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知立まつりがあなたを元気に。コロナを乗り切る取り組みとは?

2020/5/22
2024/5/21
知立まつりがあなたを元気に。コロナを乗り切る取り組みとは?

昨年から世界中で影響が拡大している「新型コロナウイルス」。今やテレビなどでこの話題を聞かない日はありません。
「密集しないこと」この動きは、祭りの開催にも大きな影響を与えました。
毎年3月~8月末にかけて行われている日本各地の祭りが軒並み中止に。
山車祭りが多く行われる愛知県でも、お囃子の音色が街に響くことはありませんでした。

今回は、愛知県の山車祭りの中から知立市で毎年5月に開催されている「知立まつり」をご紹介します。
何故知立まつりを紹介したいのか。何を隠そう、私の出身地は知立市。中止の知らせに大きなショックを受けました。
しかし、こんな今だからこそ、祭りで心躍らせましょう!
2019年の知立まつりを写真とともに振り返ると同時に、祭りに欠かせない「あれ」でコロナウイルスを乗り切ろうとしている人たちを紹介します!

1.知立まつりとは?

毎年5月2日と3日に行われている愛知県知立市の山車祭り、「知立まつり」。
3月29日に行われた祭り関係者が集う会議で、中止が決定。
祭りが中止になったのは第2次世界大戦以降、初となりました。

知立まつりは、1年ごとに「本祭」と「間祭」が行われています。
2020年に行われるはずだったのは、「本祭」。
高さ7メートル、重さ5トンの豪華絢爛な山車を勇壮な男たちが引き回す祭りで、「神舞(かんまい)」というお囃子に合わせて担ぎあげながら進む姿は、まさに圧巻です。
知立神社へ5台引きそろえたあとは、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「山車文楽・からくり」が奉納されます。

2.2019年の知立まつりを振り返ろう①~晴天の間祭~

2019年の知立まつりは「間祭(あいまつり)」。
間祭は本祭と違って、若い人たちが中心のお祭りで、山車は本祭と比べると一回りくらい小さいものの、山車の上に飾られている花紙などがとても華やかです。
こちらが間祭の山車です。山車の上に紙の花が飾られて山車が進むたびに揺れ動きます。
因みに、本祭の山車は「本車(ほんぐるま)」、間祭の山車は「花車(はなぐるま)」とも言います。

2019年の祭りは晴天のもと行われました。
市内5町(山町・中新町・宝町・本町・西町)から山車5台が繰り出され、多くの人が祭りに参加!

間祭の主役は若い人たちです。役割は大きく分けて2つあり、山車を担ぎ上げる「楫棒(かじぼう)」と山車の中でお囃子を奏でる「お囃子」の子どもたちです。

当日までの1か月間は、各町に設けられる「宿」に午後7時くらいから集まり、お囃子の練習をしたり、担ぎ上げる際の肩合わせをしたりします。
練習の成果であるお囃子の音色が、市内各地で響きます。

3.振り返ろう②~念願だった東海道沿いの松並木に山車引き揃え~

2019年の目玉だったのは東海道五三次沿いの松並木への引きそろえです。
知立市を通っている東海道五三次。
江戸と京都を結んでいた街道で、歌川広重が描いた浮世絵の題材にもなっています。
2019年は天皇陛下の即位を記念し、普段は引き揃えない松並木まで山車を運行。歴史ある街道沿いに初めて花車が並びました。

国道でさえも、山車が通る際には一次通行止めにするという大掛かりなこの企画。
緑の松並木に華やかな山車がよく映えました。
山車の装飾は各町によって様々です。

また、知立まつりの醍醐味と言えば、「担ぎ上げ」
曲がり角などでは、およそ4トンの山車を、「神舞(かんまい)」というお囃子の曲に合わせて、男たち8人で担ぎ上げます。
軋む山車、勇壮な男たちの表情、鳴り響くお囃子、圧巻です。

4.祭りに欠かせない「あれ」で、コロナを乗り切る!

2020年は、「本祭」が開催される予定でした。
本祭の山車は高さ7メートル、山車だけの重さでもおよそ5トンと、間祭よりも大きな山車が特徴的です。
また知立神社の境内では、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「山車文楽・からくり」が行われます。4畳ほどの舞台の上で、10人ほどの大人が操る文楽人形やからくりは、優雅でそして見所が満載です。
最近では、日本各地や外国からも観光客が訪れ、祭りに魅了されています。

大きな山車が見られるはずだった知立まつりも2020年は中止に…
そんな中、祭りに欠かせない「あれ」でコロナを乗り切ろうとしている夫婦がいます。

知立市西町に住む奥島さんご夫婦。二人とも知立まつりのお囃子を経験し、約30年祭りに携わってきました。

外出自粛が続く中、思いついたのが「手ぬぐい」を使った手作りマスクです。
祭りのときに余ったものを再利用。「何に使ったらいいか分からなかったけど、なかなか捨てられなかった。大事にとっておいてよかった」と奥島さんは語ります。
西町のシンボルは「桜」。桜を大胆に使った、華やかなマスクが完成しました。
「こんな大きくデザインしたら、祭り好きですって言って歩いてるもんだよね」と楽しそうに話していました。

町内の人や、勤務先でも手作りマスクを配布していて、手ぬぐい以外の生地でもマスクを作っていますが、祭りが好きな人たちはやはり手ぬぐいマスクを注文してくれると言います。
また、最近では西町に限らず他の町の人たちも、自分たちの町の手ぬぐいでマスクを作ってほしいと依頼があるなど活動が広がりをみせているそうです。
奥島さんご夫婦は、「これで少しでもみんなが喜んでくれたら、元気になってくれたら嬉しいです。」と話していました。
先の見えない闘いですが、今こそ祭りを力にして、皆さんも手ぬぐいでマスクを作ってみてはいかがでしょうか?

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