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【袋田の滝の紅葉】四段に分かれて水が落下する日本三大名瀑を彩る渓谷

更新日:2020/11/21 obaq
【袋田の滝の紅葉】四段に分かれて水が落下する日本三大名瀑を彩る渓谷

日本三大名瀑の一つに数えられる袋田の滝

日本は国土の4分の3が山間部になっているので、河川の長さは短く川幅も狭くなっています。大きな高低差を流れ落ちる滝も数え切れません。茨城県の大子町にある袋田の滝は、華厳滝、那智滝とともに日本三大名瀑の一つに数えられています。滝が最も美しいのは例年11月上旬から11月中旬にかけての紅葉の時期でしょう。2020年は滝の周辺が色づきはじめる11月1日から2021年1月31日にかけて袋田の滝が、「大子来人~ダイゴライト~」と称して夜間にライトアップされます。

日本三大名瀑の一つに数えられる袋田の滝

「四度の滝」とも呼ばれる袋田の滝

平安時代に歌僧として活躍した西行法師は袋田の滝の魅力を、「花もみち 経緯にして 山姫の 錦織出す 袋田の瀧」と詠いました。流れ落ちる滝の水が大岩壁を四段に落下していることから「四度(よど)の滝」とも呼ばれています。高さ約120メートル、幅約73メートルの規模を誇っています。

「四度(よど)の滝」とも呼ばれる袋田の滝

袋田の滝に公共交通機関を利用して訪れる場合には、JR水郡線の袋田駅から路線バスに乗車し、滝本停で下車することになります。

袋田の滝の最寄りのバス停の滝本付近

滝本からは滝川に沿って上流に向かいます。

滝本

滝本を囲む渓谷

袋田を流れる滝川

袋田を流れる滝川

滝川の河原

袋田の滝を間近に眺めることができる2つの観瀑台

滝川沿いに数百メートル歩くと、渓谷の中に観瀑トンネルが設けられています。

渓谷の中に設けられる観瀑トンネルの入口

渓谷の中に設けられる観瀑トンネルの中

観瀑トンネルは長さ約280メートルで袋田の滝の真下まで続き、出口は第1観瀑台です。滝壺から僅か10メートル程に迫る位置にあるので、水しぶきや滝が流れる落ちる音を間近に感じることができます。

観瀑トンネルの出口に設けられた第1観瀑台

第1観瀑台から見上げる袋田の滝

第1観瀑台から見上げる袋田の滝

第1観瀑台の奥で渓谷の中を上下するエスカレーターで、約50メートル上ると第2観瀑台です。3つのデッキからは、四段に流れ落ちる袋田の滝の全景を見ることができます。

第1観瀑台と第2観瀑台を繋ぐエスカレーター

第2観瀑台の目の前で流れ落ちる袋田の滝

第2観瀑台の目の前で流れ落ちる袋田の滝

第2観瀑台の目の前で流れ落ちる袋田の滝

袋田の滝は岩盤に沿って、白糸のように穏やかな白いラインを描きながら水が流れ落ちることが特徴と言えるでしょう。滝の左右の渓谷は、紅葉で鮮やかに彩られます。

白糸のように穏やかな白いラインを描きながら水が流れ落ちる袋田の滝

袋田の滝の左右の渓谷

袋田の滝の左右の渓谷

観瀑トンネルの中にはカップルのためのスポットが準備されています。「恋人の聖地」には、台座の上に2羽のオシドリが向き合い、ハートを形作るモニュメントが設置されています。

「恋人の聖地」のモニュメント

「恋人の聖地」からの眺望

観瀑トンネルの出口の南から滝川の上に吊り橋が架けられています。

観瀑トンネルの出口

第1観瀑台から眺める滝川上の吊り橋

滝川に架かる吊り橋

滝川に架かる吊り橋

滝川に架かる吊り橋

渓流越しに袋田の滝を眺めることができる吊り橋

吊り橋からは渓流越しに袋田の滝を眺めることができます。

滝川に架かる吊り橋

吊り橋からの眺望

吊り橋から眺める袋田の滝

吊り橋から眺める袋田の滝

吊り橋から眺める袋田の滝

吊り橋から眺める袋田の滝

吊り橋の南からは観瀑トンネルの対岸に、渓流散策コースの遊歩道が整備されています。

観瀑トンネルの対岸に整備された渓流散策コースの遊歩道

観瀑トンネルからバス停に向かう通りには、数多くの飲食店や土産物店が軒を連ねています。飲食店では奥久慈軍鶏や、常陸秋そばなどのご当地グルメが味わえ、土産物店では地元の特産品のこんにゃく、ゆば、みそなどを買うことができます。

滝本地区に軒を連ねる飲食店や土産物店

滝本地区に軒を連ねる飲食店や土産物店

日本三大名瀑の一つに数えられ茨城県の袋田の滝は、滝の水が大岩壁を四段に分かれて落下していることが特徴です。「四度(よど)の滝」とも呼ばれる滝の左右の渓谷は、例年11月上旬から11月中旬にかけて鮮やかな紅葉で彩られます。色づきが始まる時期から翌年にかけて、袋田の滝は夜間にライトアップされます。

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
2010年より旅行系のフリーライターとして各種メディアで記事の執筆を行っております。「おまつり」には各々の地域の歴史や伝統、文化が凝縮しています。関東地方で開催されている「おまつり」を中心に、その魅力を紹介して参ります。

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