※ちなみに私の出身、東京都福生市では「どんと焼き」でした。
・「左義長」の語源、由来
起源は諸説あるが、有力なものは平安時代の宮中行事に求めるもの。当時の貴族の正月遊びに「毬杖(ぎっちょう)」という杖で毬をホッケーのように打ち合うもの(「打毬」)があり、小正月(1月15日)に宮中で、清涼殿の東庭で青竹を束ねて立て毬杖3本を結び、その上に扇子や短冊などを添え、陰陽師が謡いはやしながらこれを焼いたという行事があり、その年の吉凶などを占ったとされる。(中略)毬杖(ぎっちょう)3本を結ぶことから「三毬杖(さぎちょう)」と呼ばれた。(Wikipedia-左義長)
・「どんと」の語源、由来
まあ正直ドンというよりはパンに近いんですけど、かなり大きな音な上にいきなり鳴るので、ドンくらいの衝撃はあります。
・左義長は何を目的としてる行事なの?
◆ 年の初めに行うことでその年の無病息災を願う
◆ 昨年買った破魔矢など役目を終えた神具を燃やし、天に還す
・【ヤケド注意】ウンチクよりもインスタ映えだ!各地の左義長画像!
…いやそういうレベルじゃねえ!!
だるま、だるま、だるま…!!
※ちなみにだるまの目が潰れることを縁起悪とし、だるまを燃やすことが禁じられている地域・寺社もあるのでご注意を!
ほらまたすぐ裸になるー!!
仙台市の大崎八幡宮など、左義長と裸祭りが一緒になるものもあります。
寒そうで、熱そうで…!!炎と身体のコントラストが力強い!
宮城県の石越町ではどんと焼きに合わせて奉納花火も打ち上がるそうです。
一度で二度おいしい!得した気分!!
炎によってやぐらが崩れ、静かな炎が鎮火を待ちます。このくらいになるとやっと落ち着いて眺めることができそうですね。
・まだ間に合う!全国の左義長ご紹介
左義長は1月7日~15日に行われるものが多いですが、地域によって旧正月である2月やそれ以降に行われるものもあります。ここでは今からでも間に合う左義長をご紹介します!
◆ 勝山左義長まつり(福井県 勝山市)
日時:2019年2月23日(土)・24日(日) ※どんど焼きは24日(日)の20:00~
場所:福井県勝山市 弁天緑地公園
勝山市で奇祭と言われる勝山左義長祭りは、二日間に渡って行われ、二日目の夜、どんど焼きでフィナーレを飾ります。
日中は市街地に12ものやぐらが立ち、その上で三味線、笛、太鼓でお囃子を奏で、陽気に踊ります。
◆ 近江八幡 左義長まつり(滋賀県 近江八幡市)
日時:2019年3月16日(土)・17日(日)
場所:滋賀県 日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)周辺
あの織田信長が参加したと言われる左義長まつり!地元では奇祭として知られ、多くの人で賑わいます。男性が女性のように化粧や長襦袢を羽織って参加する風習もあり、これは織田信長がその正体を隠して参加したことが期限と言われています。
もしかしたら長襦袢の参加者の中に信長が紛れているかも…?ああロマンが止まらない!
◆ 岩屋寺 大祭 左義長 お焚き上げ(愛知県 南知多町)
日時:2019年2月17日(日)
場所:愛知県知多郡南知多町 尾張高野山宗 総本山 岩屋寺
知多半島最大級の左義長!毎月17日に護摩法要を行っており、特に毎年2月17日にはお焚き上げを行います。ここ岩屋寺では他のように円錐形の櫓ではなく、キャンプファイヤーのような形の櫓に火を点けます。
さらに、このお焚き上げの炎で餅を炙って食べると、一年間無病息災でいられると言われています!有難し!
ちなみにあまりの熱さに近寄れないので、みんなあの手この手と炙り方を工夫されるそうです(笑)。ヤケド注意ですよ!
・まとめ
いかがでしたか?お正月から全国各地で、大炎上が巻き起こっていますね!
地元の左義長はもちろん、旅行と一緒に楽しみたい方も、是非気になる土地に足を運んでみてくださいね。それではまた!