新潟県長岡市と言えば、8月2・3日の長岡大花火が有名ですが、花火の街だけあって、小規模ながら冬花火も各地で打ち上がります。今回は1999年に始まり、毎年2月の最終土曜日に開催されている、えちごかわぐち雪洞(せつどう)火ぼたる祭についてのレポートです。
お祭り会場は川口運動公園になります。今年は特に雪が少ない長岡市ですが会場内は一面の雪景色なので長靴必須でした。場所によっては雪が深い場所もあり、腰の近くまで埋まって自力で抜け出せなくなり、知人に助けて貰った事は内緒ですw
まず会場に入るとうまいもの屋台として、越後川口の特産品を中心とした屋台が並んでいます。他の地域から祭りを見に来た人にとっては、こう言った地元ならではの屋台が非常に有り難いです。17時から行われる抽選会のシールが貰える事もあって大盛況でした。
その中で食べ物ではありませんが、本部テントの横にあるメッセージキャンドルの屋台が気になりました。1個100円で販売されており、購入後は隣のブースでキャンドルを入れる紙コップに文字や絵を入れる事ができます。こちらも勿論、抽選会の対象になります。
書き終わったら少し離れた場所にあるテントに持って行きます。雪で作られた台座はハートの形に並んでいるので、恋愛関係のメッセージキャンドルかなと思ったのですが、色々な願い事が書かれていました。
勿論、キャンドルはこれだけの訳がなく、雪洞や巨大な雪山に無数に設置されています。これだけの数を辺りが暗くなってから点火では遅い様で、15:30からと結構早い時間から点火されていました。
また、今回は長岡市内で用事があったので、到着が遅くなってしまいましたが、日中には5人1組で制限時間内に雪をひたすら積み上げて高さを競う雪積み合戦など様々なイベントが行われていた様です。これだけ見たら雪で作られたオブジェかなと思ってしまいますよね?
17:00からはステージでシールラリー抽選会が行われます。うまいもの屋台やメッセージキャンドルの購入で集めたシールにより賞品が当たります。賞品も色々と用意されていたのですが、途中で帰ってしまったのか会場にいない人も多く、度々再抽選が行われていました。もったいない。。。
18:00からはフィナーレの雪上花火。まだ空が明るかった様で少しだけ時間を遅らせての打ち上げ開始となりました。花火を担当するのは小千谷煙火興業。最大4号玉になります。いつも天候に恵まれていない様でしたが、今年は例年になく良かったそうです。
また、今回の花火は初めて長岡花火財団とのコラボレーション企画になります。最近は8月2・3日の長岡大花火だけでなく、秋や冬にも長岡花火財団の主催する花火があったりと「花火のまち長岡」を盛り上げる為に頑張っている様です。
ミュージックスターマイン back number「ヒロイン」
花火が終わるとイベント終了になるので徐々に人が減っていきますが、その代わり、ゆっくりと雪灯りを楽しむ事ができます。長岡市では夏にはホタルがあちこちで見られる事でも有名でもあり、キャンドルの灯りが雪原一帯を照らす光景をホタルに例えています。この火ぼたるは、燃え尽きるまで置いておき、翌朝に片付けるのだそうです。
また昼間からみんなで作っていたメッセージキャンドルが続く道には、青色のLEDによるキャンドルロードがひときわ目立ちます。無事にキャンドルに込められた想いは届いたかな?
今回のまとめ
越後長岡6大冬まつりの一つでもあるえちごかわぐち雪洞火ぼたる祭。他にも、とちお遊雪まつり、スノーフェスティバルin越路、長岡雪しか祭り、おぐに雪まつり、古志の火まつりと、スタンプラリーまで行われている様です。
雪国での暮らしは雪かきや雪下ろしなど日々の大変さはありますが、冬を快適に過ごすには雪と上手く付き合っていく事が必要なんだなと感じました。