所:根津神社
開催期間:例年4月上旬~5月上旬

文京あじさいまつり

© 文京区観光協会

開催場所:白山神社
開催期間:例年6月中旬土曜日~翌週の日曜日まで(9日間)

文京菊まつり

© 文京区観光協会

開催場所:湯島天満宮
開催期間:11月1日~11月23日頃まで(毎年同日開催)

文京梅まつり

© 文京区観光協会

開催場所:湯島天満宮
開催期間:2月8日~3月8日まで(毎年同日開催)

文京さくらまつり

© 文京区観光協会

開催場所:播磨坂さくら並木
開催期間:3月下旬~4月上旬まで(16日間)

文京花めぐりは、この5つの花のまつりを中心に、1年を通じて文京区のまつりを親子で楽しめる特別企画。各まつりで、地域色があふれるさまざまな催し物や体験型イベントを実施します。

詳しくは特設WEBページをご覧ください!

文京花めぐり

文京花めぐり 特設ページはこちら

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