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大宝八幡宮あじさい祭りが開催中!神苑を彩る約300種・4,000株の初夏の花

更新日:2023/6/12 obaq
大宝八幡宮あじさい祭りが開催中!神苑を彩る約300種・4,000株の初夏の花

例年6月中旬から7月上旬に茨城県下妻市で開催される「大宝八幡宮あじさい祭り」

日本では鎌倉に幕府が設立されてから数百年間、武家によって統治されました。全国各地には武運の神「弓矢八幡」を祀る八幡宮が4万社以上も造営されています。茨城県下妻市に社殿を構える大宝八幡宮は、関東地方で最古の八幡宮です。境内には社殿の他にあじさい神苑が設けられており、例年6月中旬から7月上旬には初夏の彩りで包まれ、「大宝八幡宮あじさい祭り」が開催されています。2021年は6月19日~7月4日の期間で行われています。

2021年の「大宝八幡宮あじさい祭り」のポスター

三ノ鳥居の下に立つ「大宝八幡宮あじさい祭り」の幟

拝殿前に設置された茅の輪の袂に立つ「大宝八幡宮あじさい祭り」の幟

8世紀に創建された関東地方で最古の八幡宮

大宝八幡宮は701年に藤原時忠が、筑紫国宇佐の八幡神を勧請し創建したと伝わります。鎌倉時代に編纂された『吾妻鏡』には下妻宮の名で記されています。1795年には光格天皇より拝殿の額字と御紋付幕を賜っています。拝殿に向かう石畳の道の左右から、あじさいが社殿を彩ります。

大宝八幡宮の拝殿

光格天皇より賜った拝殿の額字と御紋付幕

拝殿の左右を彩るあじさい

拝殿の左右を彩るあじさい

年ごとに微妙に色彩が変化する約300種、約4,000株のあじさい

「大宝八幡宮あじさい祭り」のメイン会場となるあじさい神苑は、拝殿の北東に広がります。苑内には約300種、約4,000株のあじさいが育っています。自然の交配や土壌の酸性濃度の変化などにより、年ごとに微妙に色彩が変化します。大宝八幡宮の境内は南北朝時代には、大宝城が建っていたため土塁の跡も残り、斜面にはあじさいが立体的に重なり合います。「大宝八幡宮あじさい祭り」の期間中には、あじさい神苑に育つ品種や境内マップが両面に描かれた団扇が配布されるので、有効に活用することができます。

「大宝八幡宮あじさい祭り」の期間中に配布される団扇

「大宝八幡宮あじさい祭り」の期間中に配布される団扇

あじさい神苑の入口

あじさい神苑の入口

あじさい神苑の遊歩道

あじさい神苑の遊歩道

あじさい神苑

あじさい神苑

あじさい神苑の中央の広場

あじさい神苑の中央の広場

あじさい神苑の中央の広場

例年の「大宝八幡宮あじさい祭り」のイベント

2021年の「大宝八幡宮あじさい祭り」では新型コロナウイルス感染防止のため、流鏑馬神事、野点などのイベントは中止となりましたが、神社の表玄関の三ノ鳥居から随身門に向かう参道沿いには日用品やアクセサリを販売する露店が出店されています。三ノ鳥居の袂のゑびすやでは、厄除けだんごや開運巻などのスナックや軽食を味わうことができます。

三ノ鳥居

随身門

あじさいで彩られる随身門

日用品やアクセサリを販売する露店

ゑびすや

ゑびすやで販売する厄除けだんご

ゑびすやで販売する開運巻などのスナック

大宝八幡宮に公共交通機関を利用して訪れる場合の最寄り駅は、関東鉄道常総線の大宝駅です。大宝駅からは北東に300メートル足らずです。

関東鉄道常総線の大宝駅

大宝駅に停車する関東鉄道常総線の車両

あじさいで彩られる大宝駅

茨城県下妻市に社殿を構える大宝八幡宮は、701年に創建されたと伝わる関東最古の八幡宮です。境内にはあじさい神苑が設けられ、例年6月中旬から7月上旬には初夏の彩りで包まれます。苑内の約300種、約4,000株のあじさいは、年ごとに色彩が微妙に変化します。

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
2010年より旅行系のフリーライターとして各種メディアで記事の執筆を行っております。「おまつり」には各々の地域の歴史や伝統、文化が凝縮しています。関東地方で開催されている「おまつり」を中心に、その魅力を紹介して参ります。

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