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多古町の水田を潤す栗山川の河川敷に整備されたあじさい遊歩道
日本人が主食としている米には、数多くの品種があります。中でもコシヒカリは人気の高いブランドとなっています。全国各地の農家で栽培され、千葉県北東部の香取郡多古町の特産品となっています。地域の水田を潤す栗山川の河川敷には、あじさい遊歩道が設けられ、例年6月上旬から下旬にかけて水辺を彩ります。「ふるさと多古町あじさい祭り」が開催され、2019年には6月9日に行われましたが、2020年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止となりました。イベントを楽しむことはできませんが、マスクを着用してソーシャル・ディスタンスをキープしながらあじさい遊歩道を散策することができます。
成田空港から抜群のアクセスの道の駅「多古あじさい館」
「ふるさと多古町あじさい祭り」の中心会場となるのは、道の駅「多古あじさい館」です。成田空港第2ビルから「道の駅多古」行きのシャトルバスが運行されており、空港から25分前後のアクセスとなります。道の駅は、国道296号と栗山川が交差する多古大橋の袂に位置します。河原には、あじさい遊歩道が整備されています。
約1万株のあじさいが水辺を豊かに彩る遊歩道
あじさい遊歩道の全長は600メートル前後で、約1万株のあじさいが水辺を豊かに彩ります。あじさいは多古の町の花に指定されており、町に恵みをもたらす栗山川に感謝の気持ちを伝えているかのようです。
あじさい遊歩道の北にはあじさい公園が整備され、静かな水面を湛える池や四阿が設けられています。
魅力的なイベントが行われるあじさい公園の野外ステージ
あじさい公園の中心には、テント張りの屋根が幾何学模様を描くような野外ステージが設置されています。「ふるさと多古町あじさい祭り」の開催時には栗山川沿いに咲くあじさいの花を背景として、オープニングセレモニーの「多古米奉納式典」に加えて数々のステージイベントが行われます。
皇室献上米に選ばれる「多古米コシヒカリ」
あじさい祭り」のメインイベント「多古米振舞行列」では、多古町の特産品「多古米コシヒカリ」が無料で配布されます。2020年は中止となりましたが、道の駅「多古あじさい館」で購入することはできます。「多古米コシヒカリ」は江戸時代には徳川幕府の献上米となったばかりでなく、現代でも皇室献上米ともなっているのです。ミネラル分が多く粘土質な多古町の土壌が名米を育てると言われています。
道の駅「多古あじさい館」の特産品売場では、「多古米コシヒカリ」の他にも、多古米の加工食品が数多く並んでいます。
あじさいの花を眺めながら「多古米コシヒカリ」を味わいたくなれば、道の駅「多古あじさい館」の「キッチンTAKO」に入ると、多古米をはじめ、多古産やまと芋、元気豚、新鮮な地元の食材を使ったメニューが揃っています。
また、道の駅「多古あじさい館」2階の情報コーナーに行けば、多古町の特産品や文化を深く知ることができます。
千葉県香取郡の多古町で生産される「多古米コシヒカリ」は、皇室献上米に選ばれる特産品です。町の水田を潤す栗山川の河原では、町の花のあじさいが植栽され、あじさい遊歩道が整備されています。例年6月上旬から下旬にかけて水辺を彩り、「ふるさと多古町あじさい祭り」が開催されています。まつりのメインイベントとなる「多古米振舞行列」では、「多古米コシヒカリ」が無料で配布されます。