どうも。オサケノジャパン編集部のまっくです。緊急事態宣言下においてはなかなか飲食店で自由気ままにお酒を飲むのもままならない、昨今の困った状況。そんな現状の終息を願うべく、前向きなメッセージを発信し続ける日本酒を3つ、ご紹介します。
➀顔を上げ少しずつ前へ【酔鯨ほか】
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まだ先が見えないコロナ禍、いろいろな混乱だらけです。悲しいこと、めげること、山のように。ですが、少しずつ顔を上げ、少しずつ、少しずつ、進んでいきたい。
富山県の酒造が企画し、そのコンセプトに賛同した酒造がリレー形式でリリースしていくシリーズ。ここではアニメ映画「竜とそばかすの姫」の舞台としてもおなじみの高知県を代表する酔鯨酒造の商品をピックアップ。2021年限定で、数量も3000本のみの希望の酒。高知県産酒米「吟の夢」60%精米で日本酒度+6と、酔鯨らしい淡麗辛口の一本に仕上がっています。
ちなみに現在、富山県の桝田酒造店「満寿泉」から始まり、宮城県「伯楽星」⇒高知県「酔鯨」⇒兵庫県「龍力」⇒大分県「八鹿」⇒滋賀県「松の司」と全6酒造が参画。全種類コンプリートして、酒造ごとの個性の違いを比べてみるのも良いかもしれません。
➁もう希望しかない【笑四季】
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ユニークな商品コンセプトで知られる笑四季劇場シリーズの最新作。コンセプトは「絶望の果てにたどり着いた、希望に満ちあふれたお酒」。コロナ下における鬱屈な状況だからこそ、あえてポジティブに振り切ったメッセージが刺さります。ライト層や夏酒にはピッタリの低アル使用ながら、味わいはしっかり本格派という構えのお酒。
➂虹の応援ラベル【日高見】
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「魚でやるなら日高見だっちゃ!」でおなじみの宮城県・平孝酒造から。東日本大震災の感謝と、新型コロナウイルス感染症に絶対負けないとの強い思いを込めたお酒。「虹の応援ラベル」の由来は、イタリアの子供たちが、新型コロナウイルス感染症で外出できない中、いらなくなったシーツに「Andrā tutto bene=アンドラ トゥットベーネ(大丈夫きっとすべて上手く行く)」とスローガンを書き込んで、虹の絵を添えて窓から外に掲げ、希望を持ってがんばろうと広がっっている運動に共感したことから。ほんのりブドウのような香りに、甘味・旨味・酸味がバランス良く整ったクリアな純米大吟醸に仕上がっています。
今回のオマツリジャパン
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最後に、コロナ終息の願い、「疫病退散」というテーマで奇祭についてもご紹介。例年なら毎年4月の第2日曜、京都の玄武神社や今宮神社で開かれる「やすらい祭り」です。京都の三大奇祭の一つとされ、「花鎮めの祭」とも呼ばれます。桜の散る時期に流行るとされる疫病を鎮めるため、疫病の根源を桜や椿で飾った花傘に集め、疫社に封じ込めるお祭りです。鮮やかな赤い衣装をまとって、赤毛や黒毛の赤熊(しゃぐま)をつけた子鬼や大鬼たちが、鉦や太鼓を打ち鳴らし、ざんばら髪を振り乱して踊りつつ街中を練り歩きます。