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文京菊まつり(湯島天神菊まつり)2023年開催情報まとめ<東京>

2023/10/31
2023/11/9
文京菊まつり(湯島天神菊まつり)2023年開催情報まとめ<東京>

東京都文京区の秋を彩る「文京菊まつり」が、2023年11月1日(水)~22日(水)に湯島天満宮で開催されます!美しい菊を観賞できるだけでなく、親子で楽しめるイベントやワークショップも開催。好奇心を刺激するポイントも盛りだくさんの「文京菊まつり」に、ぜひ親子でお出かけしませんか?

日本の風情が味わえる「文京菊まつり」とは

「文京菊まつり」は「文京花の五大まつり」の1つ。さまざまな菊が展示されるほか、菊の花をまとった菊人形も見られる人気のおまつりです。開催期間中はちょうど七五三の頃なので、境内はたくさんのお子さんで賑わいます。

湯島天満宮©文京区観光協会

都会では季節感が乏しくなってきたといわれる昨今ですが、意識して目を向けると、あちこちに季節の恵みが溢れていることに気づきます。日本で古くから親しまれてきた菊も、素敵な季節の恵みの1つ。親子でお花を楽しみながら、四季を肌で感じ、お子さんの情緒を育ててあげたいですね。

会場は、学問の神様を祀る「湯島天満宮」

「文京菊まつり」の会場である「湯島天満宮」。菅原道真公(すがわらのみちざねこう)をお祀りする神社で、通称「湯島天神」とも呼ばれており、こちらの名称で覚えている方も多いでしょう。

湯島天満宮

西暦458年創建と伝わる大変由緒ある神社。1355年に菅原道真公を勧請(かんじょう:神様の分霊をお迎えすること)し、現在に至ります。

湯島天満宮合格祈願絵馬には菅原道真公と牛の姿が

菅原道真(845~903年)は平安時代に実在した人物。非常に学問に優れた人で、右大臣として政治にも尽力しましたが、政争に巻き込まれ大宰府(現在の福岡県太宰府市周辺)に流され、そこで亡くなりました。しかしその後、朝廷や国内に様々な災いが発生。これを道真の怨霊によるものではないかと恐れる人々もいた半面、農民には恵みの雨や水をもたらす雷神(天神)ととらえられ、広く崇められるようになりました。そして今では、その学問・文化での功績から、学問の神様として親しまれています。

湯島天満宮だるまの絵馬はお礼参りで奉納されるもの。

天満宮の「撫で牛」とは?

「湯島天満宮」に限らず、多くの天満宮や天神様には「撫で牛」といわれる牛の像があります。 「湯島天満宮」の境内には、手水舎の左右に2体の「撫で牛」があります。

湯島天満宮手水舎に向かって左の「撫で牛」

湯島天満宮手水舎に向かって右の「撫で牛」

「撫で牛」は、体の具合の悪いところ(足が悪いなら足、腰が悪いなら腰、など)を撫でて治癒を願うという風習があります、学業成就には頭を撫でるといいそうなので、お子さんの学力アップ祈願にぜひ!

そのほか、本殿に向かって右手の入り口近くには、メートル法と尺貫法が併記された目盛りがあったり

湯島天満宮

梅園にはこんな日時計があったり

湯島天満宮

普段の生活ではあまり見かけないもので、文化や科学に触れられます。何かがお子さんのアンテナにひっかかるかも?

「文京菊まつり」では境内が菊でいっぱいに!

そんな湯島天満宮、「文京菊まつり」では参道や社務所横などにたくさんの菊が並び、多くの人で賑わいます。

湯島天満宮©文京区観光協会

菊というと、お供えの花として地味なイメージがあるかもしれませんが、いえいえ、大輪の菊は豪華で華やか!過去の画像とともにご紹介します。

湯島天満宮©文京区観光協会

湯島天満宮手花水:手水舎も菊の花で飾られます(©文京区観光協会)

湯島天満宮千輪咲き:こちらはなんと1本の茎からこれだけの花が咲いているのです。時間と手間をかけて丁寧に枝分かれさせる職人技の賜物です(©文京区観光協会)

懸崖(けんがい):菊が崖に垂れ下がるような形に仕立てたもの。流れるような形が見事!(©文京区観光協会)

湯島天満宮盆庭 :様々な菊を組み合わせてテーマや風景を表現するものです。芸術的!(©文京区観光協会)

2023年は、「大作り」と呼ばれる千輪咲き、大懸崖、盆庭を中心に、古典菊(主に江戸時代に各地で品種改良された菊)の「江戸菊」「巴錦」など、多種多様な菊を境内に展示する予定です。

NHK大河ドラマをモチーフに制作される菊人形も人気。

湯島天満宮菊人形:2022年はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」をテーマに制作されました。(©文京区観光協会)

2023年はもちろん、「どうする家康」をテーマに、3体が展示される予定です。

実は徳川家康公は、この湯島天満宮とも関わりがあるのです。1590年に江戸城に入った徳川家康は、湯島天満宮を篤く崇敬し、朱印地(幕府から寺社に安堵された土地)を寄進しました。お子さんにもぜひ、家康公と湯島天満宮のかかわりを教えてあげてください。歴史を身近に感じるきっかけになりますよ!

「11/4(土)は子ども向け無料ワークショップ&特設フォトパネルも!

「菊まつり」期間中は、菊の観賞を楽しめるだけでなく、様々なイベントが開催されます。特に11月4日(土)は楽しいイベントが目白押し!

「花めぐりトートバッグ」を作ろう!

親子で参加できるワークショップとして、「花めぐりトートバッグ」制作を開催します。
無地のトートバッグが配布されるので、そこにお花などのスタンプを押して、オリジナルのトートバッグをつくりましょう♪スタンプを押すだけだから、小さなお子さんでも簡単!
このトートバッグ、作って楽しむだけじゃなく、次回のおまつり(文京梅まつり)のワークショップのときに持っていくと、お菓子がもらえるのです!
参加費無料なので、ぜひ楽しんでくださいね。

開催日時:11月4日(土)
①10:30~ ②11:30〜 ③13:30〜 ④14:30~ ⑤15:30~
場所:湯島天満宮 本殿裏
参加対象:中学生以下

菊の花をふんだんに描いた巨大フォトパネル!

同じく11月4日(土)には、「文京あじさいまつり」「文京朝顔・ほおずき市」で大好評だったフォトパネルの「文京菊まつり」バージョンが登場!

湯島天満宮「文京あじさいまつり」時のフォトパネル

巨大な黒板をキャンパスに、文京区在住のアーティスト、新井友梨さんが描く菊が黒板いっぱいに咲き誇ります。絵画には「#」やQRコードが掲示されるので、ぜひ写真を撮って気軽にSNSに投稿してくださいね。

新井さんから、フォトパネル作成にあたってこちらのコメントをいただきました。

「菊人形を初めて知った時、こんな風にお花でいっぱいに囲まれてみたい!と思いました。可愛らしい・華やか・上品・・・様々な魅力をもつ菊でいっぱいに、人が美しく彩られる画を目指して制作しています。」

作画途中のフォトパネル

■新井友梨氏プロフィール
新井友梨。アーティスト。2014年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。人・都市・自然などをモチーフとして絵画制作を行う。曾祖母の代から文京区在住。

「アートと音楽 共感覚実験劇場(東京藝術大学美術館)」(2013年)、「アート・コミュニケーション@3331(33311Arts Chiyoda) (2014年)」「油絵ワークショップ(北海道大学 惠迪寮) 油絵ワークショップ(浅草エキミセ) (2015年)、「アクアマリンこどもまつり(アクアマリンふくしま)」 (2017年)に携わる。
Instagram:https://www.instagram.com/alliearai

完成品はぜひ、会場でご確認くださいね!

さらにこの日は、文京区観光ボランティアによるガイドツアーも実施予定です。こちらも、知っているようで知らなかった自分の街を再発見する素敵な機会として好評です。

ほかにも親子で楽しめるイベントが盛りだくさん!

ほかにも、めったに体験できないパラスポーツ(障がい者スポーツ)のボッチャや、人気の猿回しなども予定されています。

パラスポーツ(ボッチャ)体験:11月18日(土)
猿回し:11月3・4・5・7・8・11・12・15・16・17日(予定)

湯島天満宮©文京区観光協会

例年、露店も賑わいます。

湯島天満宮©文京区観光協会

盛りだくさんの楽しみをぎゅっと凝縮した「文京菊まつり」。ぜひ親子で足を運んでみてください!

実は意外と身近な存在!?知って楽しい菊の雑学

お供え用の花として知られている菊ですが、実はみなさんも暮らしの中で、菊の花やそのモチーフを目にしているはず。暮らしの中の菊の雑学をぜひお子さんにも伝えてみてください。

みんなが好きな「〇〇」にもよく添えられているよ!

刺身には食用菊がよく添えられています。脇によけてしまいがちですが、実はこれ、ただの飾りではなくて、食べられるんです(ただしプラスチック製などで食べられないものもあります)。

湯島天満宮

古来から菊は薬としても使われていて、菊の成分が体内の「グルタチオン」という解毒物質の産生を高めると言われています。生の魚で食中毒を起こすことのないように、このような知恵が生まれたんですね。

ちなみにこの菊は、丸ごと食べるのではなく、花びらをちぎって、刺身と一緒にお醤油につけていただきます。

日本のお金にも刻まれている?

菊は実はいろんなデザインに使われています。身近な50円玉にも菊の絵が刻印されているんですよ。

湯島天満宮

皇室の紋章は菊花紋章。また、日本国パスポートにも菊の紋章が使われています。桜とともに、日本を代表する花と認識されているんですね。

花火の種類に「菊」!?

夜空を彩る花火にも「菊」があることをご存じですか?パッと開いた後、光が尾を引いて流れていく花火を「菊」といいます。

湯島天満宮

花弁の細い丸い菊の花は、ちょうどこんな形にも見えますね。

親子のためのお役立ち情報

小さいお子さんとのお出かけでトイレは気になるポイントですよね。湯島天満宮周辺のトイレ情報もご紹介します。

■湯島天満宮の境内にあるトイレ

湯島天満宮

表鳥居(上の図の青い鳥居。「銅鳥居」として有名)を出てすぐ左手にトイレがあります。

男女別トイレのほか、バリアフリートイレ「だれでもトイレ」があり、おむつ替え台や着替え台なども完備しています。

湯島天満宮

■新花公園のバリアフリートイレ

湯島天満宮のトイレが使用中だったり並んでいたりしたら、新花公園に行ってみてはいかがでしょう。表鳥居から3分ほど歩きますが、公園入口のところにバリアフリートイレが設置されています。

湯島天満宮

湯島天満宮

公園内には男女別トイレもありますよ。

湯島天満宮

新花公園までは、表鳥居からまっすぐ伸びる道の最初の信号を右折。そのまま100mほど進みます。

湯島天満宮鳥居の内側から撮影。道の先の横断歩道(信号あり)を右折。

■東京メトロ湯島駅のトイレ

湯島天満宮

湯島駅のトイレは改札外にあるので、運賃や入場料を払わなくても使用できます。こちらにもバリアフリートイレが設置されています。湯島天満宮最寄りの3番出口から階段またはエレベーターを降りて左手にあります。

湯島天満宮に近い湯島三丁目児童遊園内や切通公園内にもトイレはあるのですが、男女共用の個室1つのみで、バリアフリートイレは設置されていません。

ベビーカーや小さい子どもと一緒でもアクセスできる?

■最寄りは東京メトロ 湯島駅

湯島天満宮は東京メトロ千代田線 湯島駅から徒歩約2分とアクセスしやすいところです。最寄りの3番出口にはエレベーターも設置されています。エスカレーターはありません。

湯島天満宮

ただ、湯島駅から最短距離で向かうと、男坂または女坂という階段を上る必要があります。男坂は38段の階段、女坂は数段ごとに長い平らな部分を設けている階段ですが33段あります。

湯島天満宮男坂

湯島天満宮女坂

子どもを抱く人とベビーカーを持つ人で分担できるなら女坂が利用しやすいと思いますが、一人の場合はそれも大変ですよね。

その場合、湯島駅3番出口を出てすぐ左の交差点を渡らずに左折して、春日通りを上っていきましょう。少し回り道になりますし、坂道ではありますが、段差はないので階段より歩きやすいと思います。(※こちらも厳しそうなら後述の本郷三丁目駅からのアクセスがおすすめです)

坂の途中の左手に、湯島天満宮につながる夫婦坂がありますが、こちらも階段。通り過ぎてそのまま進みます。このあたりから少し坂が急になります。

湯島天満宮春日通り。左に見える階段は夫婦坂。

道なりに進むと、「湯島天満宮入口」の交差点に着きます。

湯島天満宮

ここを左折するとすぐに大きな石の鳥居が建っています。

湯島天満宮

鳥居の横を通ってさらに進むとこの表鳥居が見えてきます。

湯島天満宮

東京メトロ 上野広小路駅や都営地下鉄 上野御徒町駅(いずれも徒歩約5分)、JR御徒町駅(徒歩約8分)も徒歩圏内ですが、方向的には湯島駅と同じなので、階段か坂道かを通ることになります。

■アップダウンを避けるなら本郷三丁目駅

坂道もちょっと大変…という場合は、東京メトロ丸の内線・都営地下鉄大江戸線の本郷三丁目駅からなら、階段や坂道を避けて行くことができます。最寄り出口からの距離は約600mあり、大人の足で8分ほどかかるので、10~15分みておいたほうがよいでしょう。

湯島天満宮最寄りの5番出口には、エレベーター・エスカレーターが完備されています。

湯島天満宮

■都バスを利用する場合

都バスを利用する場合は、「湯島三丁目」バス停が最寄り(徒歩約2分)ですが、このバス停は湯島駅に近い春日通りにあるので、アップダウンは湯島駅利用の場合と変わりません。ベビーカーを利用される場合は、「湯島四丁目」バス停で降りた方がアップダウンがありませんし、距離も徒歩5分ほどです。

■文京区コミュニティバス「B-ぐる」を利用する場合

文京区のコミュニティバス「B-ぐる」を利用する場合は、「湯島天神入口」バス停で下車すると、平たんな道で湯島天満宮参道まで行くことができます。

詳細は文京区ホームページよりご確認ください。
https://www.city.bunkyo.lg.jp/tetsuzuki/bus/b-guru/map.html
※「湯島天神入口」がある「本郷・湯島ルート」については、10月中旬より減便しています。

他にも文京区にはおまつりがたくさん!?「文京花めぐり」で楽しもう!

この記事で紹介している「文京菊まつり」の他にも、文京区には様々なおまつりがあることを知っていますか?区内の、つつじ・あじさい・菊・梅・さくらの5つのまつりは、総称「文京花の五大まつり」と呼ばれ、花の見頃期間にあわせて毎年開催されています。

文京つつじまつり

©文京区観光協会

開催場所:根津神社
開催期間:例年4月上旬~5月上旬

文京あじさいまつり

©文京区観光協会

開催場所:白山神社
開催期間:例年6月中旬土曜日~翌週の日曜日まで(9日間)

文京菊まつり

©文京区観光協会

開催場所:湯島天満宮
開催期間:11月1日~11月23日頃まで(毎年同日開催)

文京梅まつり

©文京区観光協会

開催場所:湯島天満宮
開催期間:2月8日~3月8日まで(毎年同日開催)

文京さくらまつり

©文京区観光協会

開催場所:播磨坂さくら並木
開催期間:3月下旬~4月上旬まで(16日間)

文京花めぐりは、この5つの花のまつりを中心に、1年を通じて文京区のまつりを親子で楽しめる特別企画。各まつりで、地域色があふれるさまざまな催し物や体験型イベントを実施します。

詳しくは特設WEBページをご覧ください!

文京花めぐり

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